2020.11.9

机が届いてからしばらくたつが、部屋はまだ整っていない。ここに本棚を置いて、こっちに洋服をかけてという頭の中の構想はあるのだが、なかなかこれといった家具が見つからない。寒くなってきて出かける機会も減るから家具探しに行けない。しばらく時間がかかりそう。お金かかってもいいから、机買ったときに一気にそろえてしまえばよかったと思ったが、その時もこれという家具がなかったしな。フォークもまだ買っていない。

ポッドキャストでジェーンスーさんとTBSアナウンサーの堀井美香さんがやっている「OVER THE SUN」という番組を聞いている。第3回だったかな、35歳の女性が夫が働けなくて、自分が今いる会社もどうなるかわからなくて、資格は持っているけどこれといった才能もない。だけど働かないとならないのでプログラミングを始めたという話が紹介された。それに対してお二人が声援を送ったのを聞いて、気が付いた。私も応援されたい。同じような理由からプログラミングを始めようと決めたけど、正直まだ迷っている。この選択が正解だったのか分からない。こんなことしている場合なのか、趣味の時間を削ってまでしたいことなのか。事前アンケートで、転職支援を活用するか、転職するとしたらいつくらいを考えているかって項目があって、はい、いついつからですって答えられなかった。未定にした。この年で転職なんてできるわけないって気持ちも、アンケートを読んだ人からできる訳ないって思われたらどうしようって気持ちがないわけじゃなかったけど、あったけど、それよりも、仕事辞めたい、転職したいって思っているくせに、自分がどうしたいのかまだ分からないのが原因だと思う。ポッドキャストで女性の決断を、人生の選択肢を自ら作るってスーさんが表現してて、光浦さんの逃げじゃなくて挑戦って言ってたの思い出した。逃げてもいいと思うんだけど、逃げてると思って自分を責めるくらいなら、挑戦だって開き直ることも大切なのかもしれない。挑戦だと思うことで問題の本質から目を逸らしているだけではないかと思うことはある。でも、じゃあ問題の本質を問い続けたら解決するのかといったら、わからない。するかもしれないし、しないかもしれないし。でも、問題の本質を問い続けることって難しくない?辛くない?そもそも問題の本質って何?自分で買いておいてあれだけど。悩めば悩むほど問題が増えてくる気がする。あれも気になる、こっちも不安、あの問題もあったみたいに芋づる式に出てくる。悩まなければ悩まないで、問題を解決する気がないって自分を責める。どっちに転んでも辛いなら、開き直りだわ。合っていようと間違っていようとどうでもよくて、その時を乗り切れる価値観を見つけてなんとかやっていくしかない。なので言っておこう。私は人生の選択肢を増やす。

あと、この番組で、選ばなかったもう一つの人生を考えてしまうとか、母親が幸せだったのか考えてしまうとか、自分も中年になって考えるようになったあれこれを話していて、共感しながら聞いている。堀井さんの話が急に飛んだり、戻ったりする感じが、うちの母親を思い出して笑いながら聞いてる。

2020.11.7,8

週末を思いっきり楽しんでしまったので、明日が憂鬱。楽しいことがあるとそれを糧にまた頑張れるって言う人もいるけど、私は楽しければ楽しいほど日常との落差に辛くなる。どうして幸せな気分は長続きしないんだろう。月曜の朝になると消えてしまう。日曜の夜から暗くなる。今日も眠れなかったらどうしようと思うとますます眠れないような気持になる。でも、楽しいことをするにはお金がなくてはいけないから、仕事に行く。

私の楽しかった週末の思い出が、仕事が辛いって嘆きに塗りつぶされていくのが怖い。だから、つらい気持ちが襲ってきたら、楽しかったことを考える。

どうか、この思い出が私を支えてくれますように。

2020.11.6

茶色のムートンのコートが売れていた。こうなってくると、手に入らなかったそれがとてもいいもののように思える。丈がもう少し短い方がいいなとか、色がもう少し明るい方がいいなとか、裏が総ファーだから暑いかもしれないなって思っていたことが全部なくなって、手に入れられなかったってことが悔しくなってくる。甘いレモンって言うんだっけ。でも、今年2着も買ったら来年買う楽しみがなくなるから、茶色のムートンとはご縁がなかったということにしよう。グレーのウールとのご縁はどうなるかな。

そういえば去年も黄色のブルゾン気にって、いざ会計の段階で迷ってやめて、でもやっぱり気になって翌日行ってみたらなかったってことがあった。古着だったから袖の所に汚れがあって、それが気になってやめたんだけど、よく考えたら私はだいたい袖をまくって着るタイプだったので問題なかったかもしれないと思い返したのだ。ちょっと惜しいことしたなと思っていたんだけど、今年の夏に似たような色で羽織るタイプのパーカーを買えたからよしとしよう。ブルゾンはプーマだった。マークがピンクでそれもかわいかった。スカートとかワンピースに羽織るとほどよくカジュアルダウンできそうだった。パーカーは袖とパーカー部分にボリュームがあって着丈が短めなので今流行りのオーバーサイズな感じが出る。オーバーサイズはスタイルが悪く見えるので、好きなのだけど避けていた。久々にその感じを楽しめた。

「THIS IS US」、ベスの過去が。実は空想が好きで、ダンスが好きで、でも何かをするには一番にならないといけないというお母さんの影響で今まで頑張ってきた。でも、一番にならなくてもいいと、好きなことをすると決める。ドラマが始まったときは、エリートだったランダルとベスが思い切った決断をしたね。すごいね。ベス、トビー、ミゲルの色々な側面が見えてくるから、ドラマがますます面白くなるね。

2020.11.5

お気に入りの喫茶店があって、ここ最近は週1,2回行っている。9月頃から混んできた。コロナ感染防止でゆったりとした席数にしているから、それが居心地よかったんだけど、席数少ないからすぐ埋まってしまう。元々人気店だから仕方ない。ちなみに常連ではないと思っている。なぜなら、店長が誰かわかっていないから。常連のイメージは店員の顔と名前が一致していて、せめて店長が誰かわかっていて会話を交わせるってことだから。

子どもの時は大人になったら常連の店ができると思っていた。憧れがあった。けど、常連の店を持たないまま中年となったが、別になくてもいいかなというのが本当のところ。お店の人と仲良くなりたくないんだよね。元々軽い会話が得意な方ではないし、悩みを人に話すタイプでもないし、他の客にプライベートな情報を聞かれたくないし、と、常連には向いていない人間なのかもしれない。

20代の時に行っていた美容室。そこは1人でやっていて、その人がお客さんの何人かを集めて飲もうと計画して、2回参加したことがある。1回目は美容師入れて5人。そのうちの1人の男性客が、その美容師に心酔していて(美容師も男性)、髪形や服装を真似て、美容師がひげを伸ばしていたので僕も伸ばしましたって言ってて、こういう考え方が素晴らしい、こういう生き方を見習いたいみたない話を延々聞かされて、正直どうでもいいわと思った。2回目は、その男性が参加しないこと、1回目に参加してたけどあまり話せなかったご夫妻も参加するので話してみたないと思ったこと、美容室の客が経営する店に行ったんだけど、そこが前から気になっている店だったことから参加した。この時は美容師入れて6人。20代後半から30代前半くらいは、友達増やそうと思って誘われればこういった飲み会に参加していた。そして気が付いた。私友達増やさなくていい。3人くらいの少人数がいい。誰とでも仲良くなれるタイプじゃない。2回目の集まりも共通の話題や趣味があるわけでもないし、当たり障りのない会話して終わった。私はそれが楽しめないタイプだった。分かってよかったけど、早くに分かっていたら他のことに時間とお金使えたのにって思ってしまった。

外交的で、友達がたくさんいて、コミュニケーション能力が高くて、明るくて、という世間でいいとされているイメージに、私はことごとく合わなくて、悩んだ時期もあったけど、最近は別にいいやと思えるようになった。内向的な自分とうまく付き合っていく。以前、「内向型人間のすごい力」という本を読んだ。自分のことが書かれてると思った。巻末に親が外向型で子どもが内向型の場合、こういうことに気を付けましょうって書いていあって、読んだ時、子どもの時こうやって接してもらいたかったって思った。私はもういい大人なので、自分で自分にそうやって接していくしかない。

本のタイトルなんだったっけと「内向型 本」で調べてみたら、読んだ当時より内向型について書かれた本が増えていた。またヒントもらいに何か読んでみようかな。「内向型人間のすごい力」の中にパートナーを見つけたいなら、週に1回とか決めて、交流の場所へ出かける。気が乗らないかもしれないが、早くパートナーガ見つかればもう交流の場には行かなくていい、って書いてあって実行してみようかなと思ったけど、できず。コロナじゃ外出もままならないけど、何とか考えていかないとな。

2020.11.4

図書館から3冊同時に本が届いた。3冊とも延長ができないので2週間で返さないといけない。というのが10日前の出来事。2週間かからずに3冊とも読めた。普段から4冊くらい並行して読んでて、この期間も読みかけの本が3冊あったけど、図書館の本3冊に集中した。10日ぶりに読みかけの本を開いたら、案の定内容ちょっと忘れていた。読んだ本、見た映画やドラマの内容は結構忘れる。セリフとか覚えてて引用できる人すごいなと思う。忘れていたと思っていた映画の内容をあるきっかけで思い出したことがある。友達に借りた本で、実際にある映画の一場面が、主人公の人生を決めたきっかけとなったこととして出てきた。読んだ時、私この映画見た、知ってるって思い出した。覚えてなくても自分のどっかには残ってるんだなと面白かった。

今、NHKで放送している趣味の時間を録画して見ている。本好きの有名人が自分の転機になった本や、繰り返し読んでいる本を紹介してくれる。仕事場や部屋で紹介してくれる時は、本棚が映って興味深い。本棚を見られるのは嫌だという人は多いと思う。私も嫌だ。人が来るときは、見せてもいい用の本を並べておく。でも、こういう人は人の本棚には興味があるという人が多いと思う。ニュースのインタビューで大学の教授や講師が出ると、たいてい後ろが本棚ということが多い。本棚を見てしまうから、インタビューを聞き逃す。一度好きな映画監督が本棚を背にテレビに映ったときは、インタビューそっちのけで本棚をカメラで映していた。

私は映画が好きだけど、映画のDVDは1本も持っていなくて、でももし持っていたとしても、見られても平気な気がする。でも本は嫌だ。悩んだとき、迷ったとき、解決方法が知りたいとき、私は本から入る。なので、そのとき読んでいる本には私の悩みがダイレクトに反映されている。それが知られたくないというのがひとつ。でも、図書館で借りることも多いし、2年に1回は売ってしまうから、実際手元にはそんなにない。だから、過去の悩みは分からないはずなんだけど(まあ、ずっとおんなじことで悩んでんんだけど)、でも、一時期自己啓発本をよく読んでいた時期があって、その名残が本棚に残っていたら嫌だな。自己啓発本を否定しているわけじゃないんだけど、私は読めば読むほど落ち込んだ。こんなに努力家で結果を出している人がいるのに、どうして私はできないんだろうって。あれは、読んで頑張ろうって思える人に向いているのかもしれない。今は、その方法はその人に向いていた方法で、自分には向いていなかっただけで、方法は自分で見つけないといけないというのはわかっているけど、なんというか、その時は、藁にも縋る思いで読んでいた。当時は、読んでる本から何かを学ばないとという考えで読んでいた。けど、その読み方は私にとって面白くなくて続かなかった。別に何も学ばなくてもいい、得るものがなくてもいい。面白い、そんだけで十分。この面白は、感情が動くってことなので、怒りでもいい。哀しみでもいい。淋しくなってもいい。辛いのは今は避けたいところだけど、辛くてもいい。

2020.11.3

「THIS IS US」が進んでいない。バチェロレッテに夢中だったからというのもあるけど、シーズン3に入ってからジャックのベトナム戦争の話が中心になってきたからだ。戦争を扱った作品はよく見る。ただ、コロナが流行ってから避けるようになった。見たら暗くなって、その気持ちを引きずりそうだからだ。でも、実際に見ると、思っていたほど暗くもならないし引きずらない。それが分かってるんだけど、なかなか進まない。この、物事を始めるときに必要以上に不安になって、悪くなる未来を予想してなかなか踏み出せないという自分の悪い癖だと思う。

久しぶりに髪を短くした。軽い。髪は短いほうが好きなんだけど、そうしていなかったのは短いとまめに美容室に行かないといけなくて、それが面倒だから。でもコロナで鬱々しているし、気分を変えたかった。切ってよかった。まめにいかないのには理由があって、今はそうでもないんだけど、若い時は美容室に行くのに気後れをしてしまうから。美容室の人たちっておしゃれで髪型も決まっていて、私はこうしたいってスタイルがあって、自分に自信がないうえに自意識過剰だったから、こんな自分が言ったら馬鹿にされるとか、きれいになろうとしようなんて図々しいって思われそうと思っていた。今思うと完全に被害妄想で、美容室の人たちに失礼なんだけどね、当時は美容室に行くのにものすごく労力がいた。6月以来ですねって担当に言われて、あれ、3か月ぶりくらいだと思ってたのに、やっぱり時間の流れがおかしい。

例のコートを見てきた。まだ迷い中。昨日別の店で例のコートの3分の1くらいの値段のコートを見つけた。そっちは明るめの茶色のムートンコート。裏が総ファーなんだけどそこまでボリュームがないのがいい。軽いのもいい。

今日久々にヒールを履いた。脚にコンプレックスがあるからヒールはよく履いてた。なので若干外反母趾気味。今もコンプレックスはあるんだけど、ヒールは疲れるし足が痛くなるからやめた。昔は細くて7センチくらい履いてたけど、今持っているのはヒール太めかウェッジソール、高さも5センチくらい。昔よりスニーカーをおしゃれとして履くのは当たり前になってきた気がする。いいことだ。年取ってヒール履けなくなったらいやだなって思ってた時期もあったけど、履けなくなるならなるでなんとかなるな。年取って何々できなくなったらいやだなって心配は、中年になってから振り返るとどうでもいいことが多いかも。心配しなくてもどうにかなる。中年になってわかることがある。

2020.11.2

「バチェロレッテ」週末に全部見終えた。

結末については、萌子さんだったらありうる選択だなと思った。スタジオでも言われていたけど、最後のローズセレモニーは顔つきが違ったもんね。

最後の2人は杉ちゃんと黄さんという対極な2人。2人見て、学生時代に友達にどういう人と結婚したいかって話題になったときのことを思い出した。私が一緒にして落ち着く人、友達が一緒に成長できる人って言った。私はそういう人が好みだから、杉ちゃんといるときのリラックスした萌子さんを見て、杉ちゃんを選んでほしいなと思った。でも、萌子さんって、一緒に成長したいって思うタイプのような気がして、黄さんを選ぶんだろうな思った。

この決断はそうとう勇気いったと思うよ。言ってしまえば、どっちか選んだ方が楽なんだよね。番組のルールだし、スタッフにも迷惑かけないし、スタジオで文句も言われないし。スタジオで言われていた、今は分からなくてもこの先一緒にいてから決めてもいいのではってことは、萌子さんも考えたと思う。周りが言うアドバイスはだいたい考えたと思うよ。杉ちゃんを選んでも、黄さんを選んでも、どこかに違和感が残って、でも選ばないといけない状況なら、とりあえずどちらかを選ぶというのは、私としてはありな選択だと思うのだけど、それを妥協と思ってしまう萌子さん。妥協でもいいと思うんだけど、そうできないところが萌子さんらしい。自分が同じ立場なら、杉ちゃん選ぶのは、好みだからというのもあるのだけど、正直に言えば、やっぱりどちらも選ばないという選択をしたときの周囲の反応が怖いからでもある。現にスタジオでも男性陣の反発がすごかった。ネットの感想見ても、同じような批判がある。批判されるのは想像がつく。そうなるであろうスタジオに来るというのはそうとう勇気のいることだ。萌子さん怖かったと思うよ。でも、堂々と、言い訳もせず、これは私の人生で、私が選択すると言った。あなたを納得させる必要はないと言った。そして、萌子さんは謝らなかった。私はこの姿勢に感動した。多分萌子さんが男性陣の批判に対して謝れば、あそこまでヒートアップしなかったと思う。でも、相手をヒートアップさせないために謝るって、おかしくないか。自分より体格もいい男性に怒鳴られたら絶対怖い。萌子さん少し震えているようにも見えた。そうとう頑張って答えてたんじゃないかと思う。あなたを納得させるために選択はしていない。本当にそうだ。キャプテンマーベル思い出しちゃった。そして、謝らなかったのは、もうひとつ、彼女も言っていたように、本気で男性陣に接していたからだと思うんだよね。最後まで自分の意思で行動した萌子さんに、私は拍手を送りたい。

マラカイと萩原の悪意ある物まねは最低。ホモソーシャルなノリをあの場でしていいと判断したのは、普段から平気でやっているからなんだろう。もし、黄さんと瀬戸口さんが彼らと距離を置こうとした理由が、このホモソーシャルなノリへの批判があるのだとしたら、2人の行動の見かたも変わってくるな。萌子さんの選択をローズと北原さんが支持していて、それをあの場で声に出してくれるって心強いことだ。萌子さん嬉しかったと思う。そして、杉ちゃんからの告白。花びらに託した思いにぐっときた。黄さんは何となくだけど、未練もなくすっきりして見えた。

下山さんの質問が的を得ていて、一人で選択するのは苦しくなかったですかとか、この人と結婚するってどうしたらわかるんですかとか。本当、この人と結婚するとか、この仕事をするとか、この家に住むとか、人生の選択はどうやったらわかるんだろう。選んだものを正解にするっていうのもなるほどと思うし、違うと思ったときに執着なく手放せるのもすごいと思う。結局自分で決めて、自分で選ばないといけないんだよね。興味本位で見始めたけど、すごく色々考えることができる番組だった。考えるの好きだから楽しかった。バチェラーも見てみようかしら。