2023.6.29

「ハッピークラシー」の第2章、幸せと新自由主義の結びつき。幸せが様々な指標となると、幸せになるためには、環境を変えるよりも、内面に目を向けて、感じ方や考え方など、自分が変えられるものに集中すべきだというメッセージが主流になる。これ、権内と権外の考え方じゃん。「その悩みエピクテトスならそういうね」を読んだ時も、懸念はしたけど、そうなのか。マインドフルネスも同じ文脈で出てくるけど、ポジティブ心理学がすすめるこの考え方は、経済の不安定さや、政治の駄目さから目を逸らさせるため。2008年のリーマンショック後、マインドフルネスが大ヒットしたのも、このため。自分が変えられるものに集中すべきという考え方は、当然だけど何ににでも当てはめていいわけじゃない。気をつけないとと思いつつ、でも不安な時代の中で、自分を精神的に保つ必要もあって、見極めがいるのか。見極めるためには、知識が必要。権内と権外の考え方もマインドフルネスもそれ自体はいい考え方なのに、新自由主義に巻き込まれると、商品になってしまう。

結局昨日は宝くじ買わなかった。ネットで簡単に買えると言うけど、買うまでの諸々の登録がめんどくさい。当たってたかもね、当たったら昨日書いたとおりに過ごすつもりだけど、浮かれて買い物とかしちゃいそう。少しぐらいならいいけど、周りにはお金持ってるとばれないようにしなくてはならない。

休みが遠い。週末は遠出をやめて、食事だけにしようかなと思っていたけど、感染も増えているみたいだし、図書館に本取りに行かないとだしでやめにした。図書館も近くのではなくて、街中を指定した。コロナ禍になってから、大きな中央図書館の本を近くの図書館受取で予約すると前より届くのに日数かかるようになっているような気がして、すぐに受け取りたいから、街中にした。ここは、早いと翌日には受け取れる。例の勉強する本ね。街中出たついでにバーゲンのぞいてこようかなと思っていて、そうすると土日でかけることになって、考えただけで疲れるので、食事を延期したんだけど、ちょっと不安があり、やっぱり行こうかな。私は気分屋なところがあり、一人の予定ならどんどん変えて行っちゃう。人と約束しているとできないけど、親だとまあ、一人の予定とは同じようにはできないけど、まあすることはある。久しぶりに石井さんの本を開いたら、7月の中頃から8月中にかけて、家族会議が必要になる大きな動きがあるって書いてあって、介護でしょ。と思った。ついにくるのか。その前に確認しておかないといけないことがある。でも、3月には人生の転機となる出来事があるとか、他の月には人から誘われて忙しくなるって書いてあるけど、何一つ当てはまらなかったので、杞憂であることを願うが、介護はいつか来るからね。勉強頑張ろうかなと思った矢先のこれ。は、起こってもいないことで必要以上に悩まない。

明日行けば休み。明日行けば休み。明日行かずに休みたい。毎回同じこと書いてる。知ってる。

「ある女」読み終わった。上半期のベスト10には入らないかな。でも他の本も読んでみたくなった。

虚しい。「ハッピークラシー」によると、内面と向き合うと不安になって絶望して、やりがいまで失うらしいけど、じゃあどうしたらいいの。これ書いていること自体が逆効果ということなんだろうか。虚しいまま生きればいいのかな。一人でいるのが好きだって言って、それを実際にできるのは、親がまだ元気だからで、親が亡くなって一人になったら、そんなこと言っていられなくなって、やっぱり今から誰かを見つけておいた方がいいのかな。能町さんの「結婚の奴」で書かれていたような、恋愛関係にはない、ある意味生存戦略としての結婚(はしてないけど、同居してる)は、理想だけど、ハードルが高い。そんな相手が見つかるとは思えない。虚しい。親が死んだらこの虚しさに加え、孤独、働けなくなったらお金の心配、年を取ったら病気や衰え。暗くなってきちゃった。例えば、仕事が充実していたら、この虚しさはなかったのか。知るかそんなの。仕事が充実した事なんてないわ。愚痴はさておき、仕事が充実していてもやってくるのが中年の憂鬱でしょう。勝てる気がしないし、戦いが終わる前に更年期もやってきそうだし。あ、母親に更年期のこと聞いておこうと思って忘れていた。勝つとか戦いとか書いたけど、中年の憂鬱とは戦わない方がいいし、勝つ必要もない。虚しいまま生きるしかない。こんな日もあるというか、こんな日ばっかりだけど、ただ、ここ1ヶ月くらいはここまでの虚しさがなかったから、こんな時期もあると思って過ごそう。

予約枠がいっぱいなのに、予約したい本が新着で2冊ある。1冊は諦め、1冊は予約の本1冊取り消して予約。諦めた1冊は翻訳小説で、翻訳は日本のに比べると予約数少ない傾向だから、週末で空く枠で予約する。予約取り消した1冊は、貸し出ししてないセンターに行けば読めるから、と言いつつ、読みに行かないけど。

最近トイレが多いと言われている人がいて、自分の経験上、転職活動しているのではと思っている。前にちらっと上司と合わないって言っていたし。自席だと電話に出られないし、メールの確認とかもしづらいから、トイレか、トイレ行く振りして一人になれる場所かでするしかない。履歴書に就業中は電話に出られないからメールでほしいって書いても、電話で来るんだよね。あれは、電話対応がみたいからなのかな。ある意味面接が始まっていたとか。転職できるなんてうらやましい。でも、転職活動はしたくない。面接もいやだ。やっぱり、宝くじ当たったら速攻で仕事辞めたい。さっさと辞めたい。なんでこんなところで働かないといけないわけ。辞める、絶対に辞める。明日も仕事か。考えただけでちょっと具合悪くなってきた。明日行けば休み。明日行けば休み。仕事辞めたい。

「ハッピークラシー」読み進めれば読み進めるほど面白くなってきた。第3章の「職場でポジティブであること」はかつて読み漁った自己啓発書がいかにポジティブ心理学に影響されていたかがよくわかる。やりがいのある仕事、快適なオフィス環境、仕事に見合った給料や昇給が社員を幸せにするのではない。幸せは結果ではなく前提であって、幸せな社員は、やる気もあり生産性も高く、クリエイティブである。だから、企業は働きやすい環境を整えるよりも、「幸せな社員」を作り出すことに力を入れるべきだ。海外の有名企業では、CHO(チーフ・ハピネス・オフィサー)という人事部の役職者がいるらしい。この人の仕事は、社員の幸せを増やすこと。こわ。思い出したのが、「私の解放日誌」の解放クラブ4人目のメンバーの彼女、「幸福センター」みたいなとこで働いてたよねってこと。あの会社にCHOがいて、社員全員クラブに属することって決めたのかなとか考えてしまった。ポジティブ心理学が企業にもたらしたことは、働いているうえでの不満や不安は企業のせいではなくて、自己責任ですよってこと。そりゃ、企業は飛びつくわ。そして、これを読んでもなお、まだその考えが拭いきれない自分がいる。天職もね、でもさ、どうせ仕事しないと生活できないんだから、その仕事に少しくらいやりがい求めてもいくない?いや、これは高くはないけど、生活できるだけの給料がもらえている自分のおごりか。でもさ、私も辛いんだよね。誰にも愚痴れないのでここで愚痴る。つらいつらい。第4章はさらに身につまされそうな内容。