2020.10.27

「THIS IS US」シーズン2見終わり、シーズン3へ突入。感想にはネタバレがあります。

ケヴィンが飲酒運転で捕まってしまい、リハビリ施設へ入ることになる。そこでセラピストから家族を呼んで気持ちを聞いてもらうという提案を受け、家族がケヴィンの元に集まる。セラピーは受けたことがないので、分からないんだけど、こんな風に八つ当たりみたいに相手に感情をぶつけるって、効果があるのかなと思ってしまった。ドラマの中では、その後個別に時間を持つことでうまく収まっているけど、言われたことも言ってしまったことも消えないし、わだかまりが残るような気もする。個人的には人に相談したり、誰かに聞いてもらうよりは、一人で自分の内面を探るという方法が合っているので、スーパーボウルの日にケヴィンが一人でジャックのお気に入りの木に話しかけるっていうシーンがよかった。あと、ランダルが個人個人かけているメガネが違うから、同じ出来事も違って見えるって言ってて、そうだよなと思った。

リハビリ施設にはミゲル、ベス、トビーも来ていたが、セラピストから家族だけと言われ追い出されてしまう。これは、ピアソン家のつながりの強さを3人に改めて突き付けて、そこに入っていけないって強く感じさせることになるんだけど、ちょっと意地悪な脚本だなと思ってしまった。3人ともとっくにわかってるって。シーズン2も回を追うごとにいい人に書かれていると感じていたこの3人が、色んな側面見せてきて面白くなってきた。特にベス。マジックマイクで盛り上がったり、いとこのゾーイとケヴィンの仲を疑う様子がおかしかった。ベスはケヴィンがゾーイを悲しませるから付き合うなって言うのかと思ったら、逆だった。ゾーイがケヴィンによくない影響を与えるみたいな感じで、これがシーズン3のケヴィンの試練なのかな。シーズン2の終わりくらいから、シーズン3の序盤で、大人になったテスがちらほら出てきて、いい感じに嫌な感じを与えてくる。ランダル「会いに行こう」テス「まだ心の準備ができていない」からの、ベッドにいるトビー、画面が引くと隣は空っぽ、クッションだけって画とか、え、なになに、気になる、怖い、何、って感情振り回されてみてる。トビーは妊娠のためにうつの薬の服用をやめてしまって心配。

シーズン3に入って、ジャックとレベッカの初デートが描かれたり、ウィリアムとアパートの住人との交流が描かれたり、時系列がいったりきたりで、脚本大変そうって思っちゃった。最初描いた段階ではどこまでの構想があったんだろう。ウィリアムはシーズン1で亡くなってしまってもう出ないと思っていたから、2でも3でも出てきて嬉しい。