2023.9.1

「キリング・イヴ」見終わった。感想にはネタバレあり。ジュリエットだけが死んでしまった。ヴィラネルをジュリエットとしたのは、「ロミオ+ジュリエット」の水槽を挟んで2人が会うシーンでは、ロミオの視界にジュリエットが入ってくるので、「キリング・イヴ」だとイヴの視界にヴィラネルが入ってくるから。海中でヴィラネルに近づくイヴの様子も、「ロミオ+ジュリエット」にあったね。ヴィラネルの未来を示すタロットカードは太陽で、それにまんざらでもない様子だったけど、最後はイヴと楽しそうだったね。ようやく12を殺して解放されたと思ったのに、キャロリンのMI6へ帰るための手土産にされてしまった。結局ケニーを殺した犯人は分からなかったんだけど、キャロリン的には自分で納得したのかな。コンスタンティンはパムに殺されてしまったけど、パムはイリーナでありヴィラネルでもあるから、コンスタンティンは娘に殺されてしまった。パムはキャロリンにとってのジェラルディンでもあったのかな。でも、パムはキャロリンの元を去る。遊園地のあの男の子とケバブ屋(だっけ?)やってもいいよね。パムは未来。こうなれなかったヴィラネルの未来であればいい。イヴは、大丈夫な気がする。当然ショックはショックだろうけど、なんだかんだ登場人物の中で一番図太いというか、回復も早そう。しかし、最後のたたみ方はちょっと雑と思った。

ユーネクスト継続を決めたので、「メディア王」を見始める。これもシーズン4で終わりを迎えたらしく、今回「キリング・イヴ」を最初から見返して、最後まで一気に見たのがよかったので、やっぱり海外ドラマは完結したのを一気に見た方が楽しめる。前から分かってはいたんだけど、つい話題になると新しいのを見たくなる。「海賊になった貴族」と「一流シェフのファミリーレストラン」も終わってからにしようかな。「一流シェフ」の方はシーズン3が決まっているみたいだし。あと「パチンコ」。

まずいな、制服がきつい。暑くて運動してないのに、食欲だけは落ちないもんだから。運動増やそう。

今日行ったら休みだから、今日はとにかくやり過ごすことだけを考えた。いつもといえばいつもなんだけど。それじゃだめだという声が聞こえる。それだと何にも変わらないじゃん。そのままじゃん。とりあえず今日だけだから、ほら、明日休みだから、休み前は穏やかに過ごしたいし、どうせ月曜日には憂鬱になるんだから、今日くらいいいじゃん。これを繰り返して、気が付いたら取り返しのつかないことになるんだ。そうやって分かってますよって予防線張ってるんだ。分かってるんですけどね、仕方ないんですよって言い訳してるんだ。昔の哲学者が、偉い教授が言ってたから、本に書いてあったから、だから何。生産性が高い方がいいに決まってる、役に立つ方がいいに決まってる。役に立つ言葉だから残っているわけであって、偉い人だから言葉を聞いてもらえるのであって、結局何を言ったか、何をしたかじゃなくて、誰が言ったかしたかの方が重要で、つまり何が言いたいかというと、すがりたいものが私を救ってくれなかった。家族や大事な人との時間を大切にして、仕事はほどほどにと書いていた人が、ものすごく忙しく仕事をしている人だった。結局仕事。全然やり過ごせていない。書いてて自分でもおかしくなってきた。完全に八つ当たり。明日休みだからやり過ごすって決めたのに。だって声が言うんだもん。最近、声がなんでこんなことになったんだろうとか、から、まあこれも消えないんだけど、これからどうするのが増えてきたらんだよね。これからどうするのなんか知らん。私が一番知りたい、だから聞いてるんだけど。でも分からないから聞かないでほしい。分からないなら考えないと、行動しないと。役に立つ人間だと証明しないと、働きつづけることができるか不安で、そのためには努力しないとで、でも今まで努力したけど失敗したからもうしたくないのと、してもだめだろうなという気持ちと、なにをしたらいんだという気持ちと、だから努力しなくていい言い訳に、資本主義や新自由主義ポジティブ心理学への批判とか、寝そべり族とか持ち出してる。「疲労社会」を読みたいのも同じ理由。でも、全然救われない。不安も憂鬱もどこにも行かない。「ハッピークラシー」によると、こういう気持ちも大事なんだよね。しかし、こういう気持ちと暮らし続けるのもきついもんがある。全然やりすごせてない。穏やかな金曜の夜を過ごさせろ。

「敗者としての東京」途中からスピヴァクの「サバルタンは語ることができるのか」の問いを導入しましょうと、急に専門用語出てきて難しくなっちゃって戸惑ったんだけど、まあなんとか読み進めたら、著者のお母さんの話になった。思っていたのと全然違ったけど、おもしろい。「東京の生活史」みたいな感じ。「東京の生活史」は結局その後も借りることなく、「沖縄の生活史」が出版された。あの重さの本は読みづらいので、読むとしたら電子かな。「沖縄の生活史」には戦争のことも書かれているみたいなので、読まなければ。「大阪の生活史」も出るんだよね。「敗者としての東京」の著者の祖母の妹の息子が、安藤昇と出てきて、調べてみたら、見覚えのある表紙が出てきた。本書でも出てくる、石原慎太郎が書いた本の表紙だった。本屋で平積みされていたの覚えている。もう少し読み進めると、丸山眞男が出てくる。放送大学で勉強していた頃、授業に関連した本を読もうと思って、あんまり読めていなかったけど、丸山眞男は「現代政治思想史」で出てきていて、思いがけず読んでいた。興味の範囲が狭いから、周辺ウロウロしてるんだね。「現代政治思想史」の講師だった原武史さんが荻上さんの「session」で池袋西武のストライキについて解説しているから、土日で聞いておこう。ストライキはもちろん支持している。自分もしたいけど、ABCマートのストが成功したのは、「抗議の中心が販売実績の高い労働者であった」からという記事を読んで、まあ、そうだよねってなった。くらべんなって話。すいません。いじけました。

今は辛い時。そういう時なんだと思って、やり過ごす。あーまずいまずい。大丈夫、どうせ死ぬから、大丈夫。今の自分は全然大丈夫じゃない。朝起きて会社に行って偉い。全然大丈夫じゃない。だいたい仕事行って偉いって自分褒めている時点で全然大丈夫じゃない。それは分かってる。大丈夫じゃないのが分かっているのに、何もできない。何をしていいか分からない。もうやだ、考えたくないし、人生やり直したいし、仕事行きたくないし、お金欲しいし。仕事行きたくない。もう無理。でも、仕事を辞めるという選択ができない。その選択をできない自分が嫌になる。全然やり過ごせない。次から次に出てくる。休みなんかあっという間だもんな。でも、文句言えるほど働いてないからな。役立たずが何を言ってもだめなのよ。仕事行きたくない。でもそうもいかないから、手持ちのカードで何とかするしかなくて、それは厳しいなというところ。なんとかしないと生活できない。あー人生戻ってやり直したい。どうせ死ぬんだから、悩むのはやめる。いざとなったら死ねばいいんだから。ただ、悩んでいるのは今で今はまだ死ぬ気じゃないからな。どうせ死ぬはお守りみたいなもんだから。効果あるかは、まあないよりはまし。

理子ちゃんは何が目的だったんだろうと思ったら、智明め。弟君だと思っていたら、息子だったのね。そして、翠さんということは、亡くなったのは南沢奈央ちゃん?「ハヤブサ消防団」は、省吾さんが放火犯で、その背後には例の宗教組織が。若いころ東京に出て一旗揚げようとしたけど半年でハヤブサに戻った省吾さん。その省吾さんに役割を与えてくれたのが宗教。省吾さんのやったことは間違っているとしたうえで、気持ちが分からないでもない。これから自分はどう生きていけばいいのか、この田舎でくすぶったままでいいのかと悩む中年に、これがあなたの役割ですよって差し出されたら。具体的な何かで、結果が目に見えて、ほめたたえてくれる教祖様がいる。自分が絶対に信仰しないって言い切れない。

丸善ジュンク堂書店主催のノンフィクション大賞のノミネート作品見た。面白そう。読みたい本がどんどん増えていく。

さすがに恥ずかしくてここにも書けないなって愚痴、数日遡ったところに書いてあった。書けんじゃん。