2021.7.3

早く起きて、「ロミオ+ジュリエット」を見てきた。思い入れの強い作品だったので、若干の緊張。テレビが映って、ニュースが読み上げられる。そうだ、こういうはじまりだったと思い出した瞬間、懐かしさで涙が出た。出だしからマスクを濡らしてしまい、気持ち悪い。ああ、こんなシーンがあった、こんなシーンもあったといろいろ思い出し、ガソリンスタンドのシーンではティボルトの横っ飛びのシーンで笑ってしまった。ティボルトへの過剰演出よい。24年前はみんな大人に見えたけど、中年になって見るとみんな子供。マーキューシオ刺しちゃったときのティボルトの顔なんてすんごい戸惑ってて、ああ、こんな表情だったんだと思った。今回再見してわかったんだけど、マーキューシオは同性愛者で、ロミオのことが好きだったんだね。当時は、なんでティボルトに「ロミオとつるんでる」って言われて、あんなに切れたのかわかんなかったんだけど、今回わかった。懐かしさが落ち着いてきて、冷静になると、結構突っ込みどころ目につく作品だった。もちろんそれで私の作品への思い入れに変わりはないんだけど、自分レオや世界観に夢中で全然見れてなかったんだなって思った。こういう発見もいいよね。でもさ、神父はもうちょっと報連相うまくやれよというのは、今回も当時も変わらぬ感想。24年前の作品だけど、全然古さも感じないし、衣装も世界観の作りこみもいいし、でもセリフは(読んだことないから違うかもしれないけど)、シェイクスピアの詩的なセリフで、そこもやっぱりいい。好き。