2023.1.17

昨日「物語とトラウマ」を読み終わった。著者は子ども頃に受けた性暴力のトラウマを、大江健三郎の「﨟したアナベル・リイ」を読むことで、自分に起きたことを言葉にすることが出来、性暴力を受けたことを過去のこととして認識することが出来た。全編を通して、物語を読み解いていくことで、トラウマを抱える人たちの無言の声を聞くことの大事さが伝わってくる。無言も空白も、何もないということではなくて、あまりにもショックが大きすぎて、語れない、語る言葉がない。聞く側は、そこを自分の都合のいい物語で埋めず、ただ聞く。借りたときは本の厚さにびびったけど、読み切れた。参考文献に面白そうな本も見つけたので、調べてスクショ。今度読もう。

最後にを読んでいる途中で、私の声を聞いてくれる人なんていないしなと、またいじけて泣いて、聞いてもらうには誰かに言わないといけないんだけど、やだやだ絶対やだって言ったら、隣の人に聞こえたら申し訳ないから小声で言ったら、すっきりした。そうか、いやなんだと分かった。そう、いやなんだよ。

「女神の教室」面白くないわけじゃないけど、同じような展開が続くようなら見ないかも。あと、舞台がロースクールなのが引っかかる。法律人としてと雫は語るけど、生徒たちはまず司法試験に受からないといけないからね。そうなってくると藍井の言うことのほうにうなずいてしまう。司法試験を諦めて実家に帰る先輩を出したから、そのあたりも掘り下げるのかな。時間足りるかな。柊木雫と藍井って、柊あおいと、耳をすませばの雫?
「テッド・ラッソ」のシーズン2にどうも手が伸びないので、「セヴェランス」を見始める。シャマランの「サーヴァント」と迷って、「サーヴァント」は最終シーズンが毎週金曜日配信で、無料期間の期限の2月8日までに終わらないので、「セヴェランス」にした。セヴェランスというのは、職場の記憶は私生活に、私生活の記憶は職場に持ち込まないための手術。これ、受けたい。休みの日に仕事のことで悩まなくてよくなるんだよ、いいなあ。1話をまだ30分位しか見てないので、これから手術の影響がでてくるんだと思うんだけど。環境を変えれば、私だって自分を責めたり、休みの日まで仕事のことで悩まなくてよくなると思うんだけど、環境が変えられないからさらに悩んでいるわけで、自力では無理だから他力を待っているんだけど、まだ来ない。環境を変えるのが無理なら、できることは自分を責めることや、悩まなくてもいい時に悩むことを止めることなわけ。この方法をまとめようと思う。

お年玉付き年賀はがきの1等、現金だと30万、電子マネーだと31万なんだけど、電子マネーの中に「図書カードネットギフト」がある。31万円分本が買えるなんて夢のよう。実はもう1つ選べて、現金20万と2022年に発行した特殊切手集。これは、全然魅力が分からない。本読まない人からしたら、31万円分の図書カードネットギフト選ぶ神経が分からないってなるよね。ただ、これだと紙の本買うことになる。アマゾンギフトカードもあって、これだと電子書籍も買える。ただ、昨日GYAO!が配信サービスやめるってニュースがあって、どうやら購入した作品も見られなくなってしまうらしい。電子だとこういうことが起こるから、紙で持っていた方が安心。

自分がこんな目に合わないといけない意味がわからない。自分を責めなくなったって自分が役立たずな事実は変わんないんだよな。風呂は気を紛らわせるものがないから、どんどん落ち込んでいく。いざとなったら死ねばいいってぶつぶつとなえて乗り切った。でも、いざというとき絶対できない。いざというときがどういう状況になった時かを、決めることもできない。怖いもん。吉行和子さんが一人で生きることに関してインタビュー受けてて、結婚していた時、家に人がいるのが落ち着かなくて、帰る前に喫茶店でコーヒー飲んで、よし帰るぞって気合を入れないと帰れなかったらしい。幼いころに父親を亡くして、美容師として働いていた母親は忙しかったから、家族で食事をとったことが少なく、家族がいて楽しいという感覚がないと。食べること自体が好きではなくて、最低限の栄養補給と割り切って食べている。めんどくさい時はバターかじってるって、すごいな。人生楽しくなさそうと言われるけど、仕事が楽しいから、仕事さえできればいいんだって。結局仕事か。仕事かあ。まずい、僻み根性が出てきてしまう。でもさ、高齢で独身の女性って多いと思うけど、みんながみんな仕事が楽しかったりやりがいがあったり夢中になっているわけじゃない、はず。仕事が楽しい人なんて一握り、のはず。うらやましいと思う気持ちを否定しなくてもいいけど、仕事に夢中にならなくても生きていける。夢中なものがなくても生きていけるから大丈夫。