2023.7.6

仕事してる夢を見た。夢の中でも自分は仕事ができなくて、人の輪に入れなくて、夢でぐらいいい思いさせてほしかった。

「世界と私のA toZ」の著者、竹田ダニエルさんの記事読んでいたら、「YOLO」という言葉がでてきた。You only live once=人生は一度きりだから楽しもうという意味。これ、「プラトニック」でニックの若い彼女(ごめん、名前忘れちゃった)の誕生日パーティーのテーマで出てきてて、掛け声みたいに「YOLO」「YOLO」言ってはしゃいでて、特に意識してなかったけど、こういう意味が込められていたんだ。確か彼女は26歳の誕生日。で、40前半のニックは、このはじけぶりを見て、彼女は若すぎると気が付いて、別れるんだよね。竹田ダニエルさんが言うには、「YOLO」には2つの文脈がある。一つは「置いていかれる恐怖心からくる「YOLO」。SNSなどで友達が投稿した何気ない写真を見て、この子は私より充実している、と虚しくなり、自分も充実できるように行動しないとというプレッシャーからくるもの。

もう一つは、ある意味やけくその「YOLO」。コロナ禍、環境問題、毎日目にする不条理なニュースに「どうせ世界は破滅的なんだから好きに生きよう」という気持ちが生まれた。長期的な夢を描きにくく、頑張っても報われるわけじゃないと子供の頃から分かっている。加えてコロナ禍で死を身近に感じざるを得なかったことで、若者たちがかなり早い段階で「どうせ死ぬんだし」という思想を持つようになった、と。

私が「どうせ死ぬ」と言い出したのは最近で、若い頃はなかった思想。若い頃は自分が死ぬなんて遠い昔のことに思えたし。

実は転職活動しているのでは、とにらんでいた人とは違う人が退職する。勘の悪さよ。いいなあ、仕事を辞められるなんて。サマージャンボ買おうかな。結局金だよ。郵便局の求人がポストに入っていて、時給千円ちょっとで、1日8時間週5日勤務。今と勤務時間変わらないのに、額面16万ちょっと。ここから税金引かれたら、14万割るよね。初心者OKだとこのくらなのかな。ここだって受かるかどうかわからない。3年連続で過去最高税収を更新していて、決算余剰金約2兆6千億円の半分を防衛力強化の財源に使うんだって。それでも消費税上げようとしているし、退職金からも税金取ろうとしているし、年金の支給年齢は引き上げるし、市民の生活なんてどうでもいいんだと思う。

「世界と私のA toZ」、今のアメリカの音楽シーンのパートを読んでいる。音楽を洋楽邦楽問わずほとんど聞かないで勉強になる。今話題のアーティストは、「Y2K」ファッションに身を包み、90年代から00年代の影響を受けた楽曲を作成している。Z世代のアーティストは、学生時代がコロナ禍だったり、数々の不況を経験しているので、この時代の漠然とした明るい気楽さに憧れがあると言う。しかし、曲自体は影響を受けていても、歌詞には違いがある。より倫理観が進歩しているという。過去の楽曲は彼が浮気して別れたら、「女の敵は女」に落とし込むような、相手の女性を攻撃するような歌詞だったのが、今では元カレに対して怒りを向けたり、自尊心を守るために自分と向き合うような歌詞になっている。これには、メンタルヘルスに対する大きな意識の変化が影響していると。今年の春に東京で買った日記、20代前半くらいの若者7人が1ヶ月の日記を書くという本を思い出した。実はまだ途中なんだけど、小説も読めるようになってきたのでね、この若者が自分を卑下することもなく、自己分析ができているのがすごいと思っていたんだけど、これも「メンタルヘルスに対する大きな意識の変化」が影響しているのかも。Z世代の一つ上の世代、ミレニアル世代だと、弱いことは恥ずかしい、弱さの克服が強迫観念のようにあって、自分の欠点をなくして成長しようみたいな、そういう風潮だった。まさに、ポジティブ心理学。著者による歌詞の分析が興味深いので、聞いてみようかな。聞いても分かんないから、訳を探そう。この前の章で、Z世代にとって勉強することはクールで、分かりづらいことに対して抵抗が少ないと書いてあった。素晴らしい、見習おう。Z世代のことを書いた本だけど、Z世代がその考えに至る流れや、さっき書いたようにZ世代のカルチャーが90年代から00年代に影響を受けていることで、ミレニアル世代のことも分析されているので、勉強になる。「ハッピークラシー」と近い時期に読めてよかった。