2022.5.10

ドラマの「元彼の遺言状」で、原作以外のエピソードはドラマオリジナルだと思っていたけど、原作がもう1冊あった。それ知らないで見ていた時、剣持麗子が事務所引き継いでから、紗英が高い美味しいもの持ってちょくちょく事務所に来るのは、原作の紗英なら絶対こうするよね、思って、ドラマ制作班と解釈一緒だなんて思ってたけど、多分もう1冊の原作に書いてあるんだろうね。紗英はこういうやつだよ。

自分は何歳まで生きるんだろう。

仕事中に手帳を開いたとき、GWを愛おしく見つめた。戻りたい。また休みたい。全然足りないし。5億当たって高等遊民になるのは世間の目に耐えられないかもと前に書いたけど、耐えられる気がする。お金さえあれば行ける気がする。高等遊民いいよね。友達に会っても仕事の詳しい話なんてしないからばれないし、そもそも人に会わないし、特に今コロナだし。親だって一緒に暮らしているわけじゃないから働いてないってばれることもない。スマホあるから会社に電話行くこともない。近所に知り合いもいないし、いける気がする。高等遊民なんて夢のまた夢だ。生きていこうとする限り働かないとだけど、働く場所なんてあるのか。働ける体力があるのか。高齢独身女性は貧困率が高い。そこに自分は間違いなく近づいている。とある記事によると、女性の貧困として取り上げられるのは、10代20代の若い年代。なぜなら特に出産年齢を過ぎた女性は子どもを産まないから。知ってた。

「グリーン・マザーズ・クラブ」も「ベター・コール・ソウル」も配信されている分は全部見てしまったので、「未成年裁判」を見ている。なかなかきつい。最初の事件は、6歳の子どもを殺害した13歳の男の子の裁判。少年法によって、(確か)14歳以下の子どもは刑務所へ行かなくてもいい。裁判所の前では厳罰な処分を求めるデモが起こる。犯罪少年を憎んでいる、彼らは更生できないと言い放つウンスクは、しかし、彼らを信じていないからか、親だから、子どもだから、という肩書にとらわれず、事件そのもの、人そのものを見ている気がして、とても厚みのあるキャラクターになっていると思う。ウンスクとは正反対のチャ判事は、子どもたちの更生を信じて親身になって対応しているけど、実は子どもの頃虐待されていて、そのことが今後大きく影響してきそう。実際、母親に暴力をふるう男に対して、我を忘れて対応していたし。まだ3話の途中だけど、一貫しているのは、罪を犯す子どもたち、非行に走る子どもたちの背後には親の存在がある、ということを書いていること。子どもに無関心な親、暴力をふるう親、暴力を見て見ぬふりをする親。かなり重い内容だけど、見ごたえあり。で、ウンソクの上司が、イ・ソンミン。キム・ヘスとイ・ソンミンといえば「グッバイ・シングル」を思い出す。「韓国で唯一まともな男(だっけ)」。