2020.10.17

ドラマ「パンとスープとネコ日和」を見て、1話の途中でやめてしまった。

主人公のアキコは長年出版社に勤務し、上司にも後輩にも担当作家にも信頼される編集者。実家の1階で定食屋を営んでいた母親が急死。店をどうするか悩んでいるところに、突然経理への異動を命じられる。本が作れないならこの会社にいる意味はありませんと退職したアキコは、店を始めることを決める。

出演者がかぶっているからか、かもめ食堂に雰囲気が似ている。アキコが中年なのに次も決めずにあっさり仕事を辞められるのは、きっと貯金がたくさんあるんだろうなと思ってしまう。持ち家だから家賃はかからないだろし、店を始めるのも居抜きだし、家賃もかからないし、なんというか、お金の心配なんて無縁の世界なんだなと思ってしまった。そういう設定なんだから、それを楽しめばいいんだろうけど、素直に楽しめない。嫉妬かもしれない。こっちなんて仕事をずっと辞めたいと思っているのに転職は決まらないし、決まらないと家賃払えないから辞められないし、などなど、いくらでも出てきそうなのでやめる。アキコは店はじめるのに結構大規模な改築するし、銀行に融資頼んだ感じもないし、どんだけ貯めてたんだろう。

以前見た映画で、全然収入なさそうなのに食べるのにも困ってなくて、将来にも不安がないワイン作りの映画があって、それを見たとき、今回みたいな感想を抱いたのだけど、前からワイン作りに興味のあった知人が、同じ映画を見て勇気づけられ、畑を買って仕事を辞めて引っ越してワイン作りを始めたことがあった。同じ映画を見ているのに受け取るものが全然違う。色々な要因があって映画だけで決めたわけじゃないだろうけど、うらやましかったも事実。映画見て影響受けて仕事辞めたって、憧れなんだけど、性格上無理。

もたいまさこさんが近所の喫茶店ハッピーのママ役で出てるんだけど、制服のデザインがかわいくて、もたいさんに似合っている。タイツも靴も茶色でそろえてておしゃれなの。