2023.4.24

金曜日、全然寝つけなかった。トイレ何回も行っているのに残尿感があって、落ち着かなかった。老化だ。これ外出先でなったらやっかいだな。土曜日は朝から図書館で本借りて、朝マック。先週旅行で使ったし、この日は午後もカットだから朝マックはやめようと思ったんだけど、旅行でさらに出かけたい欲に火が付いたのか、行きたかったので、行ってきた。借りた本を読む。「月まで行こう」という韓国の小説。感想にはネタバレあり。20代後半の独身女性3人は、物価の上昇に給料の上昇が追い付かず、欠陥のあるワンルームで一人暮らし。実家からの援助も望めない。お金に詳しいウンサンの勧めで、仮想通貨への投資をはじめる。大金を手にしたら欲をかいて破産したり、うまい儲け話にだまされたりというのが定番かなと思ってよんでいたけど、最後は、タヘが3種類のホットクに砂糖をたっぷりかけてもらうってシーンが途中であって、3つも食べすぎじゃないと思ったんだけど、なるほど、そういうことかと納得した。このラストは好き。タヘとサンウンの関係は、「シスターズ」を思い出す。お金がない時に、会社に人を住んでいる場所や出身大学で判断して、人柄そのものを見れないって思ったり、お金があることで、奨学金が全額返せたり、欠陥のない部屋に住めたり、怪我をした母親に仕送りができたりと、心配事が減らせて生活が落ち着く描写と、こんなにいいホテルに慣れてしまったら、もう戻れないんじゃないかって焦りとか、細かい心理描写がよかった。途中で、チソンだけタヘやサンウンと、雇用形態が違うことが分かる。2人は正社員だからそのうち役職もついて責任のある仕事も任されるけど、チソンはオーオーと呼ばれる無期契約なので、役職もつかず、たいした昇給もせず、仕事内容もそのまま。チソンは最初仮想通貨に乗り気じゃなくて、一喜一憂している2人を馬鹿にしているんだけど、サンウンがあんたはオーオーなんだから、一番お金のことを考えないといけないんだって怒る。チソンの未来って、私の今じゃん。自分のこれからじゃん。私の前にもサンウンオンニ現れないかしら。

帰ってから家事。そろそろ家を出ようかなというときに、お腹が痛くなる。めんどくさいって思ってたからかなーなんて思ったけど、そしたら毎朝会社行く前に腹痛になるはずだから、これは気分とは関係ないと思う。地下鉄降りて、少し時間があったので駅のベンチにしばらく座っていたら少しよくなる。店に向かおうと歩いているとまた痛くなるので、座っていたら大丈夫ということは、カット中は座っていられるからとりあえず着けば大丈夫と思って美容室に向かう。カット中は眼鏡外さないといけなくて、外したら何にも見えないから、目をつむっていたら、気が付いたら寝てた。寝てたらあっという間に終わった。おなかも治った。カット代値上がりしたし、しばらく外出控えるから、前髪をいつもより短めにした。前髪短いと子どもっぽく見えるけど、しばらく持たせるためには仕方がない。次に、本屋へ。4月入ってから街には出てきているけど、パンツを探すためだったから、大きな本屋は1か月ぶりくらいかな。1時間くらいいて、久々にお気に入りのカフェに行く。店員さん、マスクしていない。マスクをどうするかは店が決めることだから、仕方ないよね。19時くらいに帰ったので、すぐに風呂に入る。録画していた、クローズアップ現代の「女性のひきこもり」を見る。久々にお酒を飲む。ハイボールだと気分が悪くならない。この日は問題なく眠れる。

日曜日は午前中に家事やって、読書の続きとドラマを見る。昼頃に散歩に出る。1時間位歩いて、1時過ぎにいつものマックに行ったら、混んでる。やはり昼時は混むんだね。でも、10分も待たないで注文できた。持ち帰りが多いから、席は空いている。読書が捗る。「死にたいって誰かに話したかった」がよかったので買った、南綾子「タイムスリップしたら、また就職氷河期でした」を読む。感想にはネタバレあり。2019年、非正規アラフォーの凛子は、氷河期世代再就職セミナーに参加する。そこで、就活当時知り合った鶴丸と再会。すると、雷が落ちて、2人は1999年にタイムスリップしてしまう。1999年、就職氷河期でなかなか就職ができず、その後もパワハラ、セクハラ、ブラック企業で大変な目にあった2人は、人生をやり直そうとするが。2人とはほぼ同い年なので、重ね合わせて読む部分も多かった。凛子は最初の人生で、セクハラに抗議して首になっているので、2回目の就活の面接で担当者からのセクハラを心配する他の女子学生に、就職するためだから我慢すべきと言ってしまう。それを信じてセクハラに耐えた女子学生の辛そうな様子に気が付いて、凛子は担当者に猛抗議する。その会社には採用されなかったが、別の会社で1回目の人生で労務に関わっていた経験を活かして、育休を取りやすくしたり、女性だけじゃなく男性も時短勤務できるように制度を変えていく。鶴丸は2回目の人生で、同じ会社の他部署に、1回目の人生でテレビの特集で見た、パワハラで自殺した男性がいることに気が付く。1回目の人生で自分もパワハラ受けた上、部下にもパワハラをする側に回ってしまったことを後悔している鶴丸は、その男性を何とか助けようとする。2人が働き始めた2000年代前半は、今のようにパワハラやセクハラという言葉はなく、されるほうが悪い、される方が我慢すれば収まるって風潮が強かったと思う。もちろん今もそれはあるけど、そういう時代を生きてきた2人が、2回目の人生で、若い人が自分と同じ目に合わないように助けようとすることに、心を打たれた。中には、自分は我慢してきたのにって若い人も耐えるべきって考えの人もいるけど、2人はそうならなかった。凛子が2000年代に40代独身で出世や昇進からも外されてそれでも働き続けたマリさんに、マリさんみたいな人が辞めずに働いてきてくれたから、自分たちも今働けるんだって感謝の気持ちを伝えるけど、これは2人にも言えることだと思った。この作品も、「月まで行こう」も、若者や氷河期世代が置かれている状況は、決して自己責任ではないってことが書いてあるのがいい。とてもいい。南さんの作品で読んだのは2作品だけだけど、だからお前はだめなんだ、うまくできている人もいるんだから自己責任だってことを絶対に書かないという強い意志を感じる。

帰るころにはレジ前も空いているので、今度からは昼時を避けてこよう。「離婚弁護士シン・ソンハン」見終わる。ギヨンがなぜあんなに伯父になついているのかが分からない。3歳で両親が離婚した時は、ソンハンはドイツにいて、その後一緒に暮らしたわけではないのに、毎回抱きつくぐらいに会うことを喜ぶのがひっかかる。過剰適応というか、今いるところが辛いから、伯父さんと暮らすために頑張って喜んでるんじゃないかとか心配になってしまった。次は、クイーン・メイカー見ようと思ったけど、マーベラス・ミセス・メイゼルを見ようかな。週1回更新のほうがそれ以上見れないからいいかもしれない。

マックでポテトのMをぺろっと食べたのに、帰ってからさらにおやつを食べてしまう。ユニクロのタックワイドパンツきつかったらどうするんだよ。どうしよう。次からSにしよう。美味しいからっていっぱい食べてはだめだ。ポテトって美味しいよね。マックのBGMでモーニング娘やスピードやルナシーがかかるの、懐かしい。モーニング娘は、初期のね。Y2K新書は今回も爆笑だった。