2022.1.24

DVD返却しに行って、そのまま帰る予定だったんだけど、本屋によってしまった。気になっていた「暇と退屈の倫理学」があって、買ってしまった。新しい本は買わず、手元にあるの読んでしまおうと決めていたのに。本屋からの帰り道、歩きながら、「暇」と「退屈」を分けているんだから、この2つは意味が違うんだろうと、つらつら考えて、「暇な人」と言ったらその人の状態を表すけど、まあ悪口にもなるかな、でも「退屈な人」は完全に悪口。「ここは退屈迎えにきて」というタイトルの本あるけど、「ここは暇迎えに来て」だと印象が変わる。「退屈な人生」と「暇な人生」も印象が違う。暇の方がちょっとお気楽な雰囲気が出る。ここの本屋は小さくて日本の小説中心で、新刊でもあんまり品ぞろえがないんだけど、だからこそ、ほしいと思っている本があったら結構な確率で買ってしまう。まさかこんな本があるなんて、これは買えという天からのメッセージではとか思っちゃう。天ってなんだか知らんけど。今回もまんまとそれで買ってしまった。「暇と退屈の倫理学」はなんて言う本の分類なんだろう。ノンフィクションじゃないよね。人文系?こういうタイプの本あんまりないから、驚いちゃった。

今回新作DVD8本レンタルして、12月にも9本くらい新作レンタルして、年末に奮発してアマゾンで新作300円位で2本レンタルして、ここ1,2ヶ月で見た新作が、全部おもしろかった。飛びぬけて面白い作品もあるし、しみじみいい話だったなっていうのもある。でも、全然だめっていうのがなかった。だめっていうのは、好みじゃないって意味もあるし、その描写どうなのって、それ差別じゃないのとか、そういう気になるのがなかった。好みじゃないのは仕方ないけど、後者がなかったというのは大当たりだった。

「となりのチカラ」と「妻、小学生になる。」の1話を見た。「となりのチカラ」は遊川脚本。実は、遊川作品は設定のためのキャラ付けにくどさを感じて、途中で見なくなっちゃうことが多いんだけど、これは最後まで見られそうかな。昔はチカラみたいなお節介キャラは苦手だったんだけど、今、こういうお節介が必要なのかもと思ってしまう。あと、こういうお節介キャラって女性が担うパターンが多かったけど、それを男性がやるって珍しい。「妻、小学生いなる」は、おちょやんで子役だった子がめちゃめちゃうまい。すごい。ただ、生まれ変わっても「妻」「母親」の役割なんだなと、ちょっと好みじゃないかもと思ったんだけど、妻がお母さんが帰ってきたと分かって、その後の朝食シーンが、父と娘が作っていたので少し救われた。でも、圭介の18歳になったら結婚しようは、だめだった。万理華ちゃんは10歳で、万理華ちゃんの人生があるのに、「妻」という役割に縛り付ける気か、と思ったんだけど、誰かわかんないけど、それを否定的に見ている人がいたので、まだ安心して見られるかなと。万理華ちゃんの母親の存在も気になるし、もう少し見てみよう。