2023.7.27

肩ボトックスが気になる。肩こりがなくなるんだって。腰にもできるらしい。ただ、永久に痛みがなくなるわけじゃないし、保険きかないから高いみたい。将来副作用があるかもとの不安もあるし。ただ、健康短寿の観点で言うと、これだよね。たしか、スーさんが顎にボトックス打って、食いしばりがなくなったって言っていたような気がする。

職場の建物が見えてくると、憂鬱さが増す。なんで行きたくないところに行かないといけないんだろう。お金のため、生活のため。「放浪記」を読み始めた。まだちょっとだけだけど、林芙美子は文章が上手い。作家に対する表現としてどうなのかということはあるけど、本当に文章が上手い。「100分de名著」林芙美子回の最終回は、従来の「林芙美子は不幸だった」という見方から、解き放つ試みだった。男性中心の文壇の世界で、女性の書くものは「女流文学」としてひとくくりにされ、男性の書くものより下に見られた。それでなくても、若くして死なず、がつがつ仕事をして成功した幸せな芙美子は、評価されなかった。今こそ「女流文学」の枠を取っ払って、読み直すべきだと、柚木さん。これ、「Y2K新書」と同じメッセージ。「Y2K新書」早く復活して。柚木さんは昔の女性作家の本を読み直しているらしく、真似しようと、キンドルアンリミテッドで探したら、吉屋信子の「安宅家の人々」があったのでダウンロードした。

やっと木曜日。明日行けば休み。先週の土日から、DVDレンタルしたこともあって、AppleTVを見ていない。「崖上のスパイ」を見た。これ、すごい面白い。雪景色がきれいで、映画館とかカフェとかの美術も最高にいい。AppleTVは7月末までだから、8月入ったらユーネクスト契約しようかな。

本を好きになったきっかけの本を書いている人がいて、それで自分のそれは何だろうと思い出そうとしたけど、わかんない。子どもの頃は絵本が好きで、幼稚園でも友達の家でも一人で読んでいた記憶がある。当時は図書館が遠くて、近くの空き地に移動図書館のバスが来ていて、それも楽しみだった。その遠くの図書館には、母親に連れ居てってもらって、バーバパパの絵本を借りた記憶がある。絵本から活字の本に移行した時も覚えていないし、気が付いたら本は好きだった。きっかけの本は、ないか、あっても覚えていない。映画は高校生になってからだからよく覚えている。「ロミオ+ジュリエット」見て、レオナルド・ディカプリオかっこいいってなって、レオの過去作見たくてレンタルビデオに通い、雑誌も立ち読みして、この作品見たさに映画館にも何回か見に行った。そのうちに、レンタルビデオでこの作品面白そうだなって借りたり、映画館の予告やチラシで興味惹かれた作品を一人で見に行くようになった。「ロミオ+ジュリエット」見た映画館はもう一館も残ってないんだよね。思い出したら、ひとつのことに興味持って、そこから世界が広がっていく感じを、最近全然味わっていないなと思った。今の趣味だけで手一杯だから、これ以上興味あることを増やしたくないというのもある。友達がBTSにはまってすすめられた時も、あんまり見ないようにした。もし彼らのファンになってしまったら、私のことだからライブのために韓国には絶対に通うだろうし、でもお金も休みも有限だから、行けないことに焦って、行けてる人を羨んで、気持ちが落ち着かない。というところまで想像できたんだよね。

「リズム」が4回で最終回だった。短い話数で、タメとオジで1話ずつ使ったので、いろんな問題が簡単に解決しすぎではと思ったんだけど、努力が報われる話が見れないって前に書いたこともあったんだけど、この最終回はよかった。感動して泣いてしまった。マイちゃんが伝えたかったことは、もう大丈夫だからだったのかなと。激務がたたって休職したことで、心配する和歌子に、定時だからと気を遣う上司に、自分はもう大丈夫だと。

「砂糖の世界史」読んでいると、世界史図説を見たくなるんだけど、冷風機の前の涼しいところで寝っ転がって読んでいるから、わざわざ起き上がって暑い中本棚まで取りに行くのが億劫。狭い部屋だから、ものの何秒かで済むんだけど、起き上がること自体が億劫。今も昔も、富の裏には弱い者の犠牲がある。

明日行けば休み。浅はかな夢でも見ないとやってらんないよ。まったく。働きつづけられるように、会社にとって有益な人材になろうとするのは、なんというか、そうしたいのかどうか分からなくなっている。昔はそうなろうとしたんだけど、うまくいかなくて、転職するからいいやと諦めたけど、転職できなかったから、またそうなろうとした方がいいのかと悩んでいる。だって、仕事したくないのに、仕事のために勉強したり、長く働けるように努力するのって、本末転倒では?「転職の魔王様」で未谷が残業代つけなかったり、朝早く来て掃除したりするの、社畜だって魔王様にいさめられていたけど、私は未谷の気持ちが分かるんだよね。あ、気持ちが分かるだけで、実際に早く来て掃除なんてしないし、残業代はきっちりもらうけど。ただ、なんのキャリアにも繋がらないけど、それしかできることがないときってあるじゃない。役に立ちたい、できないならせめて迷惑はかけたくない。どうでもいい雑用引き受けて、なにやってんだろみたいな。でも、未谷はこれからキャリアアドバイザーとしてのキャリアを築いていくわけで、ああ、やめやめ。ドラマの登場人物に僻んだってしょうがない。しかし、魔王様は未谷の行動を社畜呼ばわりするくせに、犬飼には自分好みのコーヒーを淹れさせて、魔王様の反応に犬飼がびくびく怯えるほどに言い聞かせているわけだ。矛盾してない?魔王様のことはいいから、でも、魔王様の言うとおりだから中年でスキルのない人間は転職できないわけ。だから今のところで働きつづけないといけないから、役に立つ人材にならないとだけど、働きたくないのにどうしてそんなこと、でも、働かないと生活できないし、でもでもでも。はあ、自分で自分がめんどくさい。どうしていこうかなこれから。