2023.4.4

「イルタ・スキャンダル」見終わった。チョン・ドヨンって50なんだ。作中では何歳設定かわかんないんだけど、チヨル先生よりは年上。チヨル先生役のチョン・ギョンホが実年齢39。女性の方が11歳上のラブコメだったんだ。ヘンソンは、店を切り盛りして、姪と弟の面倒見て、恋愛して、最後にはスポーツ指導者の資格取得までしてしまう。体力がありすぎる。韓国代表にまでなれるくらいの実力があって努力もできるのに、姪と弟のためにハンドボールも進学も恋愛も諦めて生きてきた女性が、中年になって恋愛もしてやりたいことのために勉強して、資格取得までした。すごいことなんだけど、いかんせん、チョン・ドヨンが若々しすぎて、中年の、若い時とは違って体力も気力もないって疲れ具合が消されちゃって、その分悲壮感とかなく見れたけど、毎回感想が体力あるなになっちゃうんだよね。中年のやり直しとしては、この私でさえ僻まずに楽しんで見れるくらい、ファンタジー設定だった。こっちなんて何にもしてなくても毎日うっすら疲れているのに。そういえば、オーバーザサンで、浄化したいことのテーマで来たメールに、「私なんて」と思うことを浄化したいってあって、その人は40代で憧れの会社に転職したけど仕事についていけなくて「私なんて」と思ってしまうと。そしたら、確かスーさんが、採用した側の問題だから必要以上に気にすることないって言ってて、そうだよなと思った。メールした人は責任感が強い人なのかも。全部自分で背負っちゃって自分責めているんなら、スーさんの言葉は効くよね。ただ、それで困るのは自分なんだよなと、一方で思う。だから他人のせいにするなってことではなくて、自分が悪くないのに陥ってしまった状況で、自分が悪いわけじゃないって分かって、それで救われることはあっても、状況は変わらないじゃないって思うわけ。完全に自分のことだけど。でも、実は言いたいのはそのことじゃなくて、40代で憧れの会社に転職できたって聞いても、僻まなかったことなんだよ。おめでとうすごいねって思っただけ。これは、楽だわ。毎回こうならいいのに。

「セイント・フランシス」見て、「リリアンと燃える双子の終わらない夏」思い出した。劣等感を抱えている主人公が、子守りを通じて自分を受け入れていく。こう書くと、子どもが都合のいい道具のように思うけど、この子たちも決していい子というわけではなくて、言うこと聞かないしわがままなところもある。そして、子どもたちは悲しみを抱えている。ブリジットもリリアンも、そこに寄り添ってあげる。その間にできた友情ともいえる信頼関係が、ブリジットとリリアンにも、子どもたちにも作用する。

新日曜名作座」が角田光代の「タラント」で、しかも脚本が「ロダンカミーユ、あるいはルイーズ」の三國月々子。三國さんのお名前覚えておいてよかったけど、「タラント」の時点で聞いてたな。しかし、6回で終わるのかなと聞いていたら、みのりのサークルの細かいとことか、サークル入るきっかけの隣人の話とかなくなってた。この人が後で出てくるエピソード好きだったんだけどな。そんな会社辞めてやってくださいよ。何かが削られた分、みのりの内面が早くから書かれる構成になっている。どうせ自分がやってもうまくいかないから、それなら最初からやらないと、責任ある仕事から逃げている。

まだ火曜日なんだ。「おしゃべりな脳の研究」面白いけど、難しいからすらすら読めずに時間がかかっている。しかもこないだの金土曜日は寝て過ごす時間が多くて、ストレスか、疲れのせいか、小説なら読めたけど、難しいこの本が読めなかった。