2021.1.18

引き続き調子が悪いので、その時ああすればよかった、なんでこうしなかったんだろうばかり考えてしまう。たとえああしていても、今よりよくなっていたりとか自分が望んでいた今になっているかは分からないのに、ああすればよかったと後悔する時、考える未来はたいていうまくいっている。逆にこれからこうしようの選択の先は、たいていうまくいかないシナリオだ。

合理的な選択ってできるものなのだろうか。メリットとデメリットを比較して、様々な選択肢を比較検討して、これだと思って選んでも、今回みたいにコロナがきたら一気に変わってしまう。私だって、コロナがなかったら転職してたのに。いや、知らんけど。おととしの末くらいから探して、1月の終わりに1件応募した。その頃はコロナが流行っていなかったのに、1次面接の案内が来た頃にはもう流行していて、急遽WEB面接になった。でも2次は事務所に来てくださいと言われた。応募した仕事はリモートワークはできない職種だったので、実際に現場を見て、ためらった。何件か応募も検討していたけど、結局どこも出さなかった。コロナに対する不安とストレスで、今転職活動なんてしている場合じゃないだろうとも思った。結局2次で落ちたけど、落ちたとメールが来た時は、正直ほっとしたのを覚えている。ストレスに強い方ではないから、このストレスが強い時期に環境を変えることに不安があった。合理的な判断をしたつもりで、この時期に転職活動をしようと決めていたのにコロナのせいでぱあになった。(コロナなくても落ちてたかもだけど)

ディスタンクシオンのテキスト読んで、その人にとっての合理的が、決してその人のためにならない選択であってもしてしまうというのを知って、ますます合理的な選択ってなんだろうと考えている。どうして私は合理的な選択ができれば、自分にとってよりよい、望む未来になると信じているんだろう。その時は合理的だと思っても、後から考えたら間違ってたことだって沢山あるのに、それは後付けで合理的じゃなかったからって思って納得してるんだろうか。そんなの結果論だから、何とでも言えるじゃないか。そんなこと考えながら読み始めたのが「急に具合が悪くなる」という本。読もうと思ったのが、著者の1人、磯野真穂さんのツイッターだ。「こんな状況になったら、あるいはこんな選択をしたら、あなたの未来はこんなひどいことになる、そんな予測をされた経験がある人は多いのではないでしょうか。でもそんな予測に今を奪い取られる必要はないのです。あなたが陥った状況、あるいはあなたがなした選択によって未来が確定することはありません。あなたは単にそれによって、(よくないことも含めた)新たな可能性に総体を手にしただけなのです。」