2021.5.3

頭が昭和のトイレの匂いがする。引き出し整理してたら、試供品のシャンプーやら化粧水やらが出てきて、いつか地震とかで避難所で生活するかもしれないときに必要だと思って取っておいたけど、たぶん5年前のでいざ使うとき大丈夫な保証もないので捨てた。その中に2か月くらい前にもらったシャンプーがあったから、これは使おうと使ったら、シャンプーもコンディショナーも洗い流さないトリートメントも全部昭和のトイレの匂いがする。原色のピンク、緑、黄色の丸がネットに入ってトイレに吊るしてあったやつ。髪はさらさらにはなったけど、匂いが気になる。もうひとセットあるけど、どうしよう。ちょっと、引き出しとか整理しようと思ってこまごましたもの捨てた。ラジオ聞いてたら、いつか使うかもと思ったものは、そう思った時点で捨てるって言ってて、その人は、そのいつかがきたら、手元にあるの忘れて新しいものを買ってしまうので、いつか使うと思ったら捨てるらしい。なるほど。

録画していた「ストーリーズ 事件の涙」を見た。昨年11月にバス停で殴られて殺害された大林美佐子さんを取材した番組。見るの怖かったし、暗くなってから見たらなおさら落ち込みそうだったから、明るいうちに見た。「彼女は私だ」とプラカードを持っている人がいた。私も他人事とは思えなかった。大林さんが行政や福祉団体に相談した記録はなかった。自己責任という言葉が彼女の口をふさいだのではないか、助けてほしいの一言をつぶしたのではないか。連絡の取れる家族もいたのに頼れなかった。生活保護を申請すると扶養照会をされる恐れがあり、家族に迷惑をかけることを避け、申請をためらったのではないか。どうしてこの社会は、家を亡くした女性一人、ベンチで休むことすら受け入れてくれないのだろう。座る幅が狭く、手すりを付けて横になれないベンチで、座ることすら許してくれないんだろう。自分がこうなったらどうしようと、自分が今できることは何だろうを考えた。泣いてばかりいたって仕方ないんだけど、涙が止まらなかった。

昨日からキリングイブのシーズン3の配信が始まった。またまたいけてるババアが出てきて嬉しい悲鳴。面白くて先がどんどん見たいんだけど、一気に見るのももったいないからGW中に見終わるペースで見ている。じっくり味わいたい。