2020.11.11

こないだ美容室に行って髪を短くしたとき、担当に相談して、前髪を伸ばすことにした。前から伸ばそうと思ってたけど避けていたのは、眉毛だ。眉毛がうまく書けない。左右が対象にならないし、日によって形も太さも違う。前髪を片方に流して、方眉が出ないようにごまかしていた。

伸ばそうと決めたのは、眉の問題が解決したからだ。数か月前に眉の書き方を教えてくれるところに行ったのだ。前から気になってはいたけど、美容室に対して抱いていたコンプレックスというか、勝手な劣等感というか、そういったものを、自分がきれいになること、それを助けてくれるところや物に対しても思っていた。ここもそう。中年になってそういったことも薄れてきたし、やりたいんなら早くやったほうがいいので、行ってきた。

どんな眉にしたいか聞かれて、直線的な眉にしたいと希望した。私の骨格からいくと、眉山を結構しっかり取るため、希望するようなストレート眉は難しかった。その中でもストレートに近づくようにしてくれた。3回目に行ったとき、もう少し眉山をしっかり取ったほうが顔が締って見えるとアドバイスをもらい、そうしてもらった。眉の形だけでみると、正直前の直線的なほうが好みなのだけど、顔全体で見るとアドバイス通り、すっきり締って見える。うう、悩ましいけど、すっきり見せたいので今の眉でいこうと思う。私の眉は、片方が上がりすぎ、もう片方が太すぎになってしまうので、描くときに、片方は平らに平らに、片方は細く細くと念じながら描いている。これはなかなか効く。前髪が伸びる前に、より左右対称に描けるようになろう。

今回担当してくれた人が、面白い人だった。コロナでストレス多いですよねって話から、担当さんが「私は眉がうまく書ければ、もうそれでよしとなれます」って。洋服が好きでよく行くお店の店員に、その眉は自分で描いてるんですかって聞かれて、「はい、眉でご飯食べてますから」って言いました。とか。なかなか個性的な眉の形で、色もちょっと濃いボルドーって感じで、まず眉が目に入って、おしゃれな人だなって印象を受けた。好きなことでご飯食べられてていいなって思った。指名はできないから、またその人にあたったらいいな。

私は、このストレスの多い時期に、これがあれば、これができれば、それで幸せと言い切れるものがあるかなって、考えて、本が読めれば、映画が見れれば、ドラマが見れれば、ひとりの時間が持てれば。思いつくは思いつくんだけど、これは今、できてるんだよな。十分幸せなのかもしれない。