2023.1.6

昨日から始まった「カルチャーラジオ 文学の世界 ”弱さ”から読み解く韓国現代文学」を聞き逃しで聞く。この番組は、コロナが流行し始めた頃からよくラジオを聞くようになって、その頃はよく聞いていたんだけど、今回久々かも。去年かおととしにアメリ現代文学の放送をしていて、それは聞いていた。講師は翻訳家の小山内園子さん。ラジオのパーソナリティみたい。ものすごく声が聞きやすい。朗読の経験があるとかかな。講師はその分野の専門家が担当する。アナウンサーでもパーソナリティでのないので、正直聞き取りづらい人も過去にはいたんだよね。

韓国の作家は社会に対して声を上げる責任がある、という話。これは、昨年読んだ、斎藤真理子さんの「韓国文学の中心にあるもの」の中でも、韓国の作家は子どもや、若い人たちに対してどういった未来や社会を提示できるかという責任があるという言葉にもつながってくる。自分が読んできた韓国文学には、もれることなく、社会が書かれていた。朝鮮戦争光州事件セウォル号事件、江南の女性刺殺事件など。これは、翻訳される小説にそういう本が多いからなのか、それとも自分の読む本が偏っているからなのかなって思ったこともあるんだけど、偶然ではなかった。興味深かったのは、小山内さんが70代の作家に最近の作家はどうかと聞いたら、その70代の作家が、大きな視点がない、目の前のちょこちょこしたことを書いていると言ったこと。小山内さんは、それを、1990年代に日本の文学が翻訳され、韓国で読まれるようになったことと関係があると話す。村上春樹吉本ばなな江國香織。日本の文学にあるのは、社会の中にいる個人の小さな視点。90年代にこれらの作品を読んだ若者が、2000年代に作家となり、社会という大きな視点と、個人という小さな視点が共存する作品が生まれたと。なるほど。韓国文学を読むと、他の翻訳小説にはない、近さを感じることがあるんだけど、このことが関係しているのかもしれない。

「カルチャーラジオ 歴史再発見 食の流行から見る暮らしの近現代史」で「韓国料理ブーム」の回を聞く。第一次韓国ブームといえば、冬ソナ。見てた。この頃伯母に会って、冬ソナを見てると言ったら馬鹿にされたんだけど、次に会った時その伯母が夢中になって見ていて、あの時はごめんと謝られた記憶がある。母親もドラマを見るようになって、当時は冬ソナが流行ったからか、似たような内容のドラマが沢山放送されたんだよね。でも、一番面白かったのはチャングムチャングムはまた見たい。で、このあとは音楽がブームの中心だったような気がする。音楽は聴かないので、次に自分の中で韓国文化がくるのは、2019年。「1982年生まれ、キム・ジヨン」から始まる韓国文学ブーム。調べたら、本の発行は2018年だけど、12月刊行で、図書館で借りたからその年には読んでいないはず。私は熱しやすく冷めやすいので、未だに韓国文学への読みたい欲がなくならないことに自分でも驚いている。韓国映画として意識するようになるのは、この少し前、2017年の「お嬢さん」。もちろんその前から面白い韓国映画は沢山あったけど、特別意識はしていなかった。先月パク・チャヌク監督来日していたね。新作も楽しみ。食と全然関係ない話ばかりになってしまった。このシリーズは去年で終わって、「古代中国の日常生活」が始まっている。なんかこんなタイトルの新書が出ていたような気がする。「瑯琊榜」の舞台ってどの時代だったんだろう。古代?とりあえず、1回は聞いてみよう。NHKの聞き逃しは1週間で終わってしまうことが多いんだけど、カルチャーラジオシリーズは結構長い期間聞けるから、助かる。

「瑯琊榜」見終わった後は、中国ドラマ何か見ようかなと思いながら、そのまま。去年図書館で借りたananのエンタメ特集で中国ドラマが紹介されていたんだけど、メモも写真も撮らずに返してしまった。配信のドラマも「フィジカル」見終わった後、何も見ていない。なんだかね、触手が動かないんだよね、ドラマに。見たいドラマがネットフリックスに多くあって、でも今加入しているのがアマプラとAppleなので見られないというのが大きいかもしれない。でも、Appleの無料期間はあと1ヶ月なので、それまではAppleで何か見る。

冬ソナブームの頃思い出して、その頃に戻りたいなって思ってしまった。そこからやり直したい。権内権内。あの頃の自分に言ってあげたい、自分はここにはもったいない。自分は働くことには向いてないとは思わないんだよ、だったら、ここが自分には向いてないんだろうけど、そう思ったところでね、だよね。こういうときどうするんだっけ?気を逸らせる。一度席を立つ。3連休だから楽しいことだけ考えよう。そうしよう。そういえば、年始に行ったブックオフと同じ建物内にあるリサイクルショップで、ホットサンドメーカー見てくるの忘れた。うっかりしてた。これがあれば、休日の朝ご飯が楽しみになるのに。3連休のどこかで、近所のパン屋のモーニングに行ってこよう。3連休楽しみだけど、もう10日が憂鬱になってきている。はあ。権内権内。今日ぐらい、仕事のことで悩まず過ごしたい。

帝銀事件の番組を見て、松本清張の「日本の黒い霧」読んでみようかなと調べていたら陰謀論って出てきて、ためらう。知識がないから陰謀論なのか違うのかが見分けられない。コメカさんは「エルピス」の批評で、陰謀論のことも書いていたけど、冤罪と陰謀論って結び付きやすいのかな。後でコメカさんの記事をもう一度読み直してみよう。

飴舐めようと、個包装の袋破いたら飴が飛び出てしまい、床に落ちて、丸いから転がって、冷蔵庫の下に入ってしまった。飴は転がるから丸くしないでほしいし、冷蔵庫の下は飴が入るから空いてないでほしい。定規で出そうとしたら、一度出てきたんだけど、冷蔵庫の横に置いてある掃除機に当たって、なんとまた転がって冷蔵庫の下に戻ってしまった。飴は丸くしないで。また定規を入れたんだけど、最初より奥に入ってしまったのか、出てこない。もうめんどくさいから放っておこうかなと思った。ほら、引っ越すかもしれないし、その時冷蔵庫動かすしって、引っ越す予定も気持ちもないのに、やらなくていい理由探すのにそう思ったんだけど、まあ、そうもいかなくて、なんか長いのって探して、ヘアアイロンのコードを冷蔵庫の下に差し入れて、左右に振ったら出てきた。ああ、よかった。