2023.3.20

土日全然本が読めなかった。土曜日は朝マックに行ったんだけど、店内寒くて1時間もいられなかった。この日借りた「遠きにありて、ウルは遅れるだろう」を読んでたんだけど、苦手なタイプの文体で、マックと家帰ってからと読み進めたんだけど、土曜の夜に無理だと思って、読むのをやめた。訳者の斎藤真理子さんの後書きだけ読んで翌日返した。少し前に芥川賞を受賞した石沢麻衣の「貝に続く場所にて」みたいな感じ。これも苦手だった。文章が抽象的で、明確なストーリーラインがない。ペ・スアの実験的な文体に続いているのが、「もう死んでいる十二人の女たちと」のパク・ソルメとのこと。なるほど、確かに。パク・ソルメの方が好き。あと、過去作で主人公の性別を規定しない書き方をしていて、性別が決まっていないと「主人公の社会的立場、情緒面、そして個別の事件への反応や、小説に接する際の無意識の同視などが妨害されるのは事実だろうが、にもかかわらず、「すべての情緒に性的アイデンティティが自然と付随してしまう状態を否定したい」」とのこと。この姿勢に続くのは、ファン・ジョンウンと。ファン・ジョンウンは好きな作家。ペ・スアは多くの韓国人作家に影響を与えて、多くの国で翻訳され、韓国の女性作家を語るうえで外せない作家とのことなんで、頑張って読もうと思ったんだけど、無理だった。

買い物して帰って、家事をやって、3時くらいからなんとなく怠くなってきて、横になって動画見たりドラマ見てた。本は、ウルも「誰も正常ではない」も難しくて、読む気になれなかった。この時はまだウル頑張って読もうと思ってた。文化系ラジオライフのやり直しについて考えるの続きを聞いたら、仕事についてのやり直しのメールが読まれて、入社した会社でハラスメントや旧態依然とした体制に耐えられず、働きやすい職場を求めて、英語と経理を勉強して外資に転職したと。こういう、仕事のやり直しが成功した話題は来るだろうと思っていて、覚悟はしていたけど、案の定落ち込んだ。先週の大奥のこと思い出してて、杉下は種なしで大奥では役に立たない人間だったけど、吉宗と出会って、将軍をサポートする役をあずかって、最後には将軍の父と呼ばれるまでになり、吉宗とも特別な関係を築いて亡くなる。これ、杉下が何に役にも立たないままだったら、こんな最後は望めなくて、そもそも物語の主要登場人物にもなり得なくて、ドラマだから作りものだからと分かっていても、やっぱり人間は役に立つ方が、本人にとってもいいんだなと思ってしまった。存在意義とか居場所ができるって意味で。お万の方が、大奥の男たちに役割作ってやったのも、そのためだよね。メールの人は自らの力でそれを手に入れて、杉下は他力によって得たチャンスを自らものにした。他力を与える方だって、何のスキルもない中年よりも、他力をものにしてくれそうな才能ある人に与えたいよね。そこまで考えて、自分の僻み根性におかしくなって笑った。

ラジオでは、30代で介護離職した男性が、介護する方の支えが必要だと気が付き、介護しながら大学院に通って臨床心理士の資格を取る。しかし、50代になって就職しようとしたが、全然採用されない。唯一見つかったのは希望通り介護する側のサポートの仕事だったが、月1回でとても生活できる仕事ではない。やり直しの難しさについてのメール。介護していた期間は、就職の際には何もしていなかった期間とされてしまう。これは育児も同じとの話もあった。やり直しが困難な社会は、息苦しい。こんなこと考えていたら、読書も捗らず、そして、案の定夜寝つけなかった。

日曜日は、読書のためにまたモーニングに行こうと思って、久々に美味しいパン屋に行った。入った時は1人だったけど、30分位したら女性4人組が来て、イートインスペースがそんなに広くないから、落ち着かなくなっちゃって、早々に出た。「誰も正常ではない」が、全然進まない。あと1週間で読めるかな。本を返しに行くのに、いつも受け取っている図書館ではない、少し離れた図書館に行く。今時期着れるようなコートが欲しくて、リサイクルショップに行くのに、ここが少し外れるけど、途中にある図書館。席が空いているので、少し本を読む。リサイクルショップでは目ぼしいものが見つからず、なにも買わずに出る。近くの本屋に寄る。まだ迷っている韓国旅行。最新版のガイドブックがあるので、買おうかどうしようか迷って、立ち読みしては、棚に戻して、店内うろうろして、またガイドブック立ち読みして、を3回くらい繰り返して、買わずに出る。家について家事を少しやったら、また昨日みたいに怠くなって、横になってドラマと動画見る。「私たちのブルース」は金曜の時点で見るのをやめた。異性愛以外の関係も書いてほしいんだけど、今後サムチュンとドンソクの母親との関係が書かれるなら見たいけど、あるかどうかも分からない描写のために見続けられない。で、途中まで見てた「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」を再開。これは面白い。上司の弁護士嫌なやつかと思ったら、すぐにデレるし、いい人だった。スヨンが、面倒見がよくて、それにヨンウが気が付いていて、あなたは春の日差しみたいな人って伝える場面がよくて、巻き戻してみて2回とも泣いた。ジュノとの三角関係になりそうだけど、ヨンウとスヨンの関係は壊れないでほしいけど、ジュノもいい奴だから幸せになってほしい。スヨンのスーツの着こなしやデザインがドンピシャ好みなので、写真を撮って保存している。参考にしよう。自閉症の被告の弁護をした回は、辛かった。

あいこが妊活って、「今夜すきやきだよ」の先々週分を見ないで録画を消してしまったかもしれない。あいこが家事苦手で、外注するのはいいんだけど、最低限のことは自分でできた方がいいんじゃないかと第1話から思っている。

動画見てドラマ見て、1時間位寝て、結局日曜日は英語の勉強もせず、家事も全部終わらず。なーんか怠い。昨日から引き続き役に立つとか立たないとか考えて落ち込んで、明日からの仕事が嫌で嫌で、でも行くしか選択肢のない自分が嫌いで、ストレスで夜にパンを食べすぎてしまった。絶対後悔するし、翌日お腹ぐるぐるなるって分かっているのに食べてしまった。案の定朝起きたときからお腹ぐるぐるしている。明日は休みで、親と食事と買い物に行くことになってたんだけど、怠いしめんどくさいから断っちゃおうかなって思ってたんだけど、昼くらいから、まあ、明日は行こうという気持ちになってきたので、行く。

韓国旅行は諦めようかな。GWに行けそうだから、有休取らなくても長期の休みだし、高いけど飛行機もホテルもあるし、行けそうだから行くでいいのかな。行ったら楽しめるんだろうけど、行きたいから行くよりも、行けそうだから行くで、いいのか、うん、いいよね。長期の休みがとりづらいんだから、行けそうなチャンスに行くのは全然ありでしょう。でも、コロナ怖いし、やめよう。結局、コロナなんだよね。今年じゃなきゃいけないというわけでもないし、とはいえ、親の介護が始まったら旅行行く余裕とかあるのかな。金銭的な余裕も今なら多少あるけど、親の介護費用に加え、様々な値上げと自分の老後を考えたら年を取るほど使えなくなる。じゃあますます今な気がする。もうこんなのの繰り返し。時期的には行き時だけど、気持ちが追い付いてない感じ。行きたい、あれ見たい、あれ食べたい、あれしたい、が自分にとっては大事だから、気持ちを優先して、行かないことにする。GWは何しよう。もう国内は飛行機もホテルも高そうだし、混みそうだし、5類になったら外出控えるつもりだったけど、一足先に控えるかな。韓国旅行で12万位かかりそうだったから、少しくらい本買ってもいいよね。