2023.7.11

「100分de名著」、林芙美子の第2回、松田さんという芙美子にとても親切で、芙美子もいい人だとは分かっているけど、どうしても好きになれない男性が出てくる。これを、「蛙化現象」という。説明によると、「グリム童話「蛙の王様」で、黄金の毬を池に落とした王女が泣いていると、蛙が「自分と寝食を共にすること」を条件に毬を拾ってくれた。しかし、女王は約束を守らず、醜い蛙を城の壁に思い切り叩きつけた。すると蛙は魔女の魔法が解けて王子に変身し、二人は結婚することになった。蛙化現象はこの逆で、好意を抱いている相手に好かれると嫌悪感を持つという「王子→蛙」の変化。その要因として、自身の自己肯定感の低さや相手に対する過度な理想化などがあると言われている。」

蛙化現象は聞いたことがあったけど、意味は初めて知った。この王女いいな。こんな理不尽な取り決めは守らなくて結構。ただ、醜いからと意思疎通のできる蛙を壁に叩きつける女性と、王子はよく結婚できるな。この性格だと、毬を池に落としたくらいで泣くようには思えない。王女なんだから召使に命令させて取りに行かせそうだけど、そしたらおとぎ話にならないのか。

柚木さんは、番組を見たらテキストを読んだも同然だから読まなくてもいいと言っていたけど、個人的には読んでよかった。「放浪記」を読み解くうえで、貧困は外せないキーワードで、その説明がより詳しいのと、フェミニズムの文脈での読み解きが追加されているので、番組は時間が限られているから盛り込めないであろうところも知れてよい。

虚しい。「シン中国人」読んでるのも、寝そべり族のこと出てないかなと期待しているから。でも、Z世代も寝そべり族も、まだ若いもんね。キャリアを積みたくなったら転職できるもんね。虚しい。中年女性の憂鬱を書いたものが読みたい。「女性の中年危機」というまんまのタイトルの本があるんだけど、図書館に入ってないんだよね。買う?

ドラマは何を見たいか分からず、AppleTVで「アフターパーティー」という、同窓会の二次会で殺人事件が起こり、参加者たちが目撃したことを語って行くんだけど、人によって違いがあったり、何かを隠していたりという、コメディなんだけど、いまいち合わない気がして、1話でやめた。続いて「シュリンキング 悩めるセラピスト」、妻を亡くした悲しみから立ち直れないセラピストのジミー。子どもともうまくいかないし、お隣さんには迷惑かけるし、患者のセラピーにも支障がでるレベルで落ち込んでいて、その情けない感じがいい。ハリソンフォードも出てる。暗い感じではなくて、コメディチックなのもいい。これを見る。トム・ホランドの「クラウデッドルーム」も興味あるんだけど、AppleTVの無料体験が7月末までで、それまでに最終話までの配信がなさそうだから、見ない。8月に「フィジカル」、9月に「モーニングショー」の新シーズンが始まるから、また戻ると思うけど、いいタイミングでまた無料期間があるといいな。AppleTVの無料体験終わったら、しばらく何も契約しないでおこう。こないだラブコメを紹介したZINEを買ったら、8割くらいネットフリックス作品だった。ネットフリックス強いな。あ、D.P.の新シーズン始まったら、ネットフリックス戻ろう。