2023.1.4

去年と変わらぬ年末年始を過ごした。31日は土曜日にいつもする家事をして、大掃除はしないけど、いつもは見てみぬふりする箇所も掃除してみたりした。録画していた帝銀事件を見る。松本清張がノンフィクションで書きたいって言ったら、編集長が小説で行きましょうという。これは、読者が小説を求めているということもあるけど、編集長としては清張を守ろうとしたんだよね。清張は小説でと言われて、この事件を物語として扱ってはだめだって憤るんだよね。「エルピス」見て、だんだん手放しで楽しめなくなってきたのは、この視点の欠如かもと思った。浅川も岸本も、自身や周りの人たちへの影響を心配するけど、事件を消費していることの自覚が薄かった気がする。それは、見ているこちら側にも意識させるための作りなのかが分からなくて、そこも楽しめなくなってきた理由のひとつだったと、帝銀事件見ながら思った。15時頃実家に帰る。ベルグフェルドのケーキが届いているので、早速食べる。常温でも日持ちするし、この大きさなら一人でも食べられたかもと思うけど、食べすぎだから、人と分けて丁度いいとする。美味しかった。紅白は、小栗さんが出るとこだけ見れたらいいなと思ってたら、丁度見れた。大泉頼朝が俺の一族全部殺したなって言ってて、笑った。9時すぎには両親が寝ると言うので、部屋で本を読む。11時くらいに寝る。起きたら2023年。初夢は見たような気もするけど、覚えていない。

1日はどこにも出かけず、親が駅伝見ているので、興味がないから部屋で本を読んでた。去年と同じ過ごし方。2日はこれまた去年と同じく、ブックオフに行く。去年は100円の本数冊しか買えなかったけど、今年は2000円位買った。ほしい本があったらまず図書館で予約できるか、できるなら順番待ちはどのくらいかを調べる。2冊図書館に入っていなかったので、100円じゃないけど買う。あと、図書館に入っていて予約もすぐできる本が、値下がりしていたのでこれも買う。だった、予約枠がいっぱいだから予約ができないんだもん。14時くらいに部屋に帰る。実家にいたときはほとんど運動していなかったので、散歩に出る。一番近いブックオフに行くと、読みたいと思っていた1冊を見つけて、買う。1冊しか買わないで買えるのももったいないなと思い、100円で2冊買う。散歩から帰ったら、疲れて1時間ほど昼寝。コメカさんの「エルピス」に関する記事を読んで、飯塚事件を調べようと書いたけど、年末に飯塚事件のドキュメンタリーをやっていたので、NHK+で見る。昨年末から読み始めていた「トランプ信者」を読み終える。今年初の読み終わり。2020年のアメリカ大統領選挙で、トランプ陣営のボランティアとして潜入したジャーナリストが書いた本。この中に「民主主義の死に方」として4つ挙げられているんだけど、これ日本にもあてはまる。3日は、散歩がてらちょっと遠くのブックオフに行く。ここは、去年も3日に行った所。去年は結構買ったんだけど、今年はすでに2件行っているからか、ほしいものがなく何も買わずに帰る。ヴィクシリーズが、丁度読み終わった次の巻から数冊出てて、迷ったけど、図書館で借りられるから、やめた。正直、展開がだいたい同じなので、あまり楽しめなくなってきているのも、買うのをやめた理由の一つ。帰りにセブンによってカフェラテと黒蜜を買って帰る。レジで前に並んでいた人が小銭を落としてしまい、100円が棚の下に入って、店員が長い定規持ってきたけど、結局取れなかったみたい。散歩から戻って、ドキュメンタリーの続きを見たり、本を読んだり。「グレイス・イヤー」読み終わる。中だるみしたけど、後半盛り返した。ディストピア小説といえば、「100分でフェミニズム」見たら、マーガレット・アトウッドが「侍女の物語」の続編をずっと書いてほしいって言われていたけど、書かなくて、30年経ってから「誓願」を書いたのは、現実が物語を追い越してしまったからって話があった。「誓願」出版されたときは、「侍女の物語」を読み直してから読もうと思って、未だに両方読めていない。「侍女の物語」は実家にあるから持って帰ってこようと思って、去年も今年も忘れた。というか、番組見て思い出した。今年の読み始めは「女人入眼」。去年の末に図書館から借りた1冊。いい時に借りたかも。この本、大姫入大が舞台なの。大姫は頼朝と政子の長女。主人公は丹後局の娘の女房、周子。ちなみに、大江殿の娘。大姫を入大させるために、教育係として鎌倉へ行かされる。「鎌倉殿」が男たちの政を書いたものなら、こちらは女たちの政を書いた作品。すんごい面白い。視点が変わるから、当然政子も大姫も丹後局も「鎌倉殿」とは違う書かれ方になる。政子や鎌倉を特集した番組を録画して、「鎌倉殿」見終わったら見ようと思っていたのに、案の定ドラマが終わったら関心が薄れてしまい、未だに見ていない。「真田丸」のときもそうだったから、今回もだなと思っていたけど、このタイミングでこの本読めたので、関心がまた湧いてきた。去年本を借りた自分にお礼を言いたい。

50代独身で生活保護を受けている女性の記事を読んで、その女性はネットに上がってくる家族で正月を過ごす様子にやられてしまわないように、友人たちと正月にトーストを食べたって報告し合うらしい。親がいなくなったら、どうやって正月を過ごしたいか考えようと思った。コロナが流行り始めた2020年の年末は実家に帰らないで一人で過ごしたんだけど、特に何かすることもなく、いつもの休みみたいに過ごした。それは親が元気だからできることなんだよね。これ、毎年書いているけど、実際そうだもんね。親がいなくなったときの孤独に耐えられる気がしない。忙しくする。話せる人を作る。できることはやっておこう。年始の挨拶するのに友達数人に今年はご飯に行こうって誘ってみた。まだ返事きてない人もいるけど、返事くれた人は行こうって言ってくれたので、行こう。アメリカで変異株が流行しているみたい。先月接種したオミクロンワクチンは効くのか。でも、おそらくコロナが全くなくなることはないから、うまく付き合っていかないと。まだ日程も決まってないけど、緊張してきた。人と会うのは、おととしの夏以来か。オンラインでは去年の秋くらいかな。そうだよ、オンラインで会っているんだし、会社でも人と話しているんだし、大丈夫よ。でも、やっぱりオンラインと対面は違う気がするし、会社の人と仕事の話するのと友達と話すのは全然違うし、そう考えると緊張する。