2021.2.12

昨日、西川美和監督の「すばらしき世界」を見てきた。タイトル出すタイミングがえぐい。西川監督作品は好きで、公開されたら必ず見に行っている。なんてことないシーンをどうしてこんなに怖く、心をざわつかせるように撮れるんだろうってシーンを勝手に発見して楽しんでいる。今作だと、三上の出所祝いのすき焼きのシーン。ぐつぐつ、ぐつぐつ、すき焼きの音がすごく耳について、落ち着かない。

最近、映画だけ見て帰ってくる手法をあみだした。本を持っていかない。出かけるときはいつも本を持ち歩いていたけど、本があるとカフェに寄りたくなる。今のところなかなかいい効果を生んでいる。用事があって街中へ行くときは本を持っていく。用事にかかる時間にもよるけど、カフェに寄って読書もあり、用事も何もなく映画を見に行くときは本を持たずまっすぐ帰ってくる。しばらくはこれでやってみよう。

今年のバレンタインデーは日曜日だから、今日職場でチョコを見かけた。数年前から職場のバレンタインに参加するのをやめたので、関係ない行事。自分用に買うチョコも、今年はなし。毎年買っていたわけではなく、バレンタイン時期に街に行ったとき時間があったら売り場をプラプラのぞいて、たまに買っていたくらい。見るだけでも楽しいんだけど(試食もさせてくれるし)、今年は人ごみを避けたいのでパス。

ポッドキャストを聞くようになって気になったのが、笑い。先日聞いてた中で、自粛の影響で家にいる時間が長くなりDVを受ける女性が増えているって話題で、話している人が軽く笑いながら、DVって言っていた。馬鹿にするような意図はなかったとしても、聞いていて気持ちのいいものではない。私は軽く捉えているように受け取ってしまった。あと、よく大事なこと話そうとすると笑ってしまうって聞くけど、それは自分のことを話すときで、話し手と聞き手の信頼関係があって成り立つものではと思うことがある。不特定多数が聞くポッドキャストでそう受け取ってほしいは通用しないと思う。ポッドキャストはやっていないけど、自分でも気を付けないとなと思った。なぜなら、そうした経験が自分にも全くないわけじゃないからだ。真面目なこととか政治的なこととか話すときに、軽く笑いながらというのはやったことがあると自覚している。なんでかと考えると、真面目って突っ込まれるのが嫌だったから、最初から予防線張ってたとか、あと、場の空気を重くしたくなかったとか。改めて、気を付けようと思った。