2022.3.9

柚木麻子『らんたん』刊行トークイベント「シスターフッド小説を読みたい理由」という、オンラインのイベントを見た。これは海老名市中央図書館が企画している、本を通じてフェミニズムを考える「フェミニズムブッククラブ」の第3弾。国際女性デーである、3月8日に実施されたので、真面目なイベントなのかなと思っていたら、90分、柚木さんが一人でしゃべって終わった。最初と終わりに図書館の人が挨拶しただけ。柚木さんが、まず最初の40分はいただいた質問に全部答えますって言って、事前に参加者から寄せられて質問にすごい勢いで答えていく。質問に答えている途中に、ZOOMのチャットやQ&Aにリアルタイムで届く質問を読んで、それにも答えていく。たぶんだけど、質問をあらかじめ読んで答えを用意してはいないので、その場でぱっと答える柚木さんの瞬発力がすごい。同じ質問が続いても、さっき言った答えに加えて、こういうこともありますみたいに、必ず新しいことを加えていく。当初言っていた40分を超えて、最後の10分位は次に出る新刊の話で、後は質問に答えて終わった。予定通り40分で終わっていたら、後の時間はなにをするつもりだったんだろう。「らんたん」が映画化されたら誰に演じてもらいたいかに、映画だと時間が足りないから朝ドラにしてほしいと言って、配役については演じてくれるだけでありがたいと言っていたけど、少し経って同じ質問が出たら、かつてその役を演じたことがある人、津田梅子を広瀬すずさん、大山捨松池田エライザさん、篤姫宮崎あおいさんが演じていたいので、そういう人たちが集まってアベンジャーズみたいにしてほしいと言っていたのが面白かった。らんたん朝ドラ化は賛成。

日曜日に久しぶりにますみさんの動画見て、今回の柚木さんのトーク見て、人と話したくなってきた。去年の春先は、ますみさんの動画とSATC見て、人と話したい欲を慰めていた。そういえば、SATCの新シーズンってあまり話題にならなかった印象。柚木さんも見ていないと言っていたな。ユーネクストにはしばらく入らないから、見れないな。とりあえず今、ドラマは「ライフ」を見てしまおうと思っている。後数話で終わる。「ライフ」が終わったら、「マーベラスミセスメイゼル」と「古畑任三郎」を見る。見終わったら、しばらくドラマは抑えめにしようかな。最近読んだ本で、結婚しないで一人で生きていくには一生モノの仕事が大事ってあって、明治時代の人の言葉なんだけど、それにまた影響されている。明治なんて今より女性の職業は限られているし、女性は結婚しないと生きていくのが難しい時代で、その時代を独身で生きて、現代にも言葉が残ってるくらいの才能ある人なんだから、その人と比べるなんてしない方がいいんだけど。でも、仕事はもう無理だから、仕事じゃないもので夢中になれる物があったらいいかなと思って、ドラマと映画を控えて、放送大学の授業に力を入れようかなと思っている。本当は仕事に夢中になれたらと思う。そしたらとりあえずはお金になる。お金があれば生活するには困らない。仕事も趣味も夢中になることもしていたら時間がない。趣味と夢中になることが一緒だと思っていたんだけど、ちょっと違っていた。趣味には夢中になるんだけど、もっとを望んで放送大学入ったはずなんだけど、うーん。夢中になること、一生モノの仕事に夢を抱きすぎなのかもね。よくドラマや映画で、中高年の独身女性が「仕事があってよかった」って言うじゃん。特に海外の。あれに影響されてるんだ。そういう人はみんなエリート。比べてはいけない。どうして趣味だけで満足できないんだろう。友達でもいるんだけど、趣味が高じて韓国語習い始めたとか、英語再開したとか。趣味が高じない。本は読んで、映画とドラマは見て終わり。ここで感想書くくらい。二次創作にもファンアートにも触手が動かない。他の人の感想や解釈を読むのは好き。別に仕事は適当、趣味は楽しい、夢中になれる物はないでもいいはずなのに。そうか、私は趣味を高じさせたいのかもしれない。いや、もっとを望んで放送大学に入ったって書いてるし、そうなんじゃん。でも、ほら、言葉がかちっとはまる感じ。それ。