2024.4.30

4月27日、東京へ行く。お昼くらいに着いて、パーラーはまのへ。玉子サンドがとても美味しい。具は分厚いけど、パンは薄いし、一つひとつも小さいので侮っていたら、超お腹いっぱいになった。渋谷で「虎に翼」展をしているので見に行く。GWの渋谷駅なんて絶対混んでいて嫌だけど仕方ない。会場のあるビルは、上に展望台があるらしく、海外からの観光客で混んでいた。展示会場はがらがらだったので、ゆっくり見れる。寅子たち女子部の衣装が展示してあって、よねさんのだけ撮影で使用中でなかった。よねさん以外の3人はもう撮影がないのか、それともよねさんだけ衣装が変わらないのか?ポスターで寅子が着ている法衣の刺繍、寅子の人生とかかわりのあるものたちがデザインされていて、解説によると「さまざまな人生や出来事を胸に裁判官になったことを表現している」んだって。虎がいるし、はるさんかなと思う背中を向けて台所に立つ女性、猪爪の家、本、梅子さんのおにぎり、涼子さんの日傘、みんなで食べたあんみつ、などなど。細かい。

隣のブースでは出演者のサイン。ここは、撮影だめ。皆色紙に一言書いていて、マツケンさんの「お母さン!?」は笑った。出演者のパネルもあって、等身大かスッタフに聞いたら、違うみたいですと言われた。会場に、明治大学博物館でも「虎に翼」の展示をしているとのパネルを見つける。丁度いい機会なので、明日行こうと写真に撮っておく。

会場前にベンチがあるんだけど、そこも観光客でいっぱい。トイレは空いていたので、すませて、空いているベンチで次の移動先への乗り換えを調べる。さっき撮った写真を見返しながら、明治大学の展示知れてよかったなと見ていたら、ん、明日やってなくないと気がつく。月曜は見に行く時間がないので、行くならこの後しかない。何か一つ予定を諦めないとだけど、行こうと、明治大学へ。駅から歩いていく途中、山の上ホテルの看板を見つける。行ってみたかった。展示はこじんまり。半分はモデルとなった三淵さんや、当時の学校の見取り図や、当時の記事が展示されていた。寅子と花岡の衣装、女子部のステンドグラスが展示されていた。ステンドグラスは羽がデザインされていて、「ここで翼を得る」という意味が込められているみたい。法衣のデザインといい、細かいところまで考えて作られている。見に来てよかった。

近くに「竹もと」のモデルとなった「竹むら」がある。行きたかったけど、日曜休みで諦めていた。でも、近くならと思ったんだけど、普通に考えてGW初日の15時くらい、混んでいないわけがない。グーグルマップ上でも「混んでいます」の表示。この後も予定があるから体力を温存しておきたいし、結局諦める。一旦ホテルに戻って、休憩。イベントに参加して、疲れたので、夕食はまたもやコンビニ弁当。

28日、6時ころ目が覚めてしまい、眠れないので、起きる。近くの縁切り寺へ行く。私の前を歩いていた男性もそこに入り、熱心にお祈りしていた。絵馬があったので購入。しっかりと願いを書く。どうか叶えて下さい。その後近くに「ピノキオ」というカフェがあり、8時から営業しているので行ってみる。バスを調べておいたので、バスで。旅行でバス使いこなせたら移動楽になるけど、ハードル高いんだよね。バスを降りて、グーグルマップ上では混んでませんの表示だけど、店内は満席で、2時間待ちと言われる。冗談かと思ったんだけど、話を聞いてみたら本当みたい。ちょっと待てないなと思い、やめる。3組くらい外で待っていた。バス停まで戻ると、5分位でバスが来る。NHK博物館へ向かう。新橋駅からコミュニティバスがあるらしいのでそれに乗ろうと思ったけど、バス停が分からない。仕方ないので歩く。この日は最高気温28度で、この時間で25度くらい。あんまり外を歩きたくない。途中でベローチェがあったので、軽くご飯を食べる。新橋はサラリーマン街と言われているからか、日曜日なのでがらがら。湿度がないからか、気温の割に暑くない。途中にあったTAMIYAのお店が観光客で混んでいる。NHK博物館へは結構な上り坂。入り口に3人女性が立っていて、入るとすぐにクイズラリーやってますと台紙をくれる。待ち構えられている感じが、若干圧。ここではラジオ放送から始まったNHKの歴史が展示されている。2階に行くと、アナウンサーが座っているニュースを読む台に実際に座れる体験コーナーがあるんだけど、3組くらいいて混んでいるの後回し。子ども番組コーナーでは、じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろりがいる。懐かしい。リアルで見ると、ちょっと怖い。しかも、有閑倶楽部みたいな名前がそれぞれについてる。隣にはゴン太くんゴン太くんは、怖くない。かわいい。紅白やのど自慢の歴史のコーナーでは、昔の紅白の映像も流れている。けど、だんご三兄弟が結構な音でかかっているので、映像の歌声が聞こえない。のど自慢では、合否判定で鐘が鳴るけど、当初は不合格の人に「結構です」と声をかけていたけど、「大変結構です」と褒められていると勘違いする人が続出したので、鐘に変えたんだって。前向きな人が多かったのね。64年のオリンピックの展示は気合が入っている。ドラマのコーナーは、ドラマ好きには楽しい。あやさんの「火の魚」の台本があるし、山田太一さんの手書きの原稿もあった。3階では企画展で「歴史に名を刻む女性たち」という大河ドラマの女性脚本家の作品が展示されていて。衣装や脚本などなど。直虎の脚本がある。しかも、手に取れる。昔の大河の脚本は、最初の方に撮影所の地図や行き方が書かれていて、時代を感じる。光る君への、まひろと道長のパネルもあって、その前で女性が一人で自撮りをしていて、大変そうだったので、よかったら撮りましょうかと声をかける。撮っているとき、道長の側で撮っていたので、もしかして道長とのツーショットが撮りたいのかと思い、確認したら全体がいいと。これ、全体は自撮りじゃ無理よ、声掛けてよかった。それ撮っていたら、もう一人、一人で来ていた女性が、私も撮ってくださいと言ってきた。助け合い。3階は、ヒストリーゾーンといって、ラジオ放送から現在までの歴史がたどれる。様々な出来事をテレビがどう伝えてきたか。最近では、戦後の反省がまったく生かされていないように思うんだけど。4階は資料館とライブラリーで、資料館は事前の申し込みがいるみたい。ライブラリーでは当日の申し込みで、NHKの過去の番組が見られるみたい。時間ある時にきたい。見たい。帰る前に体験コーナーへ。2階から3階へ上がる前にも寄ったけど、その時も人がいたので諦めた。今回は誰もいない。実際にアナウンサー席に座り、プロンプターを体験する。仕組みが面白い。手元の原稿がプロンプターに映り、プロンプター自体にカメラが付いているので、原稿を読むアナウンサーが、カメラ目線になる。いつも不思議だったのが、原稿を途中まで読んで、カメラに目を向けて続けて読んで、たまに原稿に目を戻す時、どうしてすぐどこまで読んだかを探せるのか。解決した。面白かった。諦めずに寄ってよかった。受付でもらった地図に、コミュニティバスの乗り場が記載されているので、それを頼りに向かう。少し早く着いたので、近くのコンビニで水を買う。用意していたのに、ホテルに忘れてきてしまった、水。暑いから日陰で待機、5分くらい前にバス停へ。少しして、あれと違和感を覚え、調べると逆方向のバス停だった。道路の向かいにバス停を探し、見つけたので向かおうとすると、バスが目の前を通り過ぎる。無常。なんで逆のバス停にいたかというと、進行方向が駅だから。確認不足。28度の中仕方ないので歩く。行きもそうだったけど、湿度が高くない分そこまで暑くない。けど、駅に近づくにつれてやっぱり暑くなってくる。

昼過ぎだけど、お腹は空かないので、次へ向かう。森ビルで開催している「花とゆめ」展へ。しかし、会場近くに別の展示会のポスターは沢山あるのに、「花とゆめ」が1枚もない。場所も分からないので受付で聞くと、なんと、開催前だった。確認不足ここに極まれり。受付の人が、今はこちらが開催中ですのでよかったらと、沢山張ってるポスターと同じチラシをくれる。お気遣いすみません。実は昨日明治大学に行ったから、「花とゆめ」か「マティス展」どちらか行けないかもと思っていて、「花とゆめ」を選んだんだけど。ここから、新国立美術館は近いけど、確認不足に次ぐ確認不足に疲れたので、甘いものでも食べようかなと、すぐ近くの店に入ったら、一口で食べられそうなくらい小さいシュークリームが400円超えていたので、やめた。高すぎる。じゃあ、どこかで休んでから向かおうと思ったんだけど、六本木もすごい人で、目につくところは混んでいる。探すのも面倒で、もういいやと、マティス展は諦めてホテルに帰る。またしてもコンビニの軽食で休憩。どこにいこうか探して、銀座にある単向街書店という、中国語の本屋が気になっていたので、行ってみる。中国語は読めないんだけど、2階にカフェがあるので、本屋をちょこっとのぞいて、カフェに行こう。マティス展が18時までだから、先に行ってみようかどうしようか迷って、ホームページを開いたら、20時まで開いている。これなら、カフェ寄った後でも十分見れる。と喜んだが、今日は確認不足の日だから、念のため企画展個別のページも確認すると、4月28日は20時までと書いてある。ついてる。少し元気が戻って、銀座へ出発。噂には聞いていたけど、銀座もすごい人。本屋に着くと、私とほぼ同時に1名、女性が入ってきて、まっすぐ奥のカウンターへ行き、飲み物を注文している。店員さんと親しい様子。そして2階からは、とても賑やかな話声。ちょっと嫌な予感。店内は中国語の本がほとんどだけど、漢字が分かるから、日本語の小説が翻訳されているのは、どの本か分かる。面白い。中国で今大人気という、上野千鶴子さんの翻訳本もある。店内には私より先に入っていたおじさんが一人、少しして女性が一人で入ってきて、奥のカウンターで注文、店員さんと親し気。これ、2階のカフェ行けないかも。調べてみたらイベントとはやってない感じだけど(イベントが多い本屋みたい)、なんか盛り上がっている話声の中に、入りづらいのカフェは諦めて店を出る。少し早いけどマティス展行こうかなと店の前で調べていると、店から出てきたおじさんに中国語で話しかけられる。分かりませんと言うと、日本人?と聞かれ、そうだと答えると、何も言わずに去って行った。なんて言ったんだろう。銀座でどこか寄って行こうかと思ったけど、目に入るカフェは満席。もうマティス展へ行こうと歩いていたら、ジャーナルスタンダードの店が目に入ったので、入ってしまう。店舗が広いので沢山ある。

マティス展の音声ガイドは安藤さくらさん。正直、ナレーション向けの声とは言い難い。前も新国立美術館来たことあって、寒かった記憶があるのでカーディガンを持ってきて正解だった。寒い。法律家を目指していたマティスは、病気で療養が必要になった時、母親に絵を進められ、書いてみたら、これが自分の道だと、画家を目指すことに。最初の頃の油絵は、正直いいとは思えないのだけど、素人だからよさが分からないだけかもだけど、途中新しいを技法を身につけてからがぐんとよくなる。名前は忘れちゃったけど、パレット上で色を混ぜずに、キャンバスに色を点々と置く、みたいな書き方。マティスといいえば切り絵が有名だけど、他にも彫刻や線だけの絵、タペストリーや舞台衣装のデザインなど、多岐にわたる作品があった。衣装のデザインは、アジアからインスピレーションを受けているので、龍がデザインされているんだけど、ちょっと表情がおとぼけな感じで、迫力がない。龍というより鯰みたい。途中から、撮影OKになる。女性たちの大阪でも、モネ展でも途中から撮影OKのコーナーがあって、最近はSNSでの宣伝効果を狙って、撮影させているんだろうね。マティス展は撮影OKが多くて、めんどくさくて全部は撮れなかった。マティスは来日もして、その時の展示会は大人気だったらしい。文藝春秋の表紙にもマティスの切り絵が使われていて、その展示もあった。今見てもかわいい。多くの絵や作品は、ニース市マティス美術館から貸出されているんだけど、1点だけ(私が気がつかなかっただけで他にもあったかも)アーティゾン美術館からのがあった。常設展へ行こうで、取り上げられてはいなかったんだけど、所々で名前は出てきた、重要な位置付けの美術館という印象。あと、マティス来日時の巡回展は、東京と大阪の他、広島の大原美術館でも開催されたらしい。大原美術館って、すごいところだよね。カフェに寄らなかったので、開催時間延長は関係なかったかもと思ったが、見終わったのが18時半だったので、恩恵を受けた。前回きたときは混んでいたんだけど、今回は時間が遅かったからか、空いていてゆっくり見れた。モネ展もよかったけど、空いている方が自分のペースで見れていい。展示が20時までなので、もし併設のカフェも20時まで開いていたら入ろうと思ったら、カフェは18時までだった。結局この日もコンビニ弁当。そして、翌日朝もコンビニのパン。予定では最終日の朝は、モーニングに行こうと狙っていたカフェがあるんだけど、この日のモーニングと同じことを繰り返すのが怖くて、やめてしまった。

この日の夜、京都を諦めた。東京の込み具合を体験して、空いている地域、今回なら新橋とかは空いているけど、泊まるホテルも行きたい沢山のカフェも東山で、結構気まぐれで行き先を変えるから、今休憩したいと思ったときにぱっと入れる店が混雑で入れなかったら、今回みたいに結局コンビニになりそうで。大河ドラマ館には行きたいので、滋賀と奈良にして、どこかで宇治に行こうかなと考え中。

最終日は早めに空港に向かって、空港でソフトクリームを食べた。読んでいた本は「わたしたちが光の速さで進めないなら」。SFで短編集という、普段あまり読まない組み合わせだけど、これは面白かった。ホテルでこちらを読み終わったので、飛行機の中では陰摩羅鬼読んでた。家に着いたら荷解きと洗濯。洗濯回している間にお弁当の用意。頑張った。連休に挟まれた3日間も連休にしてほしい。明日会社行きたくない。旅行前にユリイカ読み終わりたかったけど、できなかったので寝る前に続きを。でも、すぐ眠くなってあまり読めなかった。疲れた。旅行は楽しけど疲れるし、楽しかった落差で休み明けの仕事の嫌さが増す。休みが楽しかったから、また仕事頑張ろうと思えるタイプだったらよかったのに。仕事がなければいいけど、ないとお金がないから旅行に行けない。そういえば、旅行中一度も、こんなことしてる場合じゃないのにと思わなかった。いいこと。あとは、縁切り寺が本領を発揮してくれればいうことなし。頑張れ。NHK三昧だったので、過去の大河ドラマを見たくなってきた。NHKオンデマンド入ろうかな。