2020.10.28

「バチェロレッテ」を見ている。

普段見ることのない類のドキュメンタリーなのだけど、バチェロレッテの萌子さんがすごいというブログをたまたま読んで、興味を持った。元々は、バチェラーという、男性1人に対し、複数人の女性が彼を射止めるために戦うみたいな恋愛ドキュメンタリーで、このバチェロレッテは男女逆転版。その一人の女性が福田萌子さんという方。

先ほど触れたブログを書いた人が、とにかく萌子さんべた褒めで、読んでいるだけで萌子さんに憧れを抱いてしまう。彼女を見るために見始めた。あたらめてブログを読もうと思ったら探せなくなってしまった。萌子さんのすごいと思うところはたくさんあるのだけど、一番は言葉で伝えることを大切に思っていて、それを実行できるところ。自分の考えていること、相手に対して思ったことを真直ぐに伝えられるというのは萌子さんの本当にすごいところだと思う。そして、ポジティブ。人生を楽しもうって思っていて、いろんなことに挑戦している。相手のいいとこを見ようとする姿勢も素敵。まだ2話の途中なのだけど萌子さんの魅力がどんどん伝わってくる。

萌子さん目的で見始めたのだけど、恋愛の部分も自分でも驚くほど楽しんでみている。他人の恋愛に興味なかったのに、萌子さんが最初のバラを手にした瞬間、思わず声を出してしまった。一人で盛り上がった。男性陣も皆さん、すごい人たちがそろっている。皆さん自信満々といった感じで萌子さんにアピールして、萌子さんのことを素晴らしい女性だとほめる。謙遜なんてしない。私なんて、僕なんて、と言わない。謙遜がいい悪いと言ってるのではない。今、ここで、この瞬間、謙遜している場合かという話だ。2か月仕事休んで参加するって、すごい覚悟のいることだと思う。私からすると、参加しているだけでも尊敬に値する。だからこそ、今、ここで、この瞬間、謙遜している場合かという話だ。杉田さんは謙遜とは違うのかもしれないけど、萌子さんに話しかけられない。壁の花になってしまい、他の男性陣に促されて、ようやく萌子さんと話せる機会を持つ。杉田さんの積極的に行けない感じとか、言葉に詰まって涙浮かべちゃう感じとか、わかる。わかるからこそ言いたくなる。

若い時だったら、私はこの番組を楽しんで見られなかったと思う。萌子さんに嫉妬して、杉田さんにいらいらして。嫉妬というのもおこがましい。萌子さんのようになりたいけど、どう頑張ったってなれるわけがない。だから、最初から努力しないし、その理想像に文句をつける、私は、酸っぱい葡萄で自分を守ろうとするタイプだ。今は、萌子さんになる必要はないとわかっている。もちろん、何かのいたずらで萌子さんにしてあげるって言われたら、喜んで首をたてに振るけど、そのくらい今の自分に自信はないし変わりたい思いはあるけど、そんなことはあるわけがないし、もうこの自分で生きていくしかないんだなということがようやく分かってきたので、萌子さんになる必要はない。なる必要はないって偉そうなんだけど、萌子さんのことをどうのと言っているわけではないよ。あくまで自分の問題だから。もちろん憧れる部分はあるから、どうやったらあんな風にできるかなって、特に考えを言葉にするという部分は見習って、少しでもできるようになりたいと思っている。あと、萌子さん見ていると体を動かしたくなる。運動頑張ろうって思える。

さっき「自信満々といった感じで」と書いたけど、萌子さんも男性陣も緊張も不安もなく「自信満々」かといったら、そんなことはないんだよね。萌子さんは緊張しているけどかけがえのない体験を楽しもう、参加してくれた男性陣のことも考えて、笑顔で彼らと接する。男性陣の中に、日本と中国で数件の会社を経営しているという男性がいて、見た目もしゅっとしていて、私からみたら自信が服着て歩いてるみたいな存在なんだけど、そんな彼が、バラを受け取るのに全員が並んでいるシーンで、緊張しているし不安だけど顔に出さないように、前だけを見ていたって言っていた。当たり前だけど、自信がありそうに見えても、緊張もするし不安もある。でも、今その不安や緊張を表に出さないって、努力してそう振舞っている。だって、萌子さんと付き合うって、結婚するって目的で来たのだから、目的のために努力する彼らを素直にすごいと思った。その人がまっすぐ前を向いている隣で(確かとなりだった気が)、杉田さんは視線がきょどきょどしている。杉田さん、応援したくなる。頑張って。ちなみに、杉田さんが努力していないって意味ではないです。この瞬間どういう態度でいるかを決めるのは自分自身で、不安も緊張も見せないと決めてそれを実行できる彼の努力の話です。自信満々に見える人が、簡単にそれをやってのけてしまうと思うのは、その人の努力する姿勢に対して失礼ですよね。

萌子さんが見たいというちょっと軽い気持ちで見たけど、まだ2話の途中なのに、思いっきり影響を受けている。

北海道生まれ北海道育ちのオーストラリア人がいて、先程書いた日本と中国で会社を経営している人は中国人。スタジオの男性がそれをいじったら、シェリーさんがそれはやってはいけないと言っていて、よかった。