2022.11.1

何か買いに出ようかなと考えていると、ふと、お店の前でかまぼこを食べている人見て、美味しそうだなと思ったことを思い出した。その時はお腹が空いていなかったけど、今なら食べたいかもと思い、小町通のかまぼこ屋を検索して向かう。この時17時30くらいなんだけど、結構店が閉まっている、飲み屋以外は。観光地は早いのかな。行ったかまぼこ屋もショーケースはガラガラで、3種類しか残ってなかった。銀杏とチーズ、海鮮かまぼこを買った。2つとも最後の一個だった。豊島屋の前を通ったら、何度か通った時はいつも混んでいたけど、この時は空いていたので、お土産を買おうと入った。鳩サブレーは昔から好き。表面がすこし硬めなのがいいよね。鎌倉殿デザインの缶入りもあったんだけど、絶対に缶を使わなくてすぐに捨てると思うので、紙のケースの8枚入りにする。同じ枚数でお得なただフィルムに包まれただけのもあったけど、スーツケースに入れることを考えると、割れる可能性もあるから紙にした。ホテルに戻って、パンとかまぼこを食べようと思ったんだけど、買ったときはお腹すいていたのに、いざ目の前にすると見ただけでお腹がいっぱいになってきた。かまぼこなんで2個も買ったんだろう。結構でかいじゃん。いまさら言っても始まらないので、かまぼこを食べてみたら、美味しい。鎌倉は食べ物が美味しい。銀杏の入ったかまぼこは初めて食べた。八幡宮に屋台が出ていて、鎌倉名物煎り銀杏って店があったんだけど、名物なんだね。海鮮かまぼこもパンも両方美味しい。食べられそうな気がするとぱくぱく食べてたんだけど、やっぱりお腹いっぱいになってきた。時間はあるから、ゆっくり食べようと、今日撮った写真見たり、明日はどこに行こうと地図を見ながら食べた。10時くらいに眠いわけじゃないけど、疲れてきたので横になって、明日どうしようかな、大河ドラマ館のパンフレットを持っていくと、鎌倉歴史交流館に無料で入れるから、そこに行こうかな、でも、今展示しているのが北条義時の子ども達なので、鎌倉殿とはちょっと歴史がずれるんだよな、どうしようかな、大体見たい縁の地は回ったから、川喜多映画記念館にこうかなと考えていると、そういえば、はまキラで鎌倉殿の13人て誰?聞けるんじゃないと思い出し、聞き逃しを聞く。今回は和田義盛。なんと、初日に行った和田塚に和田一族は埋葬されていないかもしれないとの話。明治に工事であの辺りを掘り返したら多くの人骨が出てきて、ここでこれだけの人骨が出るなら和田合戦に違いない、和田一族だってなって墓を建てたんだって。ただ、古墳だったのは確かで、亡くなった人を埋葬しているから、和田一族ももしかしたら、って感じみたい。そうなんだ。鎌倉殿の時代には、若宮通ではなくて、八幡宮の前を東西に通る道がメインストリートだったみたい。若宮通は南北に通っている。確かに、八幡宮の東に縁の地が沢山あるんだよね。聞いていると、杉本寺、勝長寿院永福寺とどんどん名前が出てくるんので、再生を停めて、起き上がり、地図とペンを持ってくる。巻き戻して、学芸員さんが言った縁の地を探して、丸をつける。よし、明日はここに行こう。

最終日、また6時半ころ目が覚めて、お粥を買いに行く前に八幡宮に散歩に行く。朝は空いているのでいい。8時前にお店に着いたら、3組くらい並んでいた。20分位待って、お芋のお粥と、ちまきをお願いする。昨日、お店から出てきたと思われる人が、お粥が美味しかったって話をしていて、その時ちまきも美味しかったと言っていたのが気になって、でもお粥もちまきもなんて食べすぎかなと、店員さんに聞いて見たら、お一人で食べるには多いかもしれませんねって言われた。でも、せっかくだしと2つ頼んだ。案の定、多かった。鎌倉に来てから同じことを繰り返している。お店は「徐序圓」で、台湾から来た女性がやっているらしい。ホテルの人情報ね。お粥は薄味で美味しい、ちまきは美味しかったけど、正直期待したほどではなかった。ちまきについてきたコチュジャンが美味しかった。もう帰る日なので、スーツケースに荷物を詰める。帰りたくない。スーツケースを預けて杉本寺へ。寺があるのは美味しいパン屋が揃っている「岐れ道」というバス停の次なので、歩けるんだけど、体力温存でバスに乗ることにした。バス停で待っている時、着ているスウェットの首元がなんかもたつくなと、触ってみると、表面に縫い目が触る。あれと思って引っ張って見てみると、タグが。前後逆に着てしまった。バスが空いていたら、後ろの席で低い姿勢になって直そうと思ったんだけど、混んでいるわけではないけど、前後にまばらに人がいて断念。降りてから考えよう。「岐れ道」までは1駅の間隔が短いのに、そこから寺までが結構長くて、バスに乗ってよかったかも。バス停は寺の前なので、降りたらすぐ寺。寺の前で人がいないことを確認して、素早く前後を直す。成功。杉本寺の本堂の入り口で、係の女性が私の前に入る人に説明をしていて、そこで「運慶が作った」って聞こえたので、「運慶が作ったのはどれですか」って聞いたら教えてくれた。この中のは写真には撮れないけど、門にある2体も運慶作で、あちらは撮れますよって親切に教えてくれた。ありがたい。でも、お堂の中にあるの覚えきれなくて、あれ、左に33体あるけど、どれだっけ?となり、帰りに聞こうと思い、右のは運慶作って書いてあるので、手を合わせる。この時、今回一人で旅行ができてとても幸せです。またこうして一人で出かけたいです。ずっと一人で楽しく生きていきたいです。そのためには、もう少し仕事にやりがいとか、成長とかそういうのが欲しいです、お願いしますって願ってきた。そうか、私はこれを願っていたんだなと、宝くじがあたるより、と思った。帰りに聞こうと思ったんだけど、係の女性は御朱印を書いていたので聞けなかった。ここからしばらく個人的な話になるんだけど、今までも個人的だったけどさらに、トイレの話。寺で外にあるトイレを見たら、それまで何ともなかったのに急に催してきて、でも外のトイレは気が進まないから、まあ、大丈夫だろうと寺を後にした。「岐れ道」の方に歩いていると、「永福寺跡850M」の看板がある。実は今日行こうとしていな中で永福寺だけは離れているから、最後に余裕があれば行こうと思っていた。ここで行ったら、他の縁の地見るのに戻ってこないとだし、850M往復はきついなと諦める。この辺りで「二階堂親睦会」と書いた張り紙や、ゴミ捨て場の注意書きを見かけて、「二階堂橋」も見つける。あの二階堂さんと関係あるのかな。進んで、義時邸跡を探すけど見つからない。地図上はここというのは見つかるんだけど、なんの看板もない。周りに人もいない。おかしいなと探すのを諦めて、勝長寿院へ向かう途中、文覚邸跡地の石碑を見つける。文覚でさえ(失礼)石碑があるんだから、義時のないのはおかしいよね。さて、トイレだ。「岐れ道」まで戻った時点で10時30分頃。昨日行ったカフェは11時から。でも、朝ご飯をたらふく食べたので、全然お腹が減らない。そういえば、昨日解散したバス停のところでトイレ休憩取ったんだと、思い出し、バスの時刻を確認すると45分に来る。近くのコンビニが目に入ったので、行ってみるとトイレなしの張り紙。仕方なくバスを待つ。行くバス停からだと永福寺も近いからちょうどいい。少し遅れてバス到着。よかった、これで何とかなる。何とかなって、永福寺跡へ。すぐ着いて、看板の後ろにある空き地がそうなんだと思って見たんだけど、すごく荒れていて、ひどいなと思ったら、そこはただの空き地で、その奥だった。びっくりした。永福寺はものすごく広い。ここもVRで当時の様子が見られる。前々回の鎌倉殿で実朝と千代が遊びに来たところだよね、確か。さて、縁の地巡りはここまで。あー楽しかった。「ベルグフェルド」まで戻ってパンを買う。ケーキも沢山あって、でもこれから帰るから買えない。あー、昨日買うか、カフェで食べればよかった。サンドイッチやパン、クッキーの詰め合わせを買う。1つ崩れなさそうなケーキもあったので、それも買う。思わず店員さんに、昨日カフェでパンを食べて美味しかったので買いに来ました、本当はケーキも欲しいけど、これから帰るので買えなくて残念ですって伝えてしまった。買って帰ったパンとか、全部美味しかった。ホテルに戻る途中、時房邸跡があるので寄る。道路挟んで斜め向かいに泰時邸跡もあったんだけど、見つけたのが朝早かったから見れなくて、そのままだった。まあ、写真で見たからいいか。あそこで飲んでたのか。あんまりいい飲み方じゃないよね。

ああ、本当に楽しかった。これからも旅は一人。人生も一人。伊豆はいつ行こうかな。