2021.6.28

昨日の夜は眠れないかもと思ったけど、案外すんなり眠れた。土曜日は出かけたけど、日曜日は結局ずっと家にいた。やっぱり出かけていたほうが気がまぎれると思った。家にいるとついつい横になってしまう。そして気が付いたら寝ている。だいたい3時から4時にかけて寝ていることが多い。でも出かけるのも疲れる。

「ひきこもり先生」ってドラマで、辛い時は学校なんて来なくていいんだってセリフがあるんだけど、学校に行かないと選択したことで、その後どうするんだよ、どうなるんだよって不安は消えないよね。学校に行かないという選択が、今の自分を一瞬救うことになっても、例えば休むことでもう学校に行けなくなっちゃったらどうしようとか、あの選択は間違っていたかもとか、14歳の子にその選択は重い。本当はそこまで追い詰められてしまう前に、なんとかできればいいんだけど、そんなの大人でも難しいもんね。この年になったら、一瞬でも自分を救えるなら、それで少しでも心が軽くなるなら、それでいいと思えるんだけど、それでも迷うんだけど、結局、少しでも心が軽くなる一瞬を積み重ねて、今なら考えられるかも、何かできるかもって思える時まで待つしかないんだよね。それが難しいのは、自分が待っている間周りの時間が進んでいること。自分が取り残されたような焦りに耐えられるかどうか。「ひきこもり先生」は、主人公の上嶋は知人に騙されてお金を失ってしまったことから、引きこもりになってしまう。梅谷中学の校長は、不登校ゼロ、いじめゼロを掲げ、教室に通えない生徒のためのスッテプルームの担任、深野に発破をかける。深野はスクールソーシャルワーカーの磯崎と取り組むが、親の貧困や育児放棄、いじめなど、生徒たちの置かれている状況は様々。校長は話題作りに、上嶋を非常勤講師として雇い、生徒たちと交流を持たせようとするというストーリー。自分のせいで家族がばらばらになり、娘を傷つけてしまった上嶋は、自分なんかに教師が務まるはずがないと最初は断るが、一人の生徒と交流を持ったことで、申し出を引き受けることにする。おもしろいのが、上嶋が焼き鳥屋をやっているという設定から、家庭の事情でご飯を満足に食べられない生徒にお弁当を作ること。磯崎と深野は女性で、たいてい食事は女性が受け持つのに、男性の上嶋が作っている。上嶋、磯崎、深野が3人とも未熟なのもいい。特に磯崎は最初ベテランなのかなと思ったけど、スクールソーシャルワーカーという職種自体が新しいし、元々役所のソーシャルワーカーだったから、いまいち学校の先生たちとうまくいっていない。深野が磯崎に相談するけど、特にいいアドバイスするでもなく、一緒に悩んでいく設定。たいていベテランに振り当てられる役割を背負っていない。「おかえりモネ」のサクラさんのセリフ、大人も余裕なんてない、みんないろいろ抱えてじたばた生きてるんだを思い出す。そうだよね、大人になっても、中年になっても、悩むし、うまくいかなくて落ち込むし、朝は寝ていたいし、徹夜して映画見たいし、好きなものだけ食べたい。

毎日が夏休みならいいのにと思うけど、「毎日が夏休み」ってタイトルの映画あったなと思って調べて内容読んだら、全然覚えていないことに気が付いた。いつものこと。佐伯日菜子佐野史郎が出ていたのはあってた。戸田恵子が出ているのは忘れていた。