2023.4.17

金曜日有休とって、東京に2泊3日で遊びに行ってきた。楽しかった。

4月14日

鎌倉行った時はバスがなかったけど、今回はそれよりは遅い便なので、バスで向かう。バスの方が多少時間かかるけど、ゆったりできていい。とあるイベントに参加するので、お土産を買う。この時、定員-自分=の数とぴったり入った箱入りのお菓子を買ったんだけど、ちょっと余裕持って買えばよかったと後で後悔した。飛行中は読書。後ろ目の窓側。後ろの方は真ん中の座席がほとんど埋まっていなくて、私の隣もいなかった。マスクはほとんどの人がしている。安心。

着いたら、ホテルに荷物を預けて、早川書房の「サロンクリスティ」でお昼。この後、シネマート新宿のウォン・カーワイの「若き仕立て屋の恋」の期間限定上映に行こうかどうか迷っていて、ただ、羽田でやっぱりお土産多めに用意したほうがいいかもと、少し探して、でも、東京の人に東京のあげてもな、でも空港限定ならいいかなと迷って結局やめてと、時間をくってしまったので、「サロンクリスティ」入った時点でちょっと、映画に間に合わないかもの時間だった。なのに、お腹すいていたからランチ頼んでしまい、頼んだ後で入り口に売っていたパンを買って、ここで食べれたら食べさせてもらって、映画見に行こうかなと迷っていたら、スープがサーブされてしまう。もういいや、この作品は地元で上映がなさそうだから見たかったけど、映画はやめ。飲む。美味しい。隣の席に座った男性が、常連なのか店員さんと会話していて、もしかして、早川書房の人も来るのかなと思って、そしたら、自分でも嫌になるんだけど、いつもの僻み根性がでてきてしまった。早川で働いているなんて、優秀なんだろうなって、働いているかどうかなんてわかんないのに。旅行中、たびたびこの僻み根性が顔を出す。

歩いて日本橋三越高島屋へ行く。今思ったけど、神田をもう少し散歩してから行けばよかった。途中何やら仰々しい建物が。日本銀行だ。見学申し込みたかったけど日程合わないし、当日受付もなしだったので諦めた。いつか入ってみたいなと思いながら見ていたら、警備員が立っている関係者以外立ち入り禁止のドアから出入りしている人がいて、また僻み根性が顔を出す。三越高島屋へは、1階の吹き抜け部分が見たかった。地元の百貨店とは全然違う。贅沢な作り。できた当時の百貨店が、いかに非日常の空間だったかが分かる。忘れちゃったけど、どちらかでは見学ツアーも行っているみたいで、これも日程が合わなかった。もう一方は申し込めば対応してくれるみたいなんだけど、2名様からだった。ちくしょう。

続いて、荻窪の本屋へ向かう。西荻窪の「松庵文庫」に行きたくて、その周りで何かないかなって探したら、この本屋を見つけたので、一駅手前で下車。名古屋のビルのZINEと、気になってたけど図書館に入ってない本を1冊買う。駅から10分弱のところだけど、結構お客さんが入ってくる。歩いて西荻窪に向かうつもりだったけど、風が強くて寒いので、駅行きのバスがあればと思ったんだけど、分からないので、丁度来た荻窪駅行きのバスに乗って一旦戻ることに。駅について電車で行こうかと思ったんだけど、西荻窪行きのバス停があり、すぐにバスが来たので乗る。しかし、それは西荻窪駅には行かなかった。途中でおかしいなと思ったんだけど、ここで降りても困るだけだから、どこか駅で停まるならそこで降りようと思いそのまま乗っていたら、次は終点とのアナウンス。運転手に助けを求めようかと思っていたんだけど、反対車線のバス停に「荻窪西荻窪行き」と大きく書かれているので、そこに行ってみる。すると、すぐに「西荻窪行き」と書かれたバスが来たので、乗る。助かった。30分ちょっとロスしたけど、バスに乗ってみたかったし、車窓も楽しめたし、まあいいか。駅から松庵文庫へ向かう途中、駅近くに小さな飲み屋がかたまってある。15時くらいなんだけど、もう開いていて、飲んでいる人がちらほらいる。風が強くて寒い。上着ホテルに置いてこなかったらよかったなと後悔しながら歩く。松庵文庫は築100年の古民家を改装したカフェ。本も置いてあったけど、売っているのは分からなかった。空いていたのですぐに案内してもらえる。お腹も空いていたので、ケーキとプリンを頼んでしまったんだけど、あんまり好みの味じゃなかった。ちょっと後悔。コーヒーは好みだった。カップが飲みやすくて、併設されたショップに同じのが置いてあったんだけど、7000円超えなので、手が出なかった。少ししたら数組が帰って、店内に自分と一人客が一人だけに。店内の写真は2,3枚迷惑ならないように撮ってくださいと注意書きがあるので、いいタイミングと思い、数枚撮らせてもらう。さっきのカフェで買った本に、日記専門の本屋があると書いてあったので、調べてみると、朝8時から営業している。明日は午後からイベントがあり、午前中どうしようかなと考えていたので、いいかも。西荻窪で気になるお店が3軒あったんだけど、寒いしどうしようかなと思っていたんだけど、店を出て歩いていると、風がゆるんだのかあんまり寒くない。せっかくだから全部行く。1軒目は本屋。ここでも1冊買う。次は古民家を改装したショップ。前はカフェだったみたい。最後にまた本屋。しかし、見つからない。調べてみたら3月に閉店していた。西荻窪は一軒家が多くて、庭もあって、お金持ちが住むエリアなのかな。疲れたので夕食は部屋で摂ろうと、でも、わざわざどこかにも寄るのが面倒で、ホテル近くの銀だこを買って帰る。もちろん地元にもあるけど、近所にはないので、かなり久々に食べる。臭いの少ないサロンパスを貼る。

4月18日

7時頃起きるが、起き上がるのが面倒で30分くらい寝っ転がったままネットを見てしまう。旅先にきたのに、何をしているんだか。この日は1日中雨予報だったので、防水の靴を履く。靴を入れたらスーツケースがパンパンになってしまった。もう一回り大きいの買おうかな。前日調べた本屋へ行く。同じ敷地内に8時から営業している店があるので、そこで朝食を摂ることにする。代々木代田という駅で、すごいきれい。駅から本屋までの道が整備されていて、迷わないし、歩きやすいんだけど、整いすぎてつまんない。ボーナストラックという数件の店が同じ敷地内に集まっている場所。下北沢のB&Bがここに移転したらしいので、行きたかったんだけど、オープンが12時なので諦める。朝食はおかゆ。そういえば鎌倉でも朝食におかゆ食べたな。鎌倉では台湾の、ここでは秋田の。美味しかった。店内2人掛けの席がひとつあるだけ。普段はここで買って、外のテーブルで食べる形だから、雨だと大変だと店員さんが言っていた。大きな傘でテーブルが覆われているので、風がなければ多少の雨なら問題はなさそう。土日でイベントがあるらしく、係の人たちが用意していた。基本、店の人と話さないんだけど、ここでは店員さんがいろいろ話しかけてきたので、旅行できたこととか、ここに来た理由なんかを話す。あまり計画立ててなかったのは、ディオール展に行きたくて、当日券が取れるか分からなかったから。結局着いた日は10時過ぎに当日券が売り切れ、間に合わなかったし、翌日並ぶか少し考えたけど、イベントもあるし体力を残しておきたいから諦めた。

食べ終わって、日記専門の本屋さんへ。前日買った本も、日記。最近、日記が気になる。ひとつに、ストレスがたまると本が読めなくなるけど、日記なら読めるというのがある。日記だと覚えておかなくてもいいから、気軽に読める。なので、ここでしか買えなさそうな日記のZINEを2冊買う。お会計の時、店員さんがレシート渡すときに、このレシート持って行ったら、そこのフズクエさんで15%オフになりますって言ってくれた。フズクエさんといえば、本を読むカフェとして有名で、一度行ってみたかったんだけど、開店は12時からだった。昨日バスの車窓から西荻窪店を見た。昨日読んだ本にこのお店が載っていて来ましたって、本の名前を伝えたら、そこにありますって言われた。さすが日記専門店。コーヒーも飲めるみたいだけど、外が雨なのでやめた。B&Bもフズクエもあるし、また来たい。コーヒー飲みたいと思い、駅まで戻る。駅にカフェはあるけど、ガラス張りなので店内が見れて、混んでて、脚の高い椅子しか空いていないのでやめる。脚の高い椅子嫌い。調べてみたけど、よさそうなカフェは13時オープン。雨なので散策する気もないので、一旦ホテルに戻ることにする。

行きは乗り換えしたのに、帰りは乗り換え不要と出るので、乗換駅で降りなかったら、次は終点新宿とのアナウンス。えーどうゆうこと。終点って言われたら降りるしかないから、降りる。検索するとJRに乗れとの案内が出るので、そのホームに行くが、電光掲示板にJRって書いていないから分からない。すると、丸の内線の案内が見える。ホテルに戻るには丸の内線乗るから、ちょうどよかったと案内に沿って歩くと、まだホームについていないのに案内がなくなる。えーどうゆうこと。窓口で聞こうとしたら混んでいる。そりゃそうだ。もう一度丸の内線を目指そうと再トライ。いけた。一旦下をくぐって、上に出たらいけた。あーよかった。後で思ったら、新宿でコーヒー飲めばよかったんだけど、駅でダメージをくらい、そこまで思い至らなかった。ホテル近くまで戻って、ルノアールに入る。コーヒー高くない?東京でよく見かけるからチェーン店だと思ってて、そういうところって安いからびっくりしちゃった。30分位本読んで休憩。イベント前に何か食べておこうと思って、ここで食べるか、何か買って部屋に戻るか、近くの店を検索していたら、一駅隣から歩けるところにパン屋発見。往復30分位で戻ってこれるだろうと、軽く考えていったら、駅構内が広すぎて、店の近くについた時点で20分以上経過。しかもホテル内にあり、入り口が分からない。ホテルにお土産や必要なものを置いてきているので、一旦戻らないといけないし、初めて行く場所だから余裕持って出たいし、そしたらもう戻らないとまずいかもしれないと思い、なんて考えなしで来てしまったんだろうと自分が嫌になり、全てが嫌になり、ホテル前で引き返してきた。戻る間、自分は馬鹿だってずーっとぐちぐち心の中で言っていた。せっかく旅行に来ているのに何しているんだろう。結局ホテル近くでパン買って、部屋でオーバーザサン聞きながら食べて、オーバーザサンの内容が本当にくだらなくて笑って、そしたら嘘みたいに落ち着いた。ありがとう、オーバーザサン。

持ち直して、イベントへ。自分が話すパートで何言ってるんだか分かんなくなっちゃってちょっと焦る。地元でも出たことのあるイベントで、地元だと自分みたいにしゃべるの下手な人(失礼)もいて、自分だけじゃないって安心するんだけど、東京の人は話すのがうまい。みんなうまい。僻み根性が出そうになるんだけど、それ以上にその場が楽しかったので、あんまり出てこなかった。お土産は、主催者に確認したら主催者2人と私を除けば、持ってきた数で足りることが分かり、その人が主催者分はいいですって言ってくれる。やっぱり、多めに用意すべきだった。配れそうなタイミングあるか聞いてみたら、この会は持ってくる人いないので、ご自分のタイミングでいいですよって言われたので、あと5分位で始まってしまうので、迷っている暇はないと、始まる前に皆さんに配る。これ、若いときはできなかったんだけど、中年になるにつれてできるようになった。このときはいなかったけど、時にはとまどったり、遠慮したりする人もいるけど、どうぞって笑顔で押し通す。そしたら、なんと2人欠席で、帰るタイミングで主催者2人にもお渡しできた。よかった。終わってから他の参加者と話す機会もあったのに、イベント終わって緊張が解けて放心していたのか、あんまりしゃべれなかった。ホテル帰ってから超後悔した。

会場近くにVIRONの食パン専門店があると知り、帰りに買って帰る。4種類中2種類が売り切れ。角食を買う。近くで「装画の仕事」という展示がやっているので、行ってみる。本の表紙になった絵とかが飾られている。さーっと見て、この時点で17時過ぎ。どっかでご飯食べて帰ろうかなと思ったけど、あんまりお腹空いてないので、ホテルに戻って角食は焼かずにそのままがおススメらしいので、食パンを食べることにする。食パンを手でむしって食べるという、行儀の悪いスタイルで夕ご飯。うま。パンの耳がしっかりしていて好み。うま。落ちるいてくると、イベントで上手く話せなかったこと、言いたいことが上手く表現できなかったこと、イベント終わりにあんまりしゃべれなかったこととか思い出して後悔する。でも、前みたいにしつこく悩まなくなったのはいいこと。なんかね、人と話す時、あれ言おうとか、どう返そうとか考えて、その場に集中できていない気がする。柚木麻子さんがツイッターやめて寂しかったけど、先々週からはじまったポッドキャストY2K新書」がおもしろい。今回も手を叩いて笑ってしまった。2000年代のカルチャー、主にドラマや歌、ファッション、雑誌のことを話すんだけど、柚木さんと年が近いからこの辺りのカルチャーが懐かしすぎる。イベントのことで後悔してたけど、これ聞いて笑って忘れられた。笑いに救われる。この日もサロンパスぺたぺた貼る。