2021.4.1

「ほかに方法を考えなくてはならない。こういう場合、ぜったいにやってはいけないのは、自分を非難することだ。ミスをしたときは、非難で機知の働きを鈍らせるのではなく、それはひとまず棚上げして先へ進んだ方がいい。」

サラ・パレツキーのヴィクシリーズを読んでいる。2年前の暮に本好きの人に教えてもらって、1冊目を読んでみたら面白かった。それを伝えたら、教えてくれた人がたまたま近所に住んでいて、私の住んでいる近くによく行く飲み屋があるから、そこで飲もう、そのとき続きを貸してあげると言ってくれた。それが去年の2月。その後ご存じの通りコロナが流行って、借りた分は読み終わったけど返せないで手元にある。コロナが流行り出した時はここまで長引くと思っていなかったので、続きはコロナが収まったら借りようと思っていたが、当分借りられないなと思い、図書館で続きを借りた。今読んでいるのは「ガーディアン・エンジェル」。ヴィクは毎回毎回やっかいごとを背負いこんで、思っていた以上の巨悪にいきついてしまう。それは個人ではとうてい戦えない相手なんだけど、ヴィクは一人でも立ち向かっていく。もうね、毎回毎回ぼろぼろになるの。読んでいるこっちは、ロティやコントレーラスの気分になってヴィクの心配している。周りからどんなに反対されても、敵からどんな妨害を受けても、周りも自分も傷つけても、絶対に引かないヴィクの姿を見ていると、私は勇気をもらえる。今作でヴィクは39歳になっている。中年女探偵、万歳。

読んだヴィクシリーズの1作目が新版で、その解説で、二大女探偵ものと並び称される、スー・グラフトンのキンジー・ミルホーンシリーズを知った。ヴィクシリーズと並行して1冊目を読んでみたら、内容が混ざってしまい、混乱したので、キンジー・ミルホーンシリーズは、ヴィクを読み終わってからにしようと思った。

今日はお隣さん盛り上がりの日の様子。前回は隣の楽しさにさみしくなったけど、今日は特に感じない。よかった。