2023.9.21

早速「仁義なき戦い」を見たんだけど、主要人物かと思う人たちがばんばん殺されていくので驚いた。広島に原爆が落とされたシーンから映画は始まる。広能は復員したばかりだし、戦争の影響は大きい。山守組が急拡大したのも朝鮮特需だし。これを見ようと思ったのは「世界サブカルチャー史」で、それまでの義理人情を重んじる極道映画とは違い、タイトルの表す通り仁も義もない極道映画だと紹介されていたから。本当に組にとって広能はただの駒。3作品が同じ年に公開されているんだけど、いっぺんに撮影したのかな。1作目もこれで終わりなのって感じだったから、最初から3部作構想で撮られたのか。

山守組の組長の妻がいいキャラだった。

「おひとりさま族」を見た。感想にはネタバレあり。

コールセンターで働くジナは優秀な社員。会社でもプライベートでも人と関わらず生活していたが、会社では新人教育を任され、プライベートでは母親が亡くなり相続の手続きで疎遠だった父親と連絡を取り合うようになる。

ポイントで見たんだけど、ちょっと後悔。紹介に「”孤独”を許容しない韓国社会で孤独に生きる女性が感じる1人でいる快適さと苦しみを丹念に描く。」とあって惹かれたんだけど、うーん、ジナは最後に言うけど、一人でいたいわけじゃなくて、人といたいけどうまく付き合えないから一人でいるんだよね。この紹介内容から、一人でいたいのに一人でいさせてくれないことへのいら立ちや、一人でいたいと思っているのにそれでも感じてしまう寂しさのことを書いているのかと思ったので、違うなと思ってしまった。

新人はジナとうまくやろうと気を遣うけど、ジナはそれが迷惑。ランチにも誘ってくるが、ジナは2人で座れる席を避け、一人で座る。これは、どうなの。新人も、先輩、こっち2人で座れますよって声掛けるけど、本当はうまく付き合いたいと思っている人の行動とは思えなかった。

今つらつらと考えていることはあるのに書けない。まとまらない。

魍魎の匣」がカウンターに届いたので週末借りに行こう。それまでに姑獲鳥は読み終わりそう。「狂骨の夢」が動かない。蔵書は図書館にあって、貸出可の状態で、予約が1番。こういう場合は早ければその日のうちに回送中になるんだけど、1日経ってもならない。実は前もあって、2,3日経っても回送中にならないから、一旦予約を取り消してすぐにまた予約を入れたら、翌日には回送中になった。忘れられていたのか、見落とされていたのか分からないけど、今回はラッキーかも。借りる時期をずらすことが出来る可能性が出てきた。前に予約していた別の1冊も届いているので、慌てずに読める。百鬼夜行祭りいい滑り出し。

まあ、私が悩んでいること、考えていることなんて既に誰かが悩んで考えているよなということなんだけど、90歳でマックで働いている女性の記事なんだけど、この女性は働くことがいい刺激になっていて、年金少なくて働かないと生活できないから仕方なくという人とは別の話だと思うんだけど、役割があるってちょっといいなと思ってしまった。働きたくないくせに、でも、仕事で役割があって、役に立てることで評価されたら、それはいいことだと思うんだ。今自分は働かなくていい理由を探しているけど、役に立てるなら役に立ちたい。役割がほしいとは思う。まあ無理なんだけど。「ブラックボックス」はこの辺のことを書いている作品だと思った。ここからネタバレあり。遠くに行きたいけど、それは距離のことじゃなくて、この繰り返しから抜け出したいということだった。でもサクマは刑務所に入り、ルールの中で生活することで、生活しやすくなる。サクマは他人が理不尽な目に合っていると自分が抑えきれなくなり、暴力をふるってしまう。そのせいで職を転々とする羽目になるのだが、刑務所の中でそれをやってしまったとき、一目置かれるようになる。ルールに縛られたくない、そこから抜け出したいと思っていたのに、実は縛られることでのメリットを望んでいた。とは、ちょっと書いていることからはずれている気がするんだけど、そんなことを思った。サクマは付き合っている彼女が妊娠したと知って、ちゃんとしなきゃと思う。ちゃんとしなきゃと思ったサクマの目に入ったが、スーツを着てタクシーに乗りこむ女性の姿だ。スーツを着て会社に通って残業して、それがちゃんとした社会人の姿だとして、彼女がそうなのかどうかは分からない。妊娠を知る前に、メッセンジャーとして働くサクマに会社から社員として働かないかと話がある。しかし、メッセンジャーの仕事は委託のため不安定な面もあるが、働けば働いた分だけ稼げる、しかし、体力の面でもいつまで続けられるかの不安もある。社員になれば安定はするが、仕事が増え、人間関係のわずらわしさもあり、時間も拘束され給料は、下手したら今より減る月もある。いったんは断ったサクマだが、彼女に妊娠発覚後、さりげなく確認すると、その仕事は後輩の横田が受けたことを知る。横田は24歳で、誰とでもうまく付き合える性格。30までに土台がほしいと思っていて、メッセンジャーの仕事を続けることに不安を抱えていた。きっと、横田の考えが正しいんだ。役割からの解放より、役割を求めている自分が嫌になる。でも、役割があって、役に立って、評価されるって、やっぱりいいなと思ってしまう。寝そべる意思はないのに、寝そべるしかできなくて寝そべっていたら、ずるいと責められ、いざ起きようとしたら、今更と責められる。何してもうまくいかない。仕事以外で役割をと思うけど、今でさえ休みが足りないと思っているのに、難しい。週休3日になったら考えたい。でも、仕事しないと生活できないから、そんな日は来ない。文字通り決死の覚悟をすればできるかもだけど、そんな度胸はない。なんだかんだ文句を言っても今のところで働くしか道はない。選択肢があるのが強いものなら、私はずっと強くはなれない。強くなりたかった。

台湾行こう。かな。一緒に言ってくれる人がいれば、英語ができれば、多少不安はなくなるけど、難しいので英語できないまま一人で行く。準備をしていくんだよ。「暗殺者たちに国紅を」、4人のキャラクターの掘り下げも、殺し方のバリエーションも、美術館の組織運営も、話の展開もよくて、翻訳小説にしては短めの400弱だったんだけど、中身がみっちり詰まっていた。背景に幅があるというか、書いていあることの後ろに膨大な層があるような、高く積み上げられた層に支えられた物語だと思って読んでいたんだけど、訳者あとがきによると、作者は調べたことの3割しか書かなかったらしい。7割に支えられた物語ってことだよね。やっぱり、準備大事。そう、準備と言えば、来年長めの休みが取れるから海外に行こうと思っているんだけど、いきなり海外に行くのも怖いから、近場のアジアで慣らしておこうと思っているの。準備。インボイスはじまったらまた値上げラッシュと思う。インボイスやめてほしい。

何か着たいか分かんなくなってきた。書いても書いても言葉は出てくるのに、違う違うこれじゃないと思いながら書いては消して書いては消しての繰り返し。頭の中らまとまらないけど、書いて消した部分はなんか違うと思っている。

あと1日。そしたら休み。休みたい。

安住さんがラジオで木曜日から気温が下がると言っていた通りだ。一気に下がったから、徐々に徐々に下がってくれていいのにと思った。そろそろ鍋への切り替えを考えないとだけど、8月末頃に冷や汁の素をまとめ買いしたのがまだあるから、食べ終わったらにしよう。そしたら考えなくていい。私は献立を考えるのがめんどくさいので、平日の3食は毎日ほぼ同じ。鍋は野菜がとれるけど、ほぼ同じものしか食べていないから、バランスはよくない。これこそ健康短寿では?夏の夕食は冷や汁なので野菜は減る。