2020.11.2

「バチェロレッテ」週末に全部見終えた。

結末については、萌子さんだったらありうる選択だなと思った。スタジオでも言われていたけど、最後のローズセレモニーは顔つきが違ったもんね。

最後の2人は杉ちゃんと黄さんという対極な2人。2人見て、学生時代に友達にどういう人と結婚したいかって話題になったときのことを思い出した。私が一緒にして落ち着く人、友達が一緒に成長できる人って言った。私はそういう人が好みだから、杉ちゃんといるときのリラックスした萌子さんを見て、杉ちゃんを選んでほしいなと思った。でも、萌子さんって、一緒に成長したいって思うタイプのような気がして、黄さんを選ぶんだろうな思った。

この決断はそうとう勇気いったと思うよ。言ってしまえば、どっちか選んだ方が楽なんだよね。番組のルールだし、スタッフにも迷惑かけないし、スタジオで文句も言われないし。スタジオで言われていた、今は分からなくてもこの先一緒にいてから決めてもいいのではってことは、萌子さんも考えたと思う。周りが言うアドバイスはだいたい考えたと思うよ。杉ちゃんを選んでも、黄さんを選んでも、どこかに違和感が残って、でも選ばないといけない状況なら、とりあえずどちらかを選ぶというのは、私としてはありな選択だと思うのだけど、それを妥協と思ってしまう萌子さん。妥協でもいいと思うんだけど、そうできないところが萌子さんらしい。自分が同じ立場なら、杉ちゃん選ぶのは、好みだからというのもあるのだけど、正直に言えば、やっぱりどちらも選ばないという選択をしたときの周囲の反応が怖いからでもある。現にスタジオでも男性陣の反発がすごかった。ネットの感想見ても、同じような批判がある。批判されるのは想像がつく。そうなるであろうスタジオに来るというのはそうとう勇気のいることだ。萌子さん怖かったと思うよ。でも、堂々と、言い訳もせず、これは私の人生で、私が選択すると言った。あなたを納得させる必要はないと言った。そして、萌子さんは謝らなかった。私はこの姿勢に感動した。多分萌子さんが男性陣の批判に対して謝れば、あそこまでヒートアップしなかったと思う。でも、相手をヒートアップさせないために謝るって、おかしくないか。自分より体格もいい男性に怒鳴られたら絶対怖い。萌子さん少し震えているようにも見えた。そうとう頑張って答えてたんじゃないかと思う。あなたを納得させるために選択はしていない。本当にそうだ。キャプテンマーベル思い出しちゃった。そして、謝らなかったのは、もうひとつ、彼女も言っていたように、本気で男性陣に接していたからだと思うんだよね。最後まで自分の意思で行動した萌子さんに、私は拍手を送りたい。

マラカイと萩原の悪意ある物まねは最低。ホモソーシャルなノリをあの場でしていいと判断したのは、普段から平気でやっているからなんだろう。もし、黄さんと瀬戸口さんが彼らと距離を置こうとした理由が、このホモソーシャルなノリへの批判があるのだとしたら、2人の行動の見かたも変わってくるな。萌子さんの選択をローズと北原さんが支持していて、それをあの場で声に出してくれるって心強いことだ。萌子さん嬉しかったと思う。そして、杉ちゃんからの告白。花びらに託した思いにぐっときた。黄さんは何となくだけど、未練もなくすっきりして見えた。

下山さんの質問が的を得ていて、一人で選択するのは苦しくなかったですかとか、この人と結婚するってどうしたらわかるんですかとか。本当、この人と結婚するとか、この仕事をするとか、この家に住むとか、人生の選択はどうやったらわかるんだろう。選んだものを正解にするっていうのもなるほどと思うし、違うと思ったときに執着なく手放せるのもすごいと思う。結局自分で決めて、自分で選ばないといけないんだよね。興味本位で見始めたけど、すごく色々考えることができる番組だった。考えるの好きだから楽しかった。バチェラーも見てみようかしら。