2020.12.26

今日は昨日書くはずだったイベントのことを書こうと思っていたが、また延期。

昨日初めて「風の谷のナウシカ」を見た。有名な作品だから何となく内容は知っていたけど、ちゃんと見たのは初めて。

冒頭、怒りにとりつかれた王蟲(これ、変換で一発で出るのね、すごいね)が出てくる。それは赤い目をしている。ナウシカによって怒りを収められた王蟲は青い目になる。ナウシカは優しい。蟲に対しても敵に対しても、優しさで対応しようとする。そして、ナウシカは青い服を着ている。最初で、赤は怒り、青は優しさ、愛情という図式が描かれている。

途中、ナウシカの服が変わる場面がある。ペジテの市長に監禁されたとき、逃がしてくれるために身代わりになる少女と洋服を交換する。その洋服が赤なのだ。その服を着て風の谷に向かうナウシカは、途中、王蟲の群れを見る。王蟲は目を赤くして怒っている。王蟲を谷に向かわせるため、子王蟲を傷つけ吊るして、王蟲たちをわざと怒らせていたのだ。その酷さにナウシカは怒り、子王蟲を吊るしていた兵士に銃を向ける。それまでのナウシカは怒りを露わにしない。例えば、谷を襲うというペジテの市長には攻撃をやめるように「頼む」。しかし、赤い服を着たナウシカは、怒りを露わにし、兵士たちを銃で脅す。今までのナウシカとは違うなと思った。

赤い服は、また青に変わる。傷ついた子王蟲に寄り添うナウシカ。その子王蟲が流す体液が青で、それによりナウシカの服は青く染まる。そして、洋服の胸の位置に石があり、それは赤いままだ。怒りを胸に抱き、優しさを纏ったナウシカは、子王蟲を守ることで、王蟲たちの怒りを鎮め、谷を守る。

赤は怒り、青は優しさ、愛情というのは、なんて素敵にジャパネスクで、瑠璃姫と吉野の君の会話で出てきたなと思い出して懐かしかった。

ナウシカもののけ姫ぽいなと思った。クシャナ様が、もっと活躍してもいいようなキャラなのにもったいない。ナウシカは赤の涙型のイヤリングをしていて、クシャナ様は青の同じ形のイヤリングをしている。だから2人は裏表として書かれるのかなと思っていたのに特になく、クシャナ様の片腕ないエピソードも広がらないまま終わる(MMFRのフュリオサみたいと盛り上がったのに)。もったいない。原作の漫画はもっと長いらしいので、気になってきた。