2023.9.28

昨日は有休だった。なのにうっすら不安で、今日が休みでも後2日も仕事に行かなければならないと思っては落ち込んで、あんまりよくなかった。

せっかくだからモーニングに行こうとバスで10分、そこから歩いて10分位のパン屋に行ったら休みだった。あらら。事前に調べたんだけど、行きたい店が多すぎていろいろ調べてたから、どの情報がどの店かちょっとごっちゃになっていた。住宅街の中なので近くに店もなく、一番近くで調べていた店は9時半オープン。この時8時半。仕方ないのでバス停まで戻り、そのすぐ近くに地下鉄の駅があるのでそこから街に出て、別の店でモーニング。平日の9時なので空いている。重いけど持ってきた魍魎を読む。本当だったら、8時半からモーニングで、その後歩いたら2,30分の9時半オープンの店に移動してみっちり本を読む算段だったけど、街に出てきたら秋物見たくて10時頃店を出て、洋服を見に行ってしまう。このカフェが入っているビルがなかなかレトロな感じなので、トイレ行くついでにちょっと見てみる。

あれもこれもかわいいけど、試着しなかった。ほしいんだけど、買ってる場合じゃないなと思って。旅行も行きたいし、見るだけにした。次に行こうと思っている店が12時オープンで、ただいま11時過ぎ。朝無駄に歩いたからか、1時間位ならもうちょっと洋服見ようという気も起きず、カフェに入ってしまう。ほら、言い訳するなら、今日は本を読むための休みだから。一人掛けの席に座れたので読書が進む。ここはいつも混んでいるから入ること少ないんだけど、久々に入ったら店内のレイアウトが変わっていて、一人掛けの席が増えていた。ドトールって、テーブル小さいし、席もつめつめだけど、ここはドトール以上にテーブルは小さくつめつめだった。1時間くらいいて、次の店へ。ここは前に友達と来たんだけど、並んでいたので諦めたところ。店内そんなに広くないけど、半分くらい埋まっていて、運よくカウンターの端に座れた。カウンターの端好き。キッチンが一段高いので目の前はカウンターの壁で店員さんが作業するのが目に入らない作りなのもいい。ケーキも食べたかったけど、さっきカフェオレ飲んでお腹がいっぱいなのでコーヒーだけにする。美味しい。好み。少ししたら満席になって並ぶ人も出てきた。でも、2人客のなので、カウンターは3席で両端埋まっているので真ん中には座らない。なので隣に人が来ない中での読書は進む。居心地もいいしもう少し読んでいこうとコーヒーをお代わり。読書は進むが厚さが厚さなので読み終わらず店を出る。

家に帰って洗濯して、「仁義なき戦い 頂上決戦」の続きを見る。翌年に東京オリンピックが控えているから警察の取り締まりは厳しくなるし、市民も暴力団追放を訴えている。1から20年経っていて、街がきれいになっているんだよね。前は競輪場で警備の仕事とか、工事現場で仕事とかしていたけど、そういう居場所がなくなっている感じ。「代理戦争」で倉元が亡くなって、若者たちの犠牲の上に広島ヤクザの争いは展開していくみたいなナレーションが入って、「頂上決戦」では弘という若者が、上から迫られて暗殺して、警察に捕まってしまう。倉元にも弘にも父親がいない。母親が苦労して育ててくれて、倉元の母親が働く工事現場は倉元の母親と似た年の女性ばかり。弘の母親は原爆の影響かと思う傷が顔にある。敗戦から20年経っているが、母子家庭で幼い兄弟もいる弘の家は貧しい。倉元が広能のところに来た頃は、それでもまだヤクザが街に居場所があった時代だったのかもしれない。手が付けられないからと広能も教わっていた学校の先生が倉元を広能の元に連れて来て、面倒見てやってくれと頼むんだよね。これは、びっくりした。父親のいない息子達にとって、親父や兄貴は絶対の存在だったのか。親父たちの代はなあなあで済ませようとするけど、若い代が突っ走ってしまう。多数の死者、逮捕者を出して、広島抗争は幕を閉じるが、最後に原爆ドームが映って終わる。1の始まりは原爆ドームだったので、これで終わったかと思ったら、「完結編」があった。「完結編」では、警察の取り締まりがさらに厳しくなり、ヤクザは解散していて、政治結社を名乗っている。広能は前作で収監されてしまったのでまだ途中だけど、出番がほぼない。けど、クレジットは菅原文太トップなんだよね。さすが。広能は広島でこれ以上争いを起こしたくない一心でいろんな頼まれごと引き受けるけど、争いは止まらなくて、他の組のトップは、全部広能が悪いって広能のせいにされてかわいそう。結果、7年で網走だもん。山守の親父は1年なのに。打本もかなり面の皮厚いよね。

夕食の時間になってくると、憂鬱さが増してくる。後2日も行きたくない。けど少しのお金が必要。録画していた統一教会の元信者の証言による「危険なささやき」を見る。元信者の女性は、率先して資金集めを行うようになるんだけど、なぜそうなってしまったのかを解き明かす。女性はずっと母親の言いなりだったと言う。仕事も母親に言われたからそこで働き始めた。このままでいいのかと思っている時に、たまたま道で占いの勉強をしているという男性に声を掛けられ手相を見てもらう。男性は言う「あなたは今転機を迎えています」と。そして男性の先生にあたる人に引き合わされ、教団の教えのビデオを見せられる。自分が頑張れば世界が、家族が救われるという教えに感銘を受けた女性は、会社も辞め教団の活動にのめりこんでいく。

まずこの、「転機」だとか「あなたは特別だ」とか言ってくるのが常套手段らしい。中年はカルトにはまりやすと聞いたことがあるけど、わかる。何回も書くけど「ハヤブサ消防団」の省吾ね。「こんなはずじゃなかった」という思いを抱えているところに、こんなこと言われて役割与えられたら、ねえ。教団は目標が達成できなかったら、それはあなたの努力が足りないからだと言う。この女性は信者同士でワゴン車で生活していて、そうなると今までの交友関係から切り離されて、同じ意見の人しかいないので、より教えが強化されるみたい。「こんなはずじゃなかった」をぬぐえない自分は、そうなってしまう可能性があるから他人事じゃないんだよ。一時期ポジティブ心理学が元の自己啓発にはまっていた過去があるからなおさらそう思う。これも魍魎なのかな。京極堂は魍魎は境界線だと言った。誰だってなにかのきっかけがあれば、向こう側へ行ってしまう。関口君、京極堂が止めてくれてよかったね。「魍魎の匣」読み終わった。

魍魎が落ちたのは、増岡と兵衛かな。増岡は雨宮の方が陽子から信頼を得ていることが認められなくて、だから雨宮のことを見下す。しかし、増岡が否定する雨宮の生き方は、理解できないけど雨宮にとっては幸せだった。確かに他人の幸せや願いを、勝手にジャッジしてはいけないけど、美馬坂のやったことを私は肯定できない。陽子がどんな姿でも生きていほしいと我が子に望むのは否定できないけど、それを言うなら可菜子の気持ちは?と思ってしまった。いや、確認できないけどさ、美馬坂と陽子の自己満足じゃん。美馬坂が病気で心身ともに衰えていく妻を受け入れられないのは責められることじゃないと思うんだけど、だからって陽子ととはならんだろ。陽子も父がかわいそうだったって言うけど、なんでそれが性愛につながるのか分かんない。それ以外の愛し方はないの?でも、雨宮がうらやましいと思う関口君の気持ちが分かる。雨宮も自己満足なのに、何が違うんだろう。

10月28日にこじらせライブ、ゲストは阿佐ヶ谷姉妹。これは買う。能町さんが出演する配信で、ロマンス詐欺についての配信を買うかどうか迷っていたら、期限切れになってしまった。村井理子さんの「実母と義母」の配信は絶対買う。