2024.6.11

部屋は決まったんだけど、迷いが出てきた。一番は、明るさ。窓は大きいんだけど、向きの関係と、クローゼットで遮られるので、奥が暗い。だから、電気が窓側とドア側に2つついているんだろうけど。そこだけ?いや、上げようと思えばいっぱいあるんだけど、家賃を上げれば解決するかもしれないけど、まあ、住めば都となるかもしれないし、契約はまだだから、断ろうと思えば断れるんだけど、そうだよね、長く住むこと考えたら、家賃あげて、でも、納得いくまで探す時間もない。これも大きい。この年になっても親に何か言われるんじゃないかって思考が身についている。バカみたいくだらなと思うけど、しょうがない。断っても問題ないなら断る?断ってもいいんだよ、ごめんなさい、やっぱりやめますって。誰も責めない誰も怒らない。決めた理由は、家賃の割に築年数の割に綺麗だったこと。どこかで妥協しないといけない。ガス代も安くなるし、ネットも無料だし。あと、慣れ。まあ、何とかなる。収納が半分以下に減るから、家具を選ぶのも楽しみ。物は、一旦減らそう。どうせ増えるし。熱しやすく冷めやすいから、熱されたときに物を買わない。書いたら落ち着いてきた。あの部屋に住む。また迷ったら書けばいい。

憂鬱の原因はそれだけじゃない。今も払っているけど、これから高くなった家賃を払い続けていくことに対する不安。あと何年持つだろうか、将来のことを考えたくない。家賃を支払い続けていくためには、働き続けることが必要で、それがこんな仕事で、こんな状態で、辞める選択肢なんかないのに、嫌で嫌で仕方のないものに、生活を支えられている。罪悪感がまずい。罪悪感後ろめたさ。助けてほしい。時間が迫っていて、準備をしないといけないのに全然進まない夢を見た。前も見た。目が覚めたら苦しかった。追い詰められている感じ。助けてほしい。どうしてこんなことになったんだろう。久々にぐるぐるがきそう。しばらくこんなひどいのなかったのに。罪悪感がまずい。

「FALL」を見た。字幕が読めるようになってきた。感想にはネタバレあり。フリークライミングで夫のダンを亡くしたベッキーは、悲しみから立ち直れずにいた。心配した親友のハンターが、地上600メートルの今は使われていないテレビ塔に上ろうと誘ってくる。これに挑戦できたら、どんな恐怖にも打ち勝てるとハンターは言う。ハンターはユーチューバーで、危険なチェレンジをすることで人気を博していた。

親友を心配して、誘うところが、地上600メートルのテレビ塔登りなの?とまず驚きだけど、冒頭からものすごい絶壁をフリークライミングで登っているので、2人の間では不思議でもなんでもないことなんだろう。それにしても薄着だし、帽子もないし、ハンターはなんとコンバース。私、地上でもコンバースは重くて硬くて疲れるのに。はしごを登っている時から、ねじがはずれそうだったり、ワイヤーがきしんでいたり、もう絶対に何かある感が満載。無事にてっぺんまで着くんだけど、降りるときにはしごが外れてしまう。しばらくして人が下を通り、2人に気がつくんだけど、2人が乗ってきた車を盗んで逃げてしまう。塔のてっぺんは電波がないので、スマホで助けも呼べない。スマホをロープにつないで、SNSの投稿ボタンを押してできるだけ下へと落とすが、電波がない。ハンターの靴に入れてそこに靴下を詰めて落とせば、スマホが壊れずに投稿できるかもしれないと落としてみる。靴下を脱いだハンターの足首にあるタトゥーを見て、ベッキーはハンターとダンが浮気していたと気がつく。酔った勢いだったというハンター。2人は気まずい空気のまま夜を超す。水の入ったリュックを、梯子が外れたときに落としてしまう。リュックはアンテナにひっかかっているので、ハンターがロープで降りて取ろうとするが届かない。ハンターはロープからアンテナに飛び移りリュックを取るが、今度はロープに戻れない。自撮棒にリュックをかけ、それをロープの先にひっかける。そのリュックにハンターが飛び移り、ロープを登ってくるが、途中で落ちてしまう。ハンターはリュックにつかまり無事だったが、手がこすれて痛いので登れず、ベッキーがロープを引っ張る。リュックにはドローンが入っているので、そのドローンにメモを挟んで近くのモーテルに飛ばそうとするが、少し行ったところでドローンの充電が切れそうになる。慌てて塔まで戻し、ベッキーがドローンをつかんで回収する。このあたりから、あれ?と思うことが。それまではハンターの方が積極的に行動していたのに、ハンターが動かない。手をけがしているかと思ったら、なんと、ハンターはロープから落ちたときに実はリュックをつかめず、アンテナに落ちて亡くなっていた。ベッキーはハンターの幻を見て、その幻に助けられ励まされて生き残るための行動ができていたのだ。ハンターが亡くなっていたのはかなりショック。ベッキーは最後の手段として、自分のスマホを落として父親へのメッセージを送ろうするが、最初に人を見つけたときに靴を投げて気がつかせようとしたので、靴がない。こういう細かいところも上手い。ベッキーはハンターのところまで降りていき、ハンターのもう片方の靴を脱がせてその中にスマホを入れる。ハンターのスマホは多分衝撃で壊れてしまい投稿もできなかったと考えたベッキーは、絶対割れないように、靴をハンターのお腹の傷の裂け目にねじ込み、ハンターごとアンテナから落とす。

ベッキーが無事に救出されるところで映画は終わる。生き残るためにベッキーがしたことに、いいも悪いも言いたくないけど、ベッキーはこの後大丈夫だろうかと心配になる。夫も親友も目の前で亡くなり、生き残る為とはいえ、亡くなったハンターを落とすなんて、耐えられるだろうか。ハンターが助けてくれたとの見方もできるんだけど、そう思うことで乗り越えられるだろうかと思ってしまった。

生きるための選択と思っても、耐えきれないことってあるじゃない。仕事はそのためそのためと言い聞かせているけど、無理だし。担当から、管理会社に提出した書類で現在の住まいの居住年数が抜けていたから教えてほしいとメールがあり、メールで送った。後で書こうと思って忘れていたことを思い出した。その年数見て、次越すところに同じ年数住んだら、50過ぎだ。60歳で部屋を借りられなくなるまで10年ないと思ったら、怖くなってきた。長生きが怖い。そんなどうなるかもわからない未来のことで怯えていてもしょうがないというのはもっともなんだけど、でも来るもん、仕事なくなって部屋も借りられなくなって鬱になるもん。鬱で入院中の杉田さんのつぶやきを読む。「労働能力も家事能力もない、何も無いアラフィフの人間が、それでも内なる優勢思想(自分には生きる価値がない)に呑み込まれず、己の無能さを否定せず、何とか生き延びでいくことができるとしたら。生きることそのものは恥じ入るべきものでも罪悪感を抱くものでもない、と信じられるとしたら。」怖いんだけど、読んじゃう。いずれ行く道か、怖い。内なる優勢思想、ある。私生活ではないんだけど、仕事に行くと、食われそうになる。