2023.10.25

先週新作DVDレンタルした時に、「これは経費で落ちません」の最終2話も借りた。ここからネタバレ。まだ最後まで見ていないけど、天天の社外秘の決算情報が流失して、それが森若のパスワードからアクセスされていたため、森若が疑われる。アクセスされた日、森若は熱を出し、太陽が一晩中付き添っていたのでアリバイはあるが、交際しているのを知られたくないことと、太陽に迷惑をかけてしまうかもしれないことを気にして、森若は太陽に口止めをする。社内中が噂をする中、絶対に森若はそんなことをしないと信じる真夕と麻吹が犯人探しに乗り出す。

この3人のやりとりが本当におかしくて、車内のシーンは大笑いだった。コメディ演出は乗れないと、見ていていたたまれない気持ちなるんだけど、自分のなかで明確な線引きが分かんないんだよね。役者に力量は大きいと思うんだけど、正直に言うと私沢村一樹さんの演技苦手なんだけど、「シッコウ!」の橋本環奈ちゃんとのシーンはおもしろいのよ。

調べて行くと天天がすすめたい新規事業の資金を獲得するために、ライバル会社との合併が、秘密裏にすすめられていることが分かる。しかし、マリナと合併推進派のライバル会社の役員が偶然知り合ったと聞いた森若は、何かがひっかかる。マリナの出張精算の記録を追う、森若。

やっぱり、面白い。会社の中の出来事しか書かれていないのに、ものすごく面白い。部長が全員男なのも、そこに混じれる唯一の女性はホステスとして働いている、専務(当然男)の新規プロジェクトに集められた期待の社員もぜーんぶ男。男から女へのプロポーズの言葉は、俺が食わせていく、の上から目線。女性社員が思いっきり否定するので、分かって書いていることに安心する。野心のある織子は左遷。織子が勇さんに、専務に自分のことを売り込んでほしいと言うのは、こういうことだよね。男ばかりで固められた上層部。情報流出の話が織子にまず来たのは、彼女がそれだけネットワークがあるという証で、しかもそれ以上の拡散を止めたファインプレーをやったのに、広報は会社の顔だろ、織子さんじゃもう年だしと言われてしまう左遷。これ、分からない人には分からないんだろうか。分からない方が幸せかもと、思ってしまう。

朝、お弁当箱にスープジャーを使っているんだけど、あらかじめ温めておくために、お湯を入れておく。今朝、スープジャーを移動させようと、その中に指を突っ込んでしまった。慌てて冷水で冷やす。バナナ食べてるときも、歯を磨いているときも、指を冷やしながらやってた。おかげでやけどせずに済んだけど、平日朝は分タイムのスケジュールだから、止めてほしい。アクシデントは起こらないでほしい。時間のある時にして。

「大奥」、「ちむどんどん」で慈愛の塊のような母親を演じた仲間さんが、「大奥」では、権力のままに気に入らない者を、孫であっても殺し、我が子さえ道具のようにしか見ない。で、誰も何にも言ってこないことを「退屈」って、怖い。でも、いいキャラクター。武女が苦しんでいる様を見てほほ笑む治斉、よすぎる。キャラクターとして、魅力的。男女逆転しても、男は大事にされて、女は家事労働から解放されず、女将軍も生む道具にされるという非対称が書かれていたけど、権力を持ったら、男女関係なく、ほしいままにしていく。

一枝作品集がどうにも進まないので解説から読むことにする。そしたら、研究している人の紹介で、中山修一さんの名前が載っている。京都市内からちょっと離れた観光地探してて、マイナーな博物館を紹介している本に、長岡京を研究した中村修一記念館が載っていて、ここ面白そうだなって調べていた。これ、同じ人?と思って調べたら、違う人だった。長岡京の中山さんは教員をしながら研究をしていて、一枝の中山さんは神戸大学教授を退官後、モリスなどの研究をしていたみたい。

新聞読んでいると、自分より大変な状況の人が、それでも働いているのに、恵まれている自分はなんて情けないんだろうと思ってしまう。倒れたままでもいいと言えるのは、倒れたままで生活できるからだよね。甘えてるんだよね。生活できなかったら立ちあがるしかないもん。自分が嫌になる。後2日。後2日なら耐えられても、後20年は無理かも。20年で済むのかって話だけど。済まないよね。国民年金の支払いが65までになるらしい。税金あがって物価も上がって手取りは減って、投資して副業して、老後の資金も貯めて、病気もせず死ぬまで働ける人が、生きていける社会。あ、女性は子育て介護もありますんで、よろしく。

「窮屈で自由な私の容れもの」を読む。4つの作品が収められた作品集。「ブルーチーズと瓶の蓋」、中学生の息子と夫と3人暮らしの花埜子。夫が名古屋に転勤となるが、花埜子は近くに住む母親が心配でついていけない。単身赴任の予定が、息子が付いていくと言い出し、花埜子は一人暮らしとなる。それまで夫や息子の好みに合わせて作っていた食事を、自分ひとりのために作る気にならず総菜などで済ませてしまう。コーヒーもアルコールの苦手で、嗜好品に凝ることに憧れがあった花埜子は、チーズに凝りだし、同じ市内あるチーズ工房を訪れた際、たまたま求人を目にして、素人でも大丈夫とチーズ製造の仕事につき、社長に同行してフランスへ行くって、後半ファンタジーみたいだったけど、花埜子がチーズに凝り出す描写はよかった。夫と息子が2人暮らしになった途端、料理し出して互いに、花埜子には使わなかった気遣いをしだす描写とか、リアルだった。気を遣えるのに、妻や母にはできないって、まじリアル。「教会のバーバルスクワット」、女が不倫をすると、残酷で罪悪感をたっぷり残すような結末になるんだね。男なんか簡単に不倫してんのに。ジムで筋トレすると3ヵ月で体のラインが変わるのか、ジム行こうかな。これ、市外の図書館で借りた本。空いた予約枠で京都のガイドブックを予約した。

「ブギウギ」大和さんはストをすると決めたときから分かっていたんだね、社長の決断が。それでも、これから拾ってもらえる子たちのために、決めたんだ。そして、梅丸にそういう場であってほしいと願っている。すごい人だ。大和礼子にしかできないことだ。