2023.1.23

来月、24日休めたら4連休になる。休めそうだったら休んじゃおうかな。

週末は母親とご飯食べて、バーゲン見てきた。入り口近くの店にいたとき、外のドアが開くたびに風が入ってきて寒くてゆっくり見られる状態じゃない。絶対に売り上げにも影響あるだろうくらい寒くていられない。店員さんも大変だよね。燃料費が上がっているから、暖房抑えてるんじゃないかな。建物が全体的に寒い。去年かその前から、シースルーのタートルを首元からのぞかせるのが流行ってるでしょ、春物にもシースルーのタートルがあったから、気になっていたし試着してみたら、合わなかった。元々タートルが苦手だから仕方ないけど、シースルーだからニットと違ってくたっとなるからいけるかなと思ったんだけど、だめだった。ずっと気になってたけど、これでだめだと分かったから、まあよかった。結局何も買わなかった。何が欲しいか分からなくなってきた。何を着てもしっくりこないんだもん。

「鎌倉殿の13人」の時は、見る前から楽しみで、見終わったら公式のインタビューとか読んで、ネットで感想を探してた。今年は見る前も見た後も何もなく過ごしてるんだけど、すごく気が楽。「どうする家康」も裏切りとかあるんだけど、去年に比べるとのめり込んでいない分、気楽に見れる。

「グッドバイ」読み終わった。朝井さんの人物の書き方がとても好み。長所も欠点もあって、こんなにすごい人でしたって持ち上げるような書き方になっていない。大浦慶という名前は聞いたことあったけど、実際に何をした人かは知らなかった。家業の油屋が厳しいから、茶葉を海外に売ろうと考える。当時は長崎の出島でオランダとしか交易をしてはいけない時代。オランダから輸入するにはいろいろ許可が必要だけど、売るのはできるのでは?と思いつき、なじみの料理屋の女将を通じて、出島に出入りしている通詞に話を持ち掛ける。通詞がオランダへ帰る商人たちの使いで日本の櫛やらお茶やらを用意しているのを知り、慶は、お茶を3種類用意して、オランダの船員へ渡す。飲んでみて美味しかったら注文がくるだろうという望みをこめて。当時のお茶は中国のものがヨーロッパへ行っていたけど、阿片戦争の影響で中国から輸入ができなくなり、慶のお茶はオランダ人船員から英国人船員の手にわたり、英国人から、お茶の注文が入る。慶からお茶を受け取ったオランダ人船員は、何の義理もないからお茶なんか飲まれず捨てられちゃったり、忘れられる可能性もあるんだけど、イギリス人に渡してくれたって、恩を慶は大切にする。この彼がまた出てくるのがいいんだよー。幕末なので、大隈重信近藤長次郎坂本龍馬岩崎弥太郎なんかも出てくる。大隈は商売を教えてほしいと慶に近づき、慶の店の2階に坂本や近藤らを引き連れて入りびたり、酒を飲んで店の者に迷惑をかける。しかも丸山町のつけを、慶の店につけてるんだよ。ひどい。弥太郎は料理屋で宴会を開いて、慶や参加者から出資金を募るんだけど、その宴会代は慶が払ってるんだよ。幕末に活躍した人って、こういう人多いよね。図々しいというか図太いというか。こういう人たちを迷惑がらずに受け入れる度量が、当時の日本(はまだないのかな?)にはあったんだね。江戸城無血開城というけど、血が流れなかったわけじゃないって、慶が長次郎のこと思い出すの。たくさんの血が流れているよね。去年朝井さんの本はじめて読んで面白くて、年明けに「女人入眼」読んで面白かったので、今年は歴史小説を読もうと思ってたんだよ。早速読めた。朝井さんはやっぱ面白い。慶が、1週間で離縁した夫以外と、結局結婚しなくて、この時代に結婚しないってめずらしくない?「惚れた腫れたはなかった」って慶も言うように、いい感じになった人もいないの。あ、大隈が不埒なことするけどね。どういうつもりだ。惚れた腫れたがないほうが好みだな。

「今夜すきやきだよ」で、ともこが薄情だって言われるでしょ、私も言われたことある。まだ本当に好きな人に出会ってないだけも言われた。そのうち好きな人できるよって言われた。男友達と2人で遊んだら、付き合ってるのかって言われて、もう遊べなくなったり、そういうの嫌だった。恋ばなは特に嫌ではなかった。恋愛ができない自分は何かが欠けているのでは、と思ったことはある。「欠けてないよ」。次回は、山中瑤子監督回らしい。