2022.5.16

昨日の夜は眠れないだろうなと思って横になって、案の定なかなか眠れなかった。今読んでいる本の主人公が印刷所を営んでいて、一緒に仕事している男性を、信頼のおける仲間だとべた褒めしていて、その男性も都会より緑の多い土地で暮らすことを望んでそこに就職し、その土地で妻と出会い、結婚し子どもをもうけ、家を買ったと書いてあるのを読んで、もう羨ましくて羨ましくてしかたなくなった。落ち着かなくなって、読み進められないから、読みかけの文芸誌のエッセーを読むことにした。数年前に夫を病気で亡くした女性が書いていて、その女性の友人の婚姻関係にはないパートナーが癌で、大切な人を見送ることについて書いてあるのを読んで、将来親を看取る時、自分は一人でこれに耐えないといけないんだなと思うと暗くなって、途中で読むのをやめた。将来への不安と、仕事への不満とが混ざってやってきて、働けなくなったらどうしよう、それと親の介護が同時にきたらどうしようと、落ち着かなくなって、本も読めない、ドラマの続きも見れない、何もしたくなくて、布団にくるまって目をつむっていた。多分少し寝たと思う。起きたらすっきりはしないけど、少しは楽になった。でも、起き上がる気になれなくて、横になったまま、ますみさんの動画を見て、ああこんなことなら出かければよかったなと思った。日曜日にスーツが届くかもしれなくて、朝のうちに化粧も済ませて出かけようとしていた。10時くらいに図書館に行って届きましたよってメールが来るの待とうと思ったんだけど、メールがいつ来るか分からなくて、あんまり早く出て、メールくる前に疲れて帰りたくなったら意味ないから、来てから出ようと思った。そもそも、この日にメールが来るかどうかも分からない。結局メールが来なかったんだけど、落ち着かなくなってきたのが15時くらいだったから、その段階で出かけて気分転換すればよかった。ようやく起き上がって、ラジオ体操をしながらドラマの続きを見た。休みの日は3回ラジオ体操をするようにしている。暗い気分を引きずったまま、「鎌倉殿の13人」みたら、後白河の狸おやじぶりに騙されちゃう義経がかわいそうで、でも後白河は後白河で頼朝と義経が組んだらまずいということが分かっているので、自分が生き残るにはそうするよなって思うし、頼朝は義経が鎌倉殿の座を狙う訳がないということが全然わかってないし、でも、頼朝は頼朝で誰も信じてなくて、上総介のように自分を脅かす存在を消そうとしているのは分かるし、だからもう義経が不憫で不憫で。ただ兄上の役に立ちたかっただけなのにね。行家めー。鎌倉殿は辛い展開だったので、さらに落ちてしまって、ドラマ見終わった後、ネットで感想読んでたけど、疲れてきて、9時半くらいにもう寝ようかなと思ったけど、絶対に眠れないからあまり早く布団に入るのはよくないと思いなおして、録画中の「舞ファミリー」を30分くらい見て、10時過ぎに布団に入った。静かなのが嫌なので聞き逃しで「新日曜名作座」聞いてたら、声、後白河じゃん。今週から向田邦子の「あうん」が始まった。聞き終わっても眠れなくて、でも、夜中にトイレに起きたときは夢を見ていたので、眠れていたみたい。