2022.3.22

ストレッチポールやってから、体が軽いんだけど、肩こりに効くという動きをたくさんやったせいか、筋肉痛になってしまった。張り切りすぎた。終わった後は、姿勢もよくなっているし、その後ストレッチするといつもより伸びるし、よい。

3連休は、初日は用事があって出かけて、ついでに買物した。2日目に新作DVDレンタルしてきて、今日返却で5本借りたので、この日に2本見て、3日目に3本見た。2日目には「鏡子の家」読み終わって、3日目に散歩がてら図書館に返却に行った。家事やって、DVD見て、本読んで、動画見て寝落ちして、いつものように過ごして、あっという間に休みが終わる。ネタバレありで簡単に感想を残しておこう。

「先生、私の隣に座っていただけませんか?」という邦画を見たんだけど、つまんなかった。主人公の佐和子は漫画家、夫の俊夫も漫画家だが、俊夫は4年漫画を描いていない。佐和子は、俊夫が自分の担当編集者の千佳と浮気しているのを知り、新作のテーマを不倫にしてネームを描き始める。

新作の内容は、佐和子が実際に通っている自動車学校の先生が出てきて、佐和子と関係を深めていく設定。俊夫はネームを見て、そこに描かれていることは事実なのか、佐和子は自分と千佳のことをどこまで知っているのか、と疑心暗鬼になっていく。見ているこちらも漫画が事実なのかどうなのか、佐和子は俊夫のことを許すのかどうなのかってところに焦点を当てて見てるんだけど、画にメリハリがないというか、緊張感がないというか、間延びしてて、見ててつまんなかった。

5本の中で一番見ごたえがあったのが、「アイダよ、何処へ?」だった。題材が重いから借りるの迷ったんだけど、借りてよかった。「スレブレニツァの虐殺」が題材。ボスニア紛争末期、セルビア人勢力の攻撃により、スレブレニツァの住人は避難場所を求め、国連保護施設へ殺到。2万人を超す難民のうち、わずかしか施設に入ることができず、保護施設で通訳として働くアイダの夫と息子の1人も入ることができなかった。

アイダは何とかして夫と息子を施設の中に入れるが、施設の中も横になれないくらいぎゅうぎゅうだし、食料も水もトイレも足りない。国連も全然機能していなくて、セルビアとの交渉も一方的に仕切られてしまうし、難民の移送も勝手にやられてしまう。アイダは国連の職員として、難民とは別に施設を出られる。夫と息子もなんとかして一緒に施設を出られるよう、アイダは奔走するが、叶わない。夫と息子は、輸送先で殺されてしまう。5年後、教師として再び教壇に立っているアイダ。子どもたちの発表会のステージの観客席に、かつて保護施設で一緒だった人たちの顔がある。5年経って、アイダは年をとっているのに、客席の彼らに変化はない。彼らも輸送先で殺されてしまったのだろう。

前に使っていたスマホのメールに残っていた、図書館からの予約が届きましたって連絡にあった、「スレブレニツァ」という本は、この映画と同じ題材を書いている。なんで借りたのか忘れてたけど、多分、この時も何かの映画見てもっと詳しく知りたいと本を借りたんだと思う。ただ、内容覚えてないし、この後関連する本も読んでない。自分の飽きっぽさに呆れる。

「007」の新作。劇場公開時に、パロマとノーミのキャラに、フィービーの影響が出てるって感想を読んで楽しみにしてた。確かに影響あり。特にパロマの待ち合わせのときの仕草や、お酒一気飲みシーンは、そうでしょう。この2人で組んでほしい。ボンドのパロマに対する心配しながらの見守り感と、ノーミ対する同僚感がよかった。マドレーヌに対しては完全に女性、恋愛の対象として見てて、その視線がパロマとノーミに対して皆無だったのが、よい。こういうところが安心して見られるから、作品全体が心置きなく楽しめる。感想が偏っているけど、フィービーが脚本に参加するって知ってから楽しみにしてたんだから、多めに見て。コロナで劇場公開が繰り返し延期されて、本当は劇場で見たかったんだけど、コロナがあったから行かなかった。

ホラーは「マリグナント」と「キャンディマン」。ゴア描写が苦手なので、「マリグナント」は目を細めつつ見た。「キャンディマン」は過去を影絵で見せる手法で、人形の首を動かすのに、首についている紐を引いて動かすんだけど、首から繋がる紐が、首吊りのようにも見えて、黒人差別の物語と印象付ける。画がかっこいい作品だった。2作品とも楽しめた。あと、「マリグナント」には事件を担当する刑事の恋愛描写がある。恋愛が主ではない物語に出てくる恋愛描写が苦手だったんだけど、最近そうでもなくなってきたと、この作品で気が付いた。はっきりとは分かんないんだけど、自分が恋愛にそれほど興味がないと自覚したからかな。