2022.3.30

専門性を持って働いている人にコンプレックスを持ってしまう。そんな自分が嫌なんだけど、仕方がない。持ってしまうもんは持ってしまうんだ。昔なら、じゃあ自分も勉強しよう資格取ろう転職しようと、そうなれるよう努力できたけど、もうできない。じゃあうらやましがるのをやめればいいんだけど、それが出来れば苦労はない。「GROUP!」の中で、人に話せないのは恥ずかしいと思っているからだ、だから隠す必要がなければ恥を感じることもないといって、グループ内だけではなく、グループの外でもセラピーで聞いた話をしていいことになっている。そうなんだよね、今の自分の仕事の状況を隠す必要がなければ、もっと楽になれる気はする。自分のことを恥ずかしいとか、情けないとか、みっともないとか、思うことが少なくなる気はする。わかってるんだけどね、やっぱりできない。同じ状況の人が、その人のいないところでネタにされて笑われているの知っているし、信じられない、自分だったら転職するって言っている人もいたし、そうだよね、理解してもらえないよね。でも、グループセラピーも理解はしてもらえないこともあるというか、理解してもらうことが目的じゃないんだよね。自分の状況を話して、その時の感情を短い言葉で表す。質問なりアドバイスなり意見なりがあって、それにこたえて、その場では解決はしなくて、他のメンバーの話がはじまる。自分を確認する作業のような感じ。クリスティの目標がまともな男性と付き合うことだったから、失恋を繰り返して、最終的に理想の男性と結婚するのは、まあ、いいかと思うんだけど、恋愛がうまくいかない時に、アパートを買うんだよね。大手弁護士事務所だから高給取りで、仕事も順調にすすんでいる。セラピーの仲間からもほめられるし、クリスティも誇りに思う。そのことは素晴らしいことで、クリスティ自身が頑張ってきたからなんだけど、恋愛がうまくいかない時に、慰めてくれるのは仕事なんだって思ってしまって、また僻み根性が顔を出す。なんなの、人生には恋愛と仕事しかないわけ。恋愛に興味なくて仕事がブルシットな自分はどうしたらいいの。八つ当たりなのは分かってる。八つ当たりぐらいさせておくれ。アセクシャルなのかなと思ったけど、「恋せぬふたり」があんまりおもしろくなくて、当事者が書いた感想とか読んでもぴんとこない。もちろん、ドラマで書かれた2人だけが全てではないと分かってはいるけどさ。図書館で本を読んだ方がいいのかもと、棚の前には立つんだけど、本を手にとってはみるんだけど、他に興味のあること、読みたい本もあるし、深堀しなくてもいいかなと思ってしまう。特に困ってないし。これが若い時で、恋愛しなきゃと焦っていた時なら必要だったかもしれないけど、中年になって一人で過ごすのは最高だと気が付けた今は必要ないのかもと。あ、でもひとつには、もし本を読んで自分はアセクシャルでもアロマンティックでもないと分かったら、自分が長年恋愛できなくて結婚もできないのは、したくない興味ないじゃなくて、自分に原因があって、できないからしたくない興味ないにすり替えていただけなんだって気が付くのに怖いからというものある。そしたら、それは仕事の話を人にできないこととつながっていて、恥を抱えているから人と親しくなれなくて、恋愛できなくて、でも、やっぱり話せない。もし、仮に、話せたとしたら、相手にはそのことを誰にも話さないでほしいと願うんだけど、それは、相手に私の恥を背負わせてしまうことになる。本の中で、クリスティが付き合った男性から悩みを打ち明けられ、セラピーのことを知っている彼はその悩みも、自分のことも話してほしくないと言う。彼との関係を続けたいクリスティは、彼の望みをかなえるが、セラピーで話せないことが彼女自身を追い詰めていく。そこで精神科医が、彼の悩みを話さないことは、彼の恥まで背負ってしまうことになると言う。でも、自分も誰にも言ってほしくない。結局、クリスティは、この彼と別れる。これは、クリスティという人の一人の女性の体験談に過ぎなくて、自分が同じようにする必要はないし、同じことをしたからといって同じ結果を生むとも限らない。ただ、人に話せたら楽になるのかなと考えてはいる。だから、できた人がうらやましい。

1月に上下巻の本を図書館で予約した。上巻は順番待ち10番目。予約枠がいっぱいで下巻が予約できず、枠が空いた数日後に予約したら下巻が確か14番目だった。そして、今日、下巻が届いたよと図書館から連絡があった。あれ、少し前まで上巻が2番目で下巻が4番目の順番待ちだったから、これはいいと思っていたのに、いつの間に。上巻はまだ2番目のまま。貸出冊数が2冊だから、下巻の受け取りを期日ぎりぎりまでひっぱって、うまいこといけば、下巻返却までに上巻は届くかもしれないけど、貸出期間2週間切っている中で上下巻読み切れるか。上巻がいつ届くかにすべてがかかっている。