2021.1.17

木曜日から調子が悪い。金曜日はまあよかったけど、昨日の午後からまた悪化。今日は不調。

「女は40から」

去年読んだ「ステレオタイプの科学」の内容を思い出して、日記に書いてみた。「女は40から」。この本はステレオタイプが引き起こす弊害と対応策を調査したもの。例えば、女性は数学が苦手というステレオタイプがある。著者の大学では確かに数学の成績にその傾向があった。実験で、女性が数学が苦手ではないという話を聞かせたり、それを示す映像を見せてから試験をすると、女性の成績が上がるという結果が出た。このステレオタイプは本人が認識しているしていないにかかわらず、パフォーマンスに影響してくるという。この本の中に、ある実験が出てくる。黒人は白人より成績が悪いというネガティヴなステレオタイプがある。とある教室で、自分の信じる価値観を2,3挙げ、その理由を短い文で書かせるという実験を行ったところ、それを実行した黒人生徒の成績が上がったという。というわけで、上記の価値観を日記に書いてみた。

この言葉は、「この女、ジルバ」というドラマに出てくる。池脇千鶴さん演じる笛吹新が40歳になった誕生日から始まる。仕事も左遷させられ恋もしばらくしていない、何にもうまくいかないと嘆いているところ、ホステス募集、40歳以上の張り紙を見て、勢いで店に入り、見習いホステスとして働き始める。そこでママや先輩ホステスから、40なんてまだまだ若いと励ましてもらい、新しいことに挑戦しながら、本人も自信をつけていく、というお話。ママを演じているのが草笛光子様。この店、私も通いたい。何か新しいことやろうとすると、誰が言ってくるんじゃないけど、いい年してなにしてるのとか、年考えたらとか、その年で初めてどうなるのって、これがステレオタイプ。どうしたって若くはなれないんだから、この年と付き合っていくためには、ステレオタイプに引っ込んでいてもらおうという作戦だ。うまくいくといいな。