2023.6.19

落ち込みが激しい。もう終わったことなのに、先週のミスを引きずって、後悔と自責。いつものパターン。調子よかったのに。久々だからか、前ほどの落ち込みはなくても、妙にきつい。すんごい重いものが上に乗っかてる感じ。前はぐるぐるという荒波に振りまわれさている感じだったんだけど、今は押しつぶされそう。

金曜の夜に、待望の「Y2K新書」の新エピソード配信されていて、寝ながら聞く。ところどころ寝てたかもなので、後でまた聞こう。今回は「日本のドラマとセクシャリティ」ということで、昔のドラマは、いわゆるマジカルゲイとして描かれたり、ドラマの中で死んでしまったりと、でも、最近でも全然あるよね。大豆田とわ子とか。柚木さんの新刊「オール・ノット」に出てくるミャーコは、何の役にも誰の役にも立たなくて、ずるくてだらしない。私が思い出したのは、「彼の見つめる先に」という映画。監督自身がゲイで、自分が子どもの頃見ていた映画ではいつもゲイが死ぬか、悲劇的な結末を迎えるのが嫌で、そうじゃない結末を撮りたかった、今の同性愛者の子たちに見てほしいって話していた。竹中さんがいろんな話に、「それSATCだったら、このエピソードだね」って返すってことを、「SATCインデックス」と呼んでいて、自分の場合は、色んな物語インデックスかもと思った。

土曜日は、朝起きたら体も気持ちも重くて、これはまずいと思い、いつもの家事が終わったら、気分転換に出かけようと思った。お昼食べたべて、出れる状態ではあったんだけど、14時とか混んでそうだからどうしようと迷って、でも、家にいても落ち込むだけだから、出かけた。案の定混んでた。ユニクロのタックワイドパンツが、前に買ったのはツータックだったけど、新しくワンタックが出たので、試着してよかったらベージュを買おうかなと、ユニクロに行ったら、試着室もレジも並んでいる。他の買い物済ませてからにしようと、一旦店を出る。買い物して、ちょっと歩くけど、空いているカフェに向かっていたら、道を聞かれる。教えて、別れたら、また別の人に道を聞かれる。最初の人には答えられたけど、次の人のは分かんなかった。無事にたどり着けるといいな。さて、カフェは思っていたより混んでたけど、一人客が多いので、落ち着いて読書ができる。読んでいるのは「辮髪のシャーロック・ホームズ」。イギリス統治下の香港が舞台。シャーロックホームズといえば、ベネディクト・カンバーバッチ主演のドラマ版の印象が強いので、本作の主人公は全然変人でも傲慢でもないなと思ってしまった。注釈が充実していて、清朝末期の香港の様子や、清国の歴史なんかが知れておもしろい。と同時に、自分は全然歴史知らないんだと思い知る。本書は、歴史を知らなくても楽しめる作りにはなっているんだけど、海外の物語見たり読んだりしていると、歴史や宗教を分かっていればもっと楽しめるんだろうと思って、何度か手を出しては挫折を繰り返している。

16時半ころユニクロに戻ると、試着室の行列は解消されていたので試着。ワンタックの方が、すっきり見えるし、しかも生地が薄くなっているし、ハイウエストになっているし、よりいい。店頭で買うと、裾上げ頼んでまた取りに来ないとだから、家でネットで注文した。べージュだけにしようと思ってたんだけど、ツータックで買ったナチュラルも試してみたら、ワンタックの方がすっきり見えるので、買ってしまった。あと、子ども用のサロペットがかわいくて、160を試着したら、よかったので、これも買ってしまった。ユニクロのキッズサイズは昔から買っていたけど、昔は150までじゃなかった?うろ覚えだけど。

きついよ。こういうときどうしたいいんだっけ。体を動かす、ストレッチ、笑う、目を閉じて深呼吸。

家に着いたら、部屋着に着替える前に風呂。遅くに、といってもこの日は18時過ぎだけど、帰ったときは、帰ってすぐにお風呂に入るのがいい。ご飯を食べながら、「デトックス女子会会議室」の配信を見る。2回目。詳しく書けないけど、おもしろい。落ち込んでいる時は、笑いに限る。

日曜日も朝起きたら、昨日と同じ感じ。起き上がるのが億劫で、30分位寝たままSNSしてたけど、このままじゃだめだと、久々に朝マックに行く。引き続き「辮髪のシャーロック・ホームズ」を読む。10時近くなってくると混んでくるので、店を出る。食材買って帰って、家事。「プラトニック」はまだ配信開始分が残っているけど、前に途中まで見ていて「ディキンスン~若き女性詩人の憂鬱」を見る。4話の途中まで見ていたけど、あんまり覚えてないので初回から。詩人、エミリー・ディキンスンの物語。多くの詩を残したエミリーだけど、存命中に発表されたのは、10編の詩と1通の手紙のみ。死後、多くの作品が評価される。感想にはネタバレあり。1800年代、アメリカ。エミリーは詩を書き、大学での授業に憧れるが、女は良妻賢母であることが第一で、両親から猛反対される。父親はエミリーには甘いけど、女にも学問は必要だが、男と女では役割が違うため、女が男と同じ学問をすることには反対している。エミリーはそれに逆らっていろいろやるんだけど、母親から生活費を稼いでくれる父親を第一に考えるべきだ、この部屋もベッドも食事も、父親が働いているからあなたが享受できるんだと諭される。女だから勉強もできないし、専門性のある仕事にもつけないのに、そんなこと言われてもとは思うんだけど、生活できないと困るもんね。この後エミリーは火事が苦手だけど、メイドにパンの焼き方を教えてもらって、父親に出す。このシーン泣いてしまった。いくら仕事が辛くても、働かないと生活できない。自分と重ねて見てしまった。

14時半ころ散歩に出たら、風が強くて寒い。一旦戻って、上着を羽織ってから出直す。いつもの1時間コースを歩こうと思ったんだけど、風が強くて、予報では雨ではないんだけど、雲行きが怪しいので、途中で切り上げて本屋へ行く。「100分de名著」の6月号の「ショック・ドクトリン」が気になってぱらぱらめくって、買うことにする。立ち読みした雑誌で、下半期の占いがあって、そこにいいこと書いてあって、なんか応援された気持ちになった。買おうかと思ったんだけど、1300円もするので、やめた。帰ってからすぐNHK+で第2回目を見る。第1回目は再放送がNHK+では見られなかった。見ている途中から、ショックだった。

「どうする家康」見終わると、明日も仕事だと一層暗くなる。「サザエさん症候群」というのがあるけど、私は「大河症候群」かもしれん。本が読めないほどの落ち込みではないので、「ショック・ドクトリン」のテキストを読む。このテキストは、寝る前に読むには向いていなかった。分かってはいたことだけど、改めて読むと、ショックを受ける。戦争や自然災害などの「ショック」が起きたとき、その混乱に乗じて、政府や多国籍企業が、国営企業の民営化や貿易自由化、福祉の削減などを実行していくこと。第1回目ではチリやイギリスの事例が、2回目はテキストは読めてなくて、放送されたのは中国やロシアの事例。自民党が大雨災害の時に宴会開いていたのは、「ショック・ドクトリン」ができると喜んでいたからなのかな。分かんないけど、あの写真が浮かんできて、そう考えてしまった。1回目を読んだろことでやめて、「辮髪のシャーロック・ホームズ」にする。落ち込んでいるけど、寝つきはいいので助かる。