2022.10.31

羽田から鎌倉って結構遠いのね。駅から出たらすごい人。ちょっと気後れ。さて、着いたらまずお昼。イワタコーヒーへ。ホットケーキが名物らしいので、それを食べる。入ったらすぐに案内されたんだけど、私のすぐ後に入ってきた人が満席なのでって対応されていたので、ついてた。でも、その人もすぐに私の後ろの席に案内されていた。ホットケーキ頼んだら、40分位かかりますって言われた。案内された席は入り口近くで窓から通りが見える場所。小町通って八幡宮に行く有名な通りだから、人通りが多いし、店にも次から次に人が入ってくる。金曜日でこれなら、土日ならもっと混むだろうと思って、お願いした。読みかけの本を読んで待つ。だいたい40分くらいしてホットケーキが運ばれてきたんだけど、私の後ろの席の人のところへ運ばれていく。あれ、私の方が先なのにと思い、言おうと思ったんだけど、後ろの人に聞こえたら悪いから、紙に書いた方がいいかなとか、レジまで言いに行こうかな、でも言いづらいなと迷っていたら、すぐ来た。そうだ、後ろの人、私のすぐ後に入ったんだった。ホットケーキは5センチくらいの厚みで2枚。表面はナイフ入れたらサクッとしていて、中はしっとりしている。美味しい。けど、1枚目食べ終わった時点で結構お腹がいっぱい。残さず食べたけど、苦しい。

ホテルに荷物を預けようとしたら、もう使えますって部屋に案内してもらった。今回、シャングリラ鶴岡ってホテルに泊まったんだけど、なかなか古いタイプのホテルで、昭和が感じられた。フロントがオープンになってなくて、小窓から対応するタイプ。ホテルと書いたけど、客室はビルの3階のみで、ホテルとはうたってなかった気がする。鍵も懐かしのあめ色で透明な、なんていうの、棒状のものに部屋番号が書かれているやつ。カードキーは便利なんだけど、部屋番号書かれてていないことも多くて、曖昧な記憶でかざすこともある。今のところ間違えたことはない。

向かうは八幡宮の中の大河ドラマ館。しかし、混んでる。修学旅行生と七五三の家族連れが多い。でも、大河ドラマ館は空いている。衣装や小道具に心躍る。義時のポスターにもなっている衣装が、ドラマ撮影のため出陣中って書かれていて展示されてなかった。残念。真田丸のときと比べると小規模で、思っていたよりも早く見終わってしまった。政子石とか見たりして、八幡宮の中をぷらぷら歩く。一旦ホテルに戻って地図を見ながらどうしようかなと考えていると、江ノ電の鎌倉の隣に、和田塚という駅があって、そこに和田一族の墓がある。近いし行ってみる。手を合わせて、近くでもないけど畠山重忠の息子に墓があるので行ってみることにしたんだけど、道に迷って断念。鎌倉はかなり道が入り組んでいる。行き止まりも多し、1駅だから帰りは歩いてみようかなと思ったけどやめる。絶対に道に迷う。鎌倉駅に戻ると17時近く。ご飯と鎌倉ビールを買って帰る。ご飯食べてベッドに横になったら、朝早かったし疲れもあったのか、1時間位寝てしまった。お風呂入って本を読んで、10時過ぎには寝る。そういえば、プラスチック削減でホテルに歯ブラシを置かなくなったというニュースを見たので、念のため歯ブラシ持ってきたらなかったので、正解だった。と思ったら、洗面台のところに置いてないだけで、クローゼットの中にタオルとかカミソリとかとまとめて置いてあった。気が付かなくて持って行った歯ブラシを使ったので、ホテルのはもらって帰ってきた。次の旅行先、伊豆のホテルにはないかもだからね。

目覚ましより早く、6時に目が覚める。仕事の時はあんなに悪い目覚めが、旅先だととてもよい。事前にチェックしていたパン屋が7時からやっているので散歩がてら向かう。途中で鎌倉幕府政所跡を見つける。行ったパン屋は「モン・ペシェ・ミニョン」というフランスパンのお店。店内でも食べられるんだけど、部屋で食べれるときは部屋で食べるようにしている。途中にもう1軒チェックしていたドイツパンの店を確認。帰りに、行きに見つけたコーヒーの店でテイクアウト。「VERVE」というお店。コーヒーの名前だけ見ても分からなくて、酸味がない方がいいと伝えたら、このお店は基本浅煎りだけど、こちらは酸味あまりないのでと言われたのをお願いする。700円。高いなと思ったけど、実際に受け取ったら結構な量だった。混んでいたので10分位待ったんだけど、待っている間にも3組くらい来店して、でも店員さん1名なので、コーヒー落としている時は会計も、注文とるのも待ってもらっていた。自分だったら焦りそうな場面も、店員さんは落ち着いていた。まず、人前でコーヒーを落とす作業で緊張しそう。カフェの店員さんとか実演販売の人とか、人前で作業する人ってすごいと思う。ホテルに戻ったら、1階の看板に台湾粥の文字を見つける。しかも、7時半からやってる。明日の朝食これにしようかなと、3階へ上がったら、フロントの人に会う。挨拶したら、そういえば、ここの2階に台湾粥のお店があるんですけどって教えてくれる。今、看板見て気が付いたんですけど、パンを買ってきてしまったので、明日行きますって言ったら、美味しいですよ、人気で行列ができるので、早く行った方がいいですよと言われる。

さて、朝ご飯。パンもさることながら、具もおいしい。コーヒーも好み。この日は10時半からの大河ドラマ館発のツアーに参加する予定なんだけど、ご飯食べ終わった時点で9時過ぎ。部屋にいるのももったいないので、ホテル周辺を散策する。主に若宮小路の東側をうろうろ。道が細いんだけど、車が普通に通るので気をつけないと危ない。この辺りは立派な住宅だらけ。「若宮大路幕府跡」を見つける。4代から9代までの将軍時代の鎌倉幕府があった場所みたい。その後「東勝寺橋」という橋から見た風景がきれいだった。40分位歩いたら、暑くなってきたので、一旦ホテルに戻って、コートを脱いで、ハイソックスを短いソックスに替えて、少し休んでからツアーに向かう。2コースあって、両方とも10人ほどの参加者がいた。ガイドはボランティアなので、正直、説明はたどたどしいし、全員が集まってないのに話し始めちゃうしで、あまり聞こえないこともあったんだけど、さっきも書いたんだけど、とにかく道が入り組んでいて、住宅街だから目印も乏しいから、案内してもらえるだけでもありがたかった。

まずは八幡宮内で説明を受ける。白幡神社にある額に、「武衛」と書いてあると聞き、参加者皆、見える角度にしゃがみこんで見る。木の枝とかに遮られているけど、確かに「武衛」って書いてあるよ。東側から八幡宮を出たところに、畠山重忠邸跡がある。その近くに中学校があるんだけど、その校庭にある背の高い時計があるところまでが、昔の八幡宮だったみたい。「大幕府跡」は、鎌倉幕府があった跡。ここにあったんだね、幕府。そこから頼朝の墓に向かうんだけど、ここには寄らず。そこからすぐの法華堂という義時の墓がある場所へ。スマホを使って当時の堂の様子が見られて面白い。ただし、アイフォンのみ。そこには三浦一族の墓がある。階段を上ったところに、大江殿も墓もあるみたいだけど、そこにも寄らず。最後に覚園寺へ。ここが、遠い。しかも案内も乏しい住宅街をひたすら歩くので、一人で行ったら確実に途中で道に迷ったと思い、引き返してたどり着けなかったと思う。ここには義時と戌の言い伝えがあって、ガイドさんからさらっと説明はされていたんだけど、改めて住職から聞くと、話上手くて引き込まれた。やっぱり、住職って話上手いよね。ここから来た道を引き返して、2時間のコース終了。大塔みたいな名前のバス停で解散。歩いて戻る人もいたけど、疲れてきたので20分程バスを待つ。ここが始発で、2つ目のバス停が「岐れ道」というところ。このバス停、朝チェックしたドイツパンの店の前ではと気が付き、そこで降りてお昼をとることにする。1組待ちがいたけど、すぐに席に案内してもらえる。注文した後、地図を開いて、次はどこへいこうかなと考える。すると、さっき行けなかった頼朝の墓と大江殿の墓が近いことが分かったので、ここに行こうと決める。そして、ここで食べたパンもソーセージもハムも全部美味しい。鎌倉、パンのレベルが高い(2店舗だけだけど)。会計の時に、パンもハムもソーセージも全部美味しかったです、パンは隣の店舗で買えるんですよねって聞いたら、なんと、ハムとソーセージも、隣の隣の店で買えると教えてくれた。カフェとパン屋の名前は、「ベルグフェルド」。鎌倉に行くって人がいたら、このパン屋は絶対に勧める。この後墓をはしごするから、パンは明日買おう墓へ向かったことを、明日自分は後悔することになる。

頼朝の墓も大江殿の墓も高いところにあって、登るのも降りるのも大変。その後、宝戒寺へ。門とかに北条の家紋がデザインされている。ここから、政子と実朝の墓がある寿福寺へ向かうんだけど、八幡宮の前を通るとものすごい人出。小町通もすごい人、人、人。幸いそこを通らないですむ。向かう途中で「川喜多映画記念館」の前を通る。ここ、気になってたんだけど、今回は鎌倉殿の縁の地優先だから諦めてた。でも実際に前を通ると心が揺れる。展示も面白そうだけど、まずは寿福寺へ向かう。2人の墓が奥にあるので、最初何処にあるか分からなくて、すでに来ていた人がのぞいていた場所を、ここかなと覗いてみたけど、わからなくて、まあ、進んでみようと歩いて行ったら、あった。手を合わせて、帰り道、道に迷う。寺の中で、しかもお墓のそばで道に迷ったら怖いよね。さっきお墓にいた人たちが後ろを通ったので、小走りで追いかけて、後に続く。よかった。映画記念館に戻ろうかなと思ったけど、一旦ホテルに戻ることにする。歩いていると、「本」の看板が。旅行に行くときは、その土地の本屋を調べて行くんだけど、今回は縁の地優先だから調べないで来た。でも、歩いていて見つけるなんて、これはもう行くしかない。今日の分の縁の地は終わったし。「今小路ブックストア」という古本屋。入れ違いで1人お客さんが出て、30分位いた。1人だったのでゆっくり見れた。宇野千代特集の太陽という雑誌と、侯孝賢特集の岩波ブックレットを買った。両方1990年出版なんだけど、状態がとてもいい。ホテルへ戻る途中、「ヒグラシ文庫」というバーかな?を見つける。もうオープンしている模様。気になる。名前がいい。文庫だって。けど、けど、やめておこう。帰ろう。朝「モン・ペシェ・ミニョン」で買った、ラムレーズンとクリームチーズの挟まったパンを食べるのに、コーヒーも欲しいなと思い、朝行った店は道路を渡らないといけないのが面倒なので、ホテルの2軒くらい隣にもあったなと、思い出し、そこへ行ってみる。「Shadore」というお店。こじんまりした店内は、結構混んでた。でも、とても静かで、カウンターでさっき買った雑誌をめくりたいと思ったけど、テイクアウトしてホテルへ戻る。パン、本当に美味しい。コーヒーも美味しい。高いけど、いや、高いから美味しいのか、パンもコーヒーも。この時点で16時半過ぎ。朝買ったパンがもう一つあるので、夕食はそれで済まそうと思ったんだけど、17時半過ぎたらお腹が空いてきたので、夕食を探しに外へ出る。

長くなったので、また明日。