2022.8.31

「355」見た。色々雑だったな。

「絶望名言」は茨木のり子。もしかして新作だったのかな。アナウンサーも言っていたけど、茨木のり子が絶望名言とは意外だった。とはいっても、彼女の詩を読んだことはないんだけどね。有名な「自分の感受性くらい」と「倚りかからず」と「わたしが一番きれいだったとき」くらいしか知らないから、勝手なイメージだったんだけど、自立してて強くて弱音は吐かないって思いこんでた。でも、今回初めて「自分の感受性くらい」を全文聞いたら、「自分の感受性くらい自分で守ればかものよ」は自分に向けて言っていたんだなと気が付いた。この部分だけ知っていたので、自意識過剰だからこっちに言われていると思ってた。読んだ人が自らを省みる効果もあるんだろうけど。何篇か聞くと、勝手なイメージと違って、弱さもある人だった。だいたい絶望音楽で寝ちゃうんだけど、今回は最後まで聞いた。寝れなかったってことなんだけど。絶望名言は午前4時からの放送で、番組が終わるのが午前5時。番組が終わると音楽が2曲くらい流れて、今日の花花言葉があって、その日の午後11時からの放送案内があって、あとなんかお話あるのかな、で終わる。いつも聞き逃しで聞いているから、本放送では聞いたことがないんだけど、眠れない夜に聞いている人がいるんだなと、「ももさん」を思ったりした。絶望名言を聞きながら眠れないかも思って、ぐるぐるに襲われそうになったとき、眠れなくてもいい眠れなくてもいいと唱えた。何で読んだか忘れたけど、布団の中で眠れないまま長くいるのはよくないらしいんだけど、自分のように内省が強くて、目から情報を得るタイプの人間は、目を閉じている時間が必要だから、寝られないとそこまで気に病む必要がないらしい。それを思い出して、目を閉じているだけでもいい目を閉じているだけでもいいと言い聞かせた。

もう少し悩む時間を減らしたい。現状を受け入れることと楽になることが別の話なら、私はずっと楽になれないってこと?受け入れるってなんだ。どうなったら受け入れたことになるの。転職決まった人に嫉妬しないこと?キャリア積んでいる人見て落ち込まないこと?仕事のことで悩まないこと?愚痴らないこと?穏やかな気持ちでいられたらいい。転職のしようがないんだから、今の会社にいると決めて、どうでもいい仕事をただやる。暇な時間に耐える。未だに自分の状況が信じられないから、きっとまだ受け入れられていなんだろうな。でも、受け入れても楽になれないなら、別に受け入れなくてもいいか。この状況が夢だったらいいのにと、未だに思う。夢だったらいいのに、やり直せたらいいのに。夢じゃないし、やり直せない。これが現実。こんなはずの人生。もう考えたくもない。でもさ、仕事辞めても楽にはならないんだよね。給料がなくなるし、ただでさえ少ない将来の年金が減ることが決定するから、不安は募るばかり。明るく生きている方がおかしいのかも。いやいや、そんなことない。自分が四六時中落ち込んでいられないように、明るい人だって四六時中明るいわけじゃない。悲観的で落ち込みやすい性格だから、辛い状況でも明るい人を見ると妬みも手伝って、嘘くさいなとか思っていたけど、最近は辛い状況でも明るい面を見ることができるのは才能だなと思っている。

「マーダー・ミステリー・ブッククラブ」を読んだ。感想にはネタバレがあります。

アガサ・クリスティを愛する主人公が、クリスティの本を読むブッククラブを設立する。それぞれにミステリーが好きなメンバーが集まったが、2回目の読書会にメンバーの一人が現れず、行方不明になってしまう。

ネットの感想を読んでいると、とある場面で出てくるアガサ・クリスティの本がヒントになって結果がわかるらしい。私はクリスティで読んだことあるのは3冊くらいで、ヒントになる本のことは知らなかったけど、これバーバラの自作自演ではと思った。読書会メンバーがバーバラを心配しているのは分かるんだけど、ちょっとうきうきして謎解きするのは不謹慎と思ってしまったので(本人たちもそう思っているという描写もあるけど)、アリシアがバーバラに怒るのも、いや、ちょっと楽しんでたじゃんと思ってしまった。でも、アリシアはなにより、バーバラの子どものことを心配していて、いい人だなと思った。

このブッククラブは、各自の自宅で持ち回りで行われる。他の本は思いつかないんだけど、映画だと「ジェイン・オースティンの読書会」とか「また、あなたとブッククラブで」とか、海外の読書会は自宅で行われている。日本だと本も映画も思いつかないんだけど、自分が参加したことあるのはカフェなんだよね。映画見てても、クィア・アイとかのドキュメンタリー見てても、海外の部屋って一人暮らしでも広いもんね。自分に置き換えると、前なら自分入れて4人までなら招けたけど(ただ、4人も入ると狭い)、今は椅子が1脚しかないから誰も招けない。