2021.11.23

「和田家の男たち」あんまりおもしろくなくなってきた。前半のコミカルな感じはよかったんだけど、母親の死の真相に迫っていくことでギアチェンジしたのかと思いきや、またコミカルに逆戻り。おじいちゃんの誕生日とか、父親の歯医者とか、いるかなと思ってしまう。優が転職したのも政治的な記事が書かせてもらえないからなのに、転職しても書かない。読者に嘘はつきたくありませんと転職先をやめるのはいいんだけど、前の職場に戻って、結局優は何がやりたいんだ。

「最愛」はおもしろい。「阿佐ヶ谷姉妹」は1話は見て、2話は途中でやめてしまった。テンポに乗れない。きっともう見ないので予約も解除しようと思う。「スナックキズツキ」は面白く見ているんだけど、「コールドケース2」ばかり見ていたので、先週分まだ見ていない。

柚木麻子さんの「らんたん」読んでる。有島武郎が出てきて、自分は女性解放運動に賛成だ、女性特有のしなやかな生き方に賛成だって言うシーンで、「あさが来た」で、広岡浅子をモデルとしたあさが、初回で「おなごのしなやかさ」って言ってたなと思い出した。「らんたん」に書かれてる浅子は絶対に言わないセリフだなと思った。「らんたん」は作者の母校、恵泉女学園の創設者である、河井道と渡辺ゆりが中心の話。当時の有名人が沢山出てきて、まだ途中なんだけどちょっとエピソードを詰め込みすぎな感じがあり、さらっと表面だけをなぞっているような、総集編を見ているような感覚。ただ、当時の男性陣のひどさをごまかすことなく書いているのがいい。びしっと意見できる道が素晴らしい。今よりも女性が学ぶのが困難な時代に、白い目で見られ嫌な言葉も沢山投げつけられながらも、先頭に立って学び続け、それを他の女性たちにもシェアしてくれた。彼女たちのおかげで、私は誰にも反対されることなく大学に行くことができたのだろう。ありがたいし、自分も文句言いながらも、もう少し頑張ろうかなと思う。