2021.1.30

「コロナロス」というのがあるらしい。要はコロナが終わってほしくないってこと。最初は分からなかったけど、読んでいてなるほどと思った。まず、マスコミ。マスコミにとってコロナは、人々の影響を与えられる格好の材料と指摘。特にワイドショーでは自称専門家の胡散臭い人を出演させ、人の不安をあおるようなセンセーショナルな報道をすると。

後は、コロナの影響で在宅で仕事をするようになった人たち。通勤しなくていい、嫌な上司と顔を合わせなくていいといいことずくめなので、コロナが終わってほしくない、でも表立っては言えないって人達らしい。これは、うらやましいし、そう思っても仕方ないよね。コロナと共生が続いて、身近に感染した人や亡くなった人がいなくて、例えば余計な会合に出なくてよくなったとか、先に書いた在宅で仕事する人とか、むしろ生活が楽になった人が多くいて、そういう人には「現状維持バイアス」というのがかかるらしい。

実は、コロナが流行り出した頃、ちょっとほっとした気持ちがあったというのも事実だ。その頃転職活動を再開し始めて、面接受けたところは結局落ちたけど、コロナが流行っているから転職活動は一旦やめた。この頃は全体的に様子見の雰囲気だったように思う。全体的に動きが止まっているというか、そのことにほっとした。自分だけがとまっているわけじゃないと思えた。コロナでストレスかかるときに、環境変えてさらにストレス抱えるのを避けたもの理由の一つだけど、今自分が転職できないのはコロナのせいだから仕方ないと思うことで、自分を守っていたのも事実。今変われない自分を、コロナのせいにすることで守ってた。後は、そのときはまさか政府の愚策のせいでここまでひどくなるとは思ってなかった。仕事なくしたり、保証もなく休業とか時短とかで大変な業種も多いのに、自分のことしか考えてなかったの、ちょっと恥ずかしくなった。

ここまで感染を拡大させて、医療を崩壊させておいて、コロナ対策に約4兆円、Go to含めた経済対策に約11兆って、どういうことだ。自民党の議員がすぐPCR受けれて無症状でも入院できて、自民党は症状なくても全員PCRするんだって。それは、いいことだと思う。ただ、それは去年から野党が求めていて、与党はそれをしてこなった。でも、やるってことは、コロナの対策にはそれがいいってわかってたってことだ。やってこなかったくせに、しかも感染を拡大させるような政策しかしてこなかったのに、自分たちだけそれをやろうとしている。だから腹が立つんだ。