2024.5.9

春日局」、おふくは徳川の乳母の話を断るつもりでいた。しかし、正成はおふくが徳川の乳母になれば息子たちの仕官の道が開けること、そしておふく自身が力を発揮して働いた方がいいと。一鉄から学んだ文武を活かせと。少し前で言う理解ある旦那様というところか。乳母なら長くても2,3年だとも言われ、おふくは家族とは離れくないからと、断る気満々で、家康に会いに行く。断るのに面接行くのどうなのと思っていたら、お勝も失礼だと怒る。しかし、家康はそこを気に入る。家康は子どもの頃から人質にとられ、戦乱の世を生き抜いてきた。争いのない世にするには、3代目が肝心だと考えている。本能寺の変関ヶ原と争いに翻弄されたおふくだからこそ、家族を一番大事に思っているからこそ、そなたに任せたいと。家康の言葉に心を打たれたおふくは、乳母を引き受けることを決める。当時、乳母を雇う大きな目的は、母乳の確保だったらしい。今のように冷凍保存はできないし、粉ミルクや液体ミルクはない。母乳を与える女性に似ると言われていたようで、それで美しく教養もある女性が選ばれていたらしい。

江戸城に千熊と共に入るおふく。ここで、物語の第1話、秀忠とお江与との対面のシーンとなる。ナレによると、これから大変みたい。お江与の予定日まで3ヵ月あり、その間は千熊と一緒に過ごせる。もし、女の子が生まれたらおふくは家に戻れる。稲葉の家では、お藤が女の子が生まれることを願っている。

当然、男の子が生まれる。お江与は産む直前までおふくが乳母になることを反対するが聞き入れてもらえない。家光はお江与の子ではなく、徳川の子、おふくも徳川の乳母だからだ。男の子が生まれたので、千熊とはお別れ。これからは母と子ではなく、乳母と小姓だと言い聞かせるおふくだけど、この時代には当然のこととはいえ、辛い。まだ8歳だよ。家光には小姓が千熊含め4人いて、1人なんてまだ5歳。かわいそう過ぎる。お江与の娘たちも4歳とかで嫁がされて、お玉は両親に会うこともないまま24くらいで亡くなってしまったんだって。大名の子は道具としてしか見られてない。

お江与は、おふくが自分と同じように幼い我が子と離れて江戸城に上がっていることに同情して、家光のことを任せると言う。家康が家光に、自分の幼名と同じ竹千代と付けたことから、お江与は家康はこの子を跡取りとしていると確信し、将軍にしてみせると思う。自分がこれだけ悲しい思いをしているのだから、せめて子どもには立派になってほしいということか。茶々もだけど、家の一員になり子どもを持つと、変わっていく。おふくは小姓たちの面倒も見ることになって、そこに家康の幼い子供たちが、千熊と遊びたいと来るが、おふくは竹千代が生まれて、竹千代の小姓となった千熊は、今までのように相手は出来ないと、子どもたちに言い含める。それを聞いた、子どもたちの母親、つまり家康の側室たちが、おふくでしゃばりすぎじゃないと言い始める。大奥といえば、女の敵は女の総本山的に描かれることが多いけど、このドラマは意地悪な女が出てこない。おふくとお安が下働きをしていた三条西家の奥方と女中頭は意地悪くないわけじゃないけど、奥方はあのご時世で明智側を匿うのなら仕方ない面もあり、女中頭も意地悪というより厳しいというか、女の敵は女という書かれ方ではなかった。今後どう書かれるのか気になる。ただ、今までの女性の書き方を見ていると、扇情的な書き方はなさそうなので安心している。

アイネクライネナハトムジーク」は、あまり好みじゃないかも。好みじゃな物のことをなんで好みじゃないんだろうと考えるのも好みじゃないので考えないけど、1個だけ、最後の章は色んな人が絡みすぎていて、もっと距離感がほしかった。

明日行けば休み。休み。1日は親と買い物に行く。めんどくさいけどしょうがない。明日行けば休み。明日行きたくない。行きたくないよおお。