2021.8.5

「ないものねだりをしても仕方ないでしょう。現実を受け入れるしかなかったら、とりあえずそうするしか選択肢はないじゃないか」

ゆううつだ。わかってんのよ、選択肢はそれしかないって。受け入れられないのは、自分が雑用しかできないという事実。仕事で何の役にも立たないという事実。なんの経験もスキルもないという事実。若い頃は、転職すればって気持ちもあったけど、全部落ちて、そのまま中年になってしまった。こんなはずじゃなかったんだけどなって思うんだけど、これが現実。でもさ、これは受け入れられないって思うってことは、現実を認識できているということだから、時間の問題なのも分かっている。やり直したい。あと、この言葉「死にたいけど、」の精神科医が書いていたと思っていたけど、本を見返したら違ってた。若い時転職活動に失敗して、どうしてやり直したらうまくいくと思っているんだろう。どうしたらいいか分からない。涙が止まらない。また明日腫れてしまう。自分を責めるのは辛いから、どうにかしないと。やり直したい。もう手遅れ。このままじゃいけないけど、本を読むのも映画を見るのも、文章を書くのも、今の自分の気を紛らわしてはくれるけど、何の解決にもならない。このままじゃいけないと分かっているのに、とりあえず今をなんとかやり過ごすことしかできない。焦りとか罪悪感とか自責の念がひどい。「ひきこもり先生」で上嶋がひきこもっていた期間を生きているだけで精一杯だったって表現していて、自分も家に閉じこもっているわけではないけど分かるなって思って、でも、当事者にとってみたらこっちの苦しみに乗っかってくんなって話だよね。内向的という性質を知ったとき、納得したと同時になんでとも思った。この世界で生きづらさをそれほど感じずに生きている人もいるのに、なんで私はそうじゃないんだろうって思った。ないものを数えるよりあるもので生きていくしかないとわかっているんだけど、ないものねだりをしてしまう。そして、いざとなったら持っているものを失うのが怖くて何もできないでいる。これをずっと繰り返している。繰り返し考えて動けないでいる。「ないものねだりをしても仕方ないでしょう。現実を受け入れるしかなかったら、とりあえずそうするしか選択肢はないじゃないか」選択肢を増やそうと必死になった時期もあったけど、結局残ったのは一番認めたくない受け入れたくない選択肢だった。なんて無駄な時間を過ごしたんだろう。無駄じゃなかったなんて言わない。絶対無駄だった。