2023.8.29

「キリング・イヴ」の最終章に入った。イヴがヴィラネルを刺して終わったシーズン1、ヴィラネルがイヴを撃って終わったシーズン2、東京ラブストーリーみたいなお別れシーンで終わったシーズン3。最終章はどう始まるのかと思ったら、コンスタンティンが町長になってて(なぜ?)、彼を狙う銃を持った女性、ヴィラネルかと思いきや、イヴ。最終章ではイヴが諜報活動してヴィラネルっぽくなってて、ヴィラネルは殺しの世界から足を洗って洗礼式を受ける。水槽越しに2人が会うシーンは、完全に「ロミオ+ジュリエット」だった。2人が死ぬという悲劇でなんて終わらないでほしい。片方が死ぬのもだめ。図々しく生き延びてほしい。

しばらくユーネクスト延長しようかなと思っている。やっぱり映画の本数が多い。

「絶望名言」は新作、ボブ・ディランボブ・ディランといえば、映画「アヒルと鴨のコインロッカー」。この頃、伊坂幸太郎を何冊か読んだ。最近全然読んでないな。昨日の夜は、だめだった。とにかく不安で、いざとなったら死ねばいいと思って、でもできるわけないと思って、自分程役に立たない人間はいない、どうしてこんなことになってしまったんだ、どうして自分がこんな目に合わないといけないんだ、やり直したい、いやなんにもしたくない、これからどうするの、わかんな、なんで考えないの、で、最初に戻って同じことをぐるぐるぐるぐる。まだ4日もあるのか。人間、役に立った方がいいし、生産性はあるに越したことはない。そしたら転職できる。今のところ以外でも働けると思えれば、まだ楽なのに。もう諦めようと思ったんだけど。

夜が少し過ごしやすくなってきたので読書が進む。気温や湿度にはかなり影響を受けるね。「ミステリーの人間学」読み終わった。面白かった。9月の「100de名著」は廣野さんが案内役で、「シャーロック・ホームズ」楽しみ。9月なんてすぐじゃん。そうだよね、「絶望名言」は放送されるし、荻上さんの番組でも月末恒例の「ニュース座談会8月場所」が放送されていた。そう、月末ってこと。早い。台湾行くならそろそろ予約しないとなんだけど、踏ん切りがつかない。今にお金を使うのが、いいことなのか分からなくなってきた。うっかり長生きしてしまうかもしれないから、ためておいた方がいいんじゃないかって。高齢者になった時に稼ぐ能力がないから、今ためておくしか方法がない。PLAN75が成立したら受けた方がいいよね。

竹田ダニエルさんの記事によると、アメリカでも若い女性たちの間で専業主婦願望が高まっているらしい。SNSで専業主婦の女性たちが、家事をしたり、ジムやピラティスで体型を維持する姿がトレンドになり、その影響もあると。不安定な雇用や、将来家族や家を持つことが難しいこと、ハッスルカルチャー(仕事至上主義)から解放され、安定した生活を送りたいとの願望があると。これは、経済的に男性に依存すること、男性が求める女性像に見た目も性格も合わせないといけないことなど、危険性も指摘されている。ここからは、記事に書かれていることじゃないんだけど、女性は仕事を、自分で稼ぐ手段を絶対に手放してはだめ、というのは分かるんだけど、分かるんだけど、それに追い詰められそうになる。逆をいえば、それを手放した女性や手にできない女性はだめってことでしょ。結婚するにしても、一人で生きていくにしても、仕事はしていないとだめで、自分で稼げないとだめで、そりゃそうなんだけどさ。私は専業主婦願望がなくて、というか、そもそも結婚願望がない。気が付いたのは遅かったけど、もっと早く気が付きたかった。転職活動失敗したことは未だに引きずっているけど、婚活失敗したことは、失敗してよかったと思っている。

今日はマイナス思考がすごい。何ににでも文句つけたくなる。でも、一番嫌なのが、どんなに文句があっても今の仕事を辞められない自分なんだよね。今のところにしがみついていないといけないのに、自覚が足りない。これからどうするの?それは聞かないでほしい。多分、どうしようもない。生きているだけでいいってどうやったら思えるんだろう。これからどうするの?転職できるようなスキルもなく、キャリアになるような仕事もしておらず、ブルシットジョブばかりの社内ニートで、結婚願望もなかったら、どうやって生きていけばいいんだ。あのときああしておけば、このときこうしておけば、ばっかり蘇ってくる。なのに、今を変えるような行動はなにひとつしない。やりたくない。こんなはずじゃなかったのかな、それとも私の人生こんなもんにしかなりえなかったのかな。今日をやり過ごして、ましな明日にでもなればいいけど、明日も同じか、少しずつ悪くなって、気が付いたら、というかもう取り返しがつかないところまで来ている。何の役にも立たない中年になってしまった。人生、なりたいものにはなれないけど、なりたくないものにはなってしまうんだな。転職活動失敗して、中年になっても仕事は任せてもらえず、何のスキルも特技もないのに、どうしてまだなんとかなると思うんだろう。前向きとかじゃなくて現実逃避かも。現実なんて嫌でも見てるし、見てたら辛くて仕方ないから、逃避。物理的に会社からは逃げられないから、気持ちだけでも逃避させてやり過ごす。それは何の解決にもなっていない。問題の先送り。もういいや、先送りできるうちは先送りしよう。

はあ。いっぱい書いた。涼しくなってきたら、運動量増やさないと。中年の自信は体力から。引っ越し先は、引っ越すとしても来年の春くらい、暑くなり始める前、6月末までかな。今探してもしょうがないし、家具がほしいのも引っ越してから考えた方がいいから、我慢。引っ越しと家具は今考えない。旅行ね、やっぱり行きたい。将来、1年早く死ねばいいんだし。今の自分に使う。台湾びびってるなら、国内にすればいい。国内ならぱっと行ける。

「男社会をぶっとばせ!反学校文化を生きた女子高生たち」を読んだ。元教員が、自身の勤めた底辺高校の女子高生たちを、ポール・ウィリスの「ハマータウンの野郎ども」になぞらえて、「女版野郎ども」と呼び、「女版野郎ども」たちこそが、この低迷する日本社会を変えていく力になるということを書いたらしいんだけど、その根拠が分からんかったし、そもそも彼女たちに期待することなのか。彼女たちも著者自身も当事者にならなくてはいけないことで(そう書いている自分も)、特定の年代や属性に期待することではないのでは。ただ、本書に出てくる「女版野郎ども」はほぼ同年代(現在45くらい)なので、同年代の女性の話としては面白かった。65で、50で死ぬと言っている人がいる。40になると死は慰めでもある。だっけ。そうだよね、そう考える人がいて当たり前だよね。自分だけじゃない。「ハマータウンの野郎ども」は読もう読もうと思ってはいるんだけど、読んでない。あ、彼女にとって50ってあと5年では。あと5年か。自分のことじゃないのに急に怖くなってきた。あと5年では決心つかないかも。