2022.2.23

「正しい日 間違った日」を見た。面白い作りだった。

映画の上映と特別講義のため水原(スゥオン)へ来た映画監督のハム・チュンス。1日早くついてまったため、街を散策することに。そこで、画家のユン・ヒョジンと出会う。ヒョジンに惹かれたチュンスは彼女をお茶に誘う。

まず、タイトルが出て、その後チュンスとヒョンジンの1日が描かれる。特別講義が終わったと思ったら、またタイトルが出て、2人が初めて会話を交わした場所から再び1日が始まるという作り。同じ1日を書いているけど、最初は細かい部分が違って、そのうち大きな違いが出て、でも、最後は違う終わり方だけど、そこまで決定的な違いもなく終わる。どちらかが「正しい日」で、どちらかが「間違った日」なのかなと思ったけど、個人的には正しくても間違ってても、結果には変わりがないような気がした。個人的に大きな違いかなと思ったのが、チュンスが酔っ払ってヒョジンの先輩の前で服を脱いだことで、脱がなかった場合は一緒に飲んでいた1人の女性が翌日の特別講義に来て、自分が書いたという本を渡すが、脱いだことによりその女性が現れなかったので、その本がもらえなかったこと。ただ、その本がどう影響するかまでは分からないので、結局もらってももらわなくても変わらないのかもしれない。あと、後半だとヒョンジンは監督の映画を見る。でも、これもどう影響するか分からない。あと気になったのは、後半は本をくれた女性が監督の大ファンで、それをアピールしてるというのが、前半との違いで、監督はそれがあって脱いだのかなと思った。その前にも寄って倒れた振りをして、心配する先輩と女性に、退屈だと芝居をするんですって言うし、ちょっと失礼ではと思ったんだけど、早くこの場を切り上げたかったのかもしれない。しかし、パンツまで脱ぐのはあり得ない。チュンスは、ヒョンジンに会ってすぐかわいいを連発して軽薄な感じが嫌だった。前半ではヒョンジンの絵を誉めていたチュンスが、後半ではけなして、2人は険悪になるんだけど、その後変わらずご飯に行くし、先輩のとこにも飲みに行くし、あまり影響がないのかなと思っていたら、後半の方が2人で帰って親密になるんだけど、結局待ち合わせにヒョンジンが来なくて結果は同じ。細部は異なるけど、正しい日も間違った日もなくて、過ごした日は過ごした日に過ぎないということかな。でも、もしかしたら、その細部が、本をもらったこともらわなかったこと、映画を見たこと見なかったこと、あの時行った言葉言わなかった言葉、それが将来大事になってくるかもしれないよね。今は分からなくても。利他じゃん。これは人の感想を読むのが楽しみな映画だな。後で読んでこよっと。

2人が初めて話した行宮と呼ばれている場所に、チャングムの看板あった。ロケ地かな。水原って、エクストリームジョブで出てきた水原カルビチキンの水原だよね。この映画のお陰で地名が読めるようになった。近所の韓国料理店でもフライドチキンあって、日本でフライドチキンと言えばケンタッキーだけど、韓国のは違う感じだよね。食べてみたい。早く店再開しないかな。