2022.1.21
FMシアターのデザインも変わっていた。今聞き逃しで聞けるのは「ロダンとカミーユ、あるいはルイーズ」。最近聞かなくなったのは、ちょっと家族の絆が一番大事とか異性愛規範が強い作品が多かったから。この作品はよかった。カミーユはケイト・ザンブレノの「ヒロインズ」に書かれていたかな、覚えてないけど、これは文学中心だったからいないかもだけど、いてもおかしくない。偉大な男性作家のミューズとなり、しかし、彼女たちは作品を通して消費され、自身の言葉を奪われ、やがて精神を病んでいく。カミーユはロダンの愛人になって、ロダンの創作を支えていく。ラジオの中ではロダンが多くの作品をカミーユと共作したと言うけど、きっと世間的には「ロダンの作品」として認識されているのだろう。だから、妹のルイーズが精神病院に入院するカミーユの入院費のために、カミーユの作品を譲ってほしいと言ったときに、どれも渡せないんだよ。だって、それは共作ではなく、「ロダンの作品」なんだから。そう、カミーユは精神を病んで入院している、ご多分に漏れず。物語の焦点は、ルイーズが自分の人生に満足していないってこと。カミーユの生き方を自分勝手とののしるけど、実はその生き方に憧れていたこと。まあ、ロダンに搾取されて捨てられて精神病んでしまっているから、カミーユのように生きたいとはちょっと、思えないんだけど、それはロダンが悪いからね、でも、それでもルイーズは憧れずにはいられなかったのだろう。
また、性懲りもなく転職先を探そうとしている。
図書館休館になる可能性もあるから、その前に借りに行こうかなと思ったけど、もし休館になったら、その間に文藝とか現代思想とかユリイカとか、まだ全部読んでいないのがあるから、それを読んでしまおう。
「イン・ザ・ハイツ」を見た。ネタバレになるけど、ウスナビは結婚して子どもを持って、家族ができてワシントン・ハイツを故郷と呼ぶことができた。一方、アブエラは街の若者から母親のように慕われるが自身の家族はなく、ここを故郷と思えないまま亡くなる。アブエラの人生は苦労が多かったので、それを美化する必要もないけど、家族ができて故郷と呼べるなら、家族のいない人は故郷が作れない。ウスナビの人生を否定する気はないし、最後はよかったって感動しながら見てたけど、一方でアブエラのことを考えずにはいられなかった。いい映画だったよ。不法移民は大学に進学できないと知って落ち込むソニーを見てニーナが自分のやりたいこと見つけたりとか、それでも大学進学を目指そうとするソニーとか、美容院の3人組のパワフルさとか。そういえば、海外の映画に出てくる美容院って、この作品もだけど、女たちの交流の場になっているよね。まず、映画では美容師がほぼ女、客が顔見知り。自分の環境を振り返ってみると、美容師は男性の方が多い。担当も男性。客は知らない。あと、美容室が家から離れている。映画では近いのよ。「イン・ザ・ハイツ」では美容室が移転するんだけど、地下鉄で10分かかるからいけないみたいなセリフもあるし、近さは重要なのかも。美容師も近くに住んでいるし。そういえば朝ドラ「カーネーション」でも、安岡美容室はそういう役割あったな。距離か。私は交流したくはないからいいんだけど、違いは何だろうと気になったので書いてみた。美容室予約入れたはいいけどめんどくさくなってきた。行くけど。髪型変えたいけどどうしよう。「ミステリーと言う勿れ」の伊藤沙莉さんの髪型いいなと思うんだけど、髪質的にも行けると思うんだけど、どうだろう。
トランポリン買おうか悩んでいる。休みの日はなるべき歩くようにしているんだけど、最近道路がつるつるで歩くのが怖い。転んでけがでもしたらまずい。オミクロン大流行の時期に入院は避けたい。でも運動はしたい。体力落としたくない。トランポリン楽しそうだし、今コンパクトなのも出ていて場所も取らなさそうだし、いいかなと考えている。食欲本当にまずい。後でお腹痛くなる胃もたれするってわかっていても食べてしまう。乳がん検診いかないと。外出たくないけど、検診は行っておかないとね。他にも検診行っておかないととは思っているんだけど、腰が重い。でも、行く。一人で生きるには体力と健康。これが大事。