2022.4.5

今度、定期で行ける範囲の駅から片道20分位かかりそうなブックオフ行ってこようかな。久々に店の前を通って、ここなら、あの駅から歩いてこれるなと思った。30分位かかるかな。でも全然歩けない距離ではない。散歩がてら行ってくる。運動しないとなー暖かくなって外歩きやすくなってきたのはいいこと。先週末散歩に行ったら、歩いたり走ったりする人が増えていた。土曜日の図書館が空いていたのも暖かくなってきたからかな。右隣の女性はFPの、左隣の男性はTOEICの勉強をしてた。私は前回に引き続き、マイクロアグレッションの本を読んでたんだけど、ちょっと飽きてきてしまったので「アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した」も読み始めてしまった。著者が実際にアマゾンやウーバーで働いて書いている。想像を絶するほどひどい職場環境。映画「ノマドランド」で主人公がアマゾンで働くシーンがあるんだけど、あれが非難されていたのが分かった。実は映画見たとき、アマゾンで働いてみてもいいかなとちょっと思ってしまったんだよね。「ノマドランド」は家を失くした高齢女性がキャンピングカーで暮らす話で、独身中年女性にとって、年取ってからの住まいの問題は切っても切り離せない。だから、自分の将来と重ね合わせながら見てたんだけど、アマゾンで働いて、アマゾンの駐車場にキャンピングカー停めて生活というのも、いざとなったらなんて思ったけど、本を読んで、考えが甘かったと思った。反省。アマゾンで物買っているのに、その現場がどうなっているのかにあまりにも無頓着すぎた。映画のときも、知るきっかけはあったのに、知ったら、いろいろ考えないといけなくて、それがめんどくさくて避けてきた。

授業の課題で、カフカの「変身」を読み始めた。20年振りくらいの再読。今回再読してみて、朝起きたら虫になってた主人公、まず、なんでこんなことになったんだって思うのかと思いきや、仕事の愚痴を言い始めて、笑ってしまった。「絶望名人カフカの人生論」のイメージが強くて、カフカなら言いそうと思ってしまった。あと、虫になった状態でも仕事に行こうとするあたり、社畜精神を感じた。

他力は来る気あるのかな。自分は受け入れる気があるのかな。でも、もう他力しかないから、受け入れる受け入れないの選択肢はないのかもしれない。「SKYキャッスル」見ていると、自分の欲望を他人で埋めてはだめだと思う。キム先生は同僚が自分より先に教授になったことが受け入れられなくて、優秀な娘を育てることで穴埋めしようとしたけど、娘が事故にあって障害を負ってしまい、「優秀な娘を育てる母親」の地位からも落とされてしまった。そして次に、優秀な他人の子を有名大学に入学させ、その子の親の幸せ絶頂期に、家庭を崩壊させる。それでキム先生は満たされたかというと、そうじゃないんだよね。その子の親たちも、自分の子どもが有名大学に入ること、医者になること、ピラミッドの頂点に立つことを自分の幸せにして、それが子ども達を追い詰めている。子どもたちがかわいそう。子どもたちを追い詰めるのは親で、親を追い詰めるのはその親や世間。

園子温、一時期よく見ていて、「紀子の食卓」、「HAZARD」、「気球クラブ、その後」って、調べたら全部2006年だった。この頃よく集まっていた映画好きの人たちに教えてもらったんだった。それ以後見てないけど、もう見ることはない。告発した女優さんたち、すごい勇気がいただろうな。「その名を暴け」という、ワインスタインの性的暴行を告発したジャーナリストが書いた本では、被害者の告発というのが重要なんだけど、その困難さも書かれていた。それは、二次被害を受けてしまうこと、その業界でもう働けないかもしれないという恐れ、もう事件のことは思い出したくもないという気持ち。彼女たちの告発を受けて、業界が少しでも改善されたらいいと思う。

学生証が見当たらない。だいたいカード類は1カ所にまとめてあるから、そこにあると思ったんだけど、ない。あれ、どこいった?